あなたの中から 私が完全に消えても
私はあなたのこと 消さないよ
消せないよ
久々に聴くあなたの声を 忘れないように 聞き漏らさないように しっかり覚えておこうと思ったのに
遠い記憶の中の あなたの声しか響かないのは
何故?
あなたのココロを救えるのは あなた自身で
あたしの気持ちを乗せた言葉さえ 通り過ぎるだけの 風
それでも あなたの傍に居たいと思う 願いは消せないから
この声が掠れても その喉から紅い涙が滴っても
あたしはずっと 叫びつづける
もうすぐ雨フル 季節がやってくる
濡れたり 冷たかったり 不快だったり 心地よかったり
その日の気分で 水色が七色に変わる
そんな 季節とともに
あなたは あたしのココロに やって来た
淡い栗色の
柔らかい毛が
そよ風に揺れて
そのコはじっと立ちつくす
見付けた花に
触れることが
怖くて
ただ
じっと
立ちつくす
ピンクのワンピースより
白いリボンの靴より
その花を先に見付けたかった と
ひたすら じっと
立ちつくす
あなたはどうして
そんなにも素敵なのか
それは
素敵な毎日を過ごしてるから
止め処なく 湧き出る 山水のように
限りなく 広がる 空のように
こけても
つまづいても
歩き続けることを
忘れないから
前進することを
やめないあなただから
いつだって 眩しいほど
輝いてる
ふと 立ち止まる。
慌しい日常に
一瞬の 休息
少しだけ
日常を忘れて
青と翠の
『こんとらすと』
もう 季節が一周巡ったんだね
また
キミを思い出す
季節が 来るよ。
淡い栗色の 柔らかな髪に触れる 可愛いらしい その指先
キミの今日を 輝かせる その指先に 咲く とりどりの花
明日また ひとつ歳を重ねても 今日の愛らしさを 永遠に輝かせ キミは少しずつ 大人になる
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