夢現の中で ボクを呼ぶのは誰?
優しい 温かい その声に包まれて このまま ずっと 眠りたい・・・
『手の冷たい人は 心があったかいんだよ』 あの人も 同じコト 言ってた
だけど この手の冷たさは あたしの心を そのまま反映して・・・
笑顔も忘れる
優しさも忘れる
あなたも忘れる
全部 忘れる
そして あたしは 独りになる
それでも いいほど 凍っている
何の断りもなく 踏み込んでくる影に 息を潜めて 目を瞑る
次第に融けていく 空気の中で かつて 覚えた 感覚を 感じ取る
「その時」だけは 忘れていたもの 思い出す
そして 今を 忘れ去る
あたしの 玉を傷付けたのは 誰?
大事な 玉を傷付けたのは 誰?
その 罪の大きさを その 肉で感じ その 詰らない心で 後悔しなさい
その 中身の無い頭を 抱え 死ぬまで 苦しみなさい
あたしの 玉を傷付けた 者よ
『不幸』という二文字を背負って 一生 生きていきなさい
不要物 廃棄
必要物 不明
『自分』が『何』かさえも 迷う 風
誰も 教えてくれない
誰にも 解らない
けど あたしにも解らない
この 塊
自分の足で立つこと辞めたって 誰も 代わりに立ってくれない
自分の足で歩くこと辞めたって 誰も 代わりに歩いてくれない
死ぬつもりもないんなら 立ち止まってばかりいられない
自分の意思で進むこと辞めたって 君は 孤独を覚えるだけ
それに耐えられるだけの強さを 君が 持っているとは思えないから
痛い足 引きづってでも 歩かなきゃ
情けない自分とも 向き合わなきゃ・・・
長い間 彷徨って 彷徨って・・・
『死ぬまで先が見えないのが 人生だ』
それは そうかもしれない
でも 自分が 見つからない
いつも ココロが ここにない
あたしの胸の奥で脈打つ この臓器は 何ですか?
ココロって 本当に 何処にあるんですか?
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