あたしの 肉 と 血 で 満足できるなら
ぜんぶ 持ってって いいから
ココロだけは 奪わないで
心だけは
傷付けないで・・・
行き場を失った 可哀想な あたしの細胞は 身動きのできない空間で ずっと 小さく震えている
早く 外の世界が見たいと
早く 天に昇りたいと
ずっと ずっと 叫んでいるのに・・・
躰は素直で
唇は嘘つきで
心はいつも 黙ってる
せこいよね
そんな 存在
見えない人には 嘘しか伝わらない
キミのこと
すっぽり包んであげるから
キミは
ただ 目を閉じて
眠るだけでいいんだよ
ときどき 意味もなく やってみるんだ
『泣く』って行為
哀しいのじゃないけど
淋しいのじゃないけど
全部 流してくれるから
ココにのしかかってきたもの 全部 跡形もなく 流してくれるから
『泣く』ということは 何をするよりも 最高の快感を 本当は与えてくれる 行為なのかもしれない
いつもと違う時間が流れた ときは
あたしのココロの洗濯時間
ぶくぶくに膨らんだ泡の中
あたしのココロは泳ぎまわる
七色のシャボンが
無数に飛びまわって
夢みたいな時間が流れる
でも それも いつまでも続かない
片腕が 落ちたので キャッチボールは もう できません
片翼が 折れたので 羽ばたくことは もう できません
半心が 朽ちたので 愛することは もう 二度と できません
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