どうしてキミは 光を目指すの?
其処に何があるというのか
第三者の瞳には ただの詰まらないモノにしか 見えないのに・・・
キミは その美しい羽根で ただ 羽ばたくだけ
ただ 藻掻くだけ・・・
ボクのこの手が
もう少し柔らかかったら
キミの頭を
やさしく やさしく
撫でてあげられるのに
ボクのこの手が
もう少し大きかったら
キミのすべてを
あたたかく あたたかく
包んであげられるのに
キミを楽にしてあげられる
力がなくて
ボクは 悔しいんだ・・・
一歩
不安を感じながらも
踏み締める
自分で造る径
自分で選ぶ道
だから
きっと
がんばって歩ける
思い出を
その入れ物に詰め込んで
もう
別々の生き物になりましょう
初めから
違うものだったのに
同じ入れ物に入れようとしたのが
間違いでした
いつもキミの影を どこかに追ってる
もう ずっと 昔のことのはずなのに
自分の中に 糸引くものなどないと ずっと生きてきたけど
ひとつだけ 消えない蝋燭の火のように チラチラ揺れる 影がある
手に触れないから 在り難くて
持ってないから 羨ましくて
食べてないから 美味しそうに見える
だけど
持ってるもの
大切にするので
いいのだと思う
そう言い聞かせて
自分を なだめてみたりする
大切なことは あたしでいること
誰でもない あたしでいること
今で満足しない あたしでいること
ときどき
あたまと
こころを
撫でてやること
ときどきでいいから
めいいっぱい
抱き締めてやること
小さなことを
大切にすること
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