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2003年11月20日(木) 日本人です

気温が比較的高い。しかも久々に晴天。寝坊したため窓からの眩しすぎる日光で目を覚ますこととなった。バイトは特に忙しくなかった。日本人客2件。私が日本語を口にしたとたん、「あ、日本人ですか!」などと驚いたような反応を見せると同時に、急に肩の力を抜き、安心感を見せる。ほっとするというか。私だけではなかったらしい。疲れているときに限って日本人が多いのは、もちろん自分を甘やかしてはいけないのだが、ありがたいことでもある。外国人との接客を重ねるに連れ、最初の不安を隠せず怖気づいていた頃に比べると、慣れてきたのは当然だが、細かいこと複雑なことになると理解が十分でなかったり、説明が明快でなかったり、無能さを痛感することも多々ある。登る山は高い。


2003年11月19日(水) 通じない

自信を与えてくれるものを得たことで、自分自身を取り巻いていた何やらややこしいもの煩わしいものが、今となっては小さいものに思えてきた。最も重要なものに向かっていたはずが、どこかで道に反れたり、何かに邪魔をされたりしようとも、結局軌道修正される。それは自分の力であったり、他人の影響であったり。

午後にFUTURESHOPに行くつもりが、バスを降り損ねたため、WHITEOAKSまで行ってしまう。靴の修理以外に用はないので、すぐにまたダウンタウンに戻る。帰りにウィリアムに寄るが、注文のカウンターでしばし困惑に陥る。こういう日がたまにあるのだが、いつも行っているカフェで、いつものコーヒーのオーダー―単語にして8語程度―さえ英語が通じず何度も聞き返されたり。例の「声が小さい」以外の要因でこれは引き起こされたりする。たまたま相手が外国人のアクセントに慣れていなかったり、直前まで日本語を喋りすぎていたため変な英語のリズムになってしまったり、それ以外は原因不明。機嫌がよろしくない日に限って何故かこういうことが起こるので、その間に私のイライラは増す。おそらく接客する方をも同じ心情にしてしまう。

通じない日は、何故かどこに行っても通じない。心理情緒に左右されているというのなら、気分の優れない日は外へ出るなというのか。まだまだ不安定な英語。体得していない証拠。


2003年11月08日(土) さらに下がる

同じウェイトレスにはMakiという私の名前の代わりに"Roll"と呼ばれ、「なんでこんなに寒いのー」という驚嘆に、ルームメイトには「冬だからだ」という一言で片付けられる。今日は日中氷点下。

昨夜帰るのが遅かったり、ルームメイトの友人が訪問していたため、正午まで寝てしまった。ドリトスを昼食にしながら観た午後の映画は"When Harry met Sally"。以前から少し気になっていたので良いタイミングだった。メグライアンのラブコメだったが1度で気に入った。続けてスーパーマンが始まったがバイトのため冒頭だけを観て出かける準備。

バイトは適度に忙しかった。学校の、松下さん一家が来店。


2003年11月02日(日) 遅刻

昼に起きる。雨。ルームメイトは映画を観ていた。どうやらフットボールは中止になったらしい。ならフィギュアを見せて欲しかった。早めに家を出てウォルマートへ。しかし肝心のフィルムを忘れる。バイトへ行く時間なのだが、バスなかなか来ない。ただでさえぎりぎりのスケジュールだったのに、さらに遅れたバスのせいで、5分ほど遅刻してしまう。私が着いたとき、一時的に非常に忙しい様子だった。寝不足というのもあり、最初の数分は頭が働かず手元も頼りない。"More quick"と指摘を受ける。帰り際には、警告を受ける。遅刻するとクビだと。"I miss Janett." いつもの寿司シェフにキャリロールと天丼をもらう。ありがとうございます。避難場所のウィリアムで23:40まで時間をつぶす。読書とココアとマフィン。家に戻るとみんな帰った後だったので安心する。ルームメイトも機嫌良い。メイプルリーフが勝ったからだ。いつもに比べ、珍しく長く話した。非常に珍しい。

何かを、越えた気がする。


2003年11月01日(土) Party after the party

早朝に目が覚める。読書の残り。家にFAX送ろうとしたところ受話器を取られた。起きていたらしく、話す。スケカナ録画せよという指令。一瞬パニックに陥ったが、とりあえず先にトレイシーに電話してみる。"Ok"、と快く引き受けてくれた。家賃支払いのため銀行へ。帰ってまもなくルームメイトも帰宅。機嫌よく迎える。しかしまたすぐ外出。私はバイトへ。1階エレベーターが開いたときにちょうどルームメイトとすれ違う。また機嫌よく別れる。バイト適当に忙しかった。バイト中の記憶はあまりない。一時的に大量にテーブルを担当。22時過ぎに帰宅。家は留守。しかしついさっきまで居た模様。フリーウィリーとブレアウィッチのそれぞれ最後の部分だけ見たり。みんなどこにいるのか。しかしまったく見当がつかないわけでもなかった。選択肢はそう多くない。会えなかったら諦めるつもりで。着替えてから最初にオールドシカゴへに行くが見当たらず。初めて行くPochersへ。階段の下に居た。最初に気付いてくれたのが韓国人の友人。その後色々あって、まあ一応楽しい夜だったといえる。

YOU'RE Beautiful


川村 |MAIL