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2003年07月11日(金) 実は優しい

不調。一度は起きて外出してみたものの、どうもすっきりしない。米を炊いたり、6個3ドルのマフィンを試食したりしてみるが、ますます気分は悪くなる一方。結局何もできず、頭痛もし始めたため早い時間に再び寝ることに。

夜遅くにルームメイトがジェイミーと共に帰宅。やや大音量でMetalicaを聞き始めたようだったが、ここまで体調か崩れると、静かであってもそうでなくても眠れないことには変わりないので、気にせず、じっと動かずにいた。が、気分の悪さは普通でなくなりはじめ、トイレに数度駆け込む。一度、ジェイミーと鉢合わせ。すごく不思議そうな顔で数秒間私を見つめていた。その後部屋の中で一度嘔吐。二度目はトイレの中だったか。さすがに気付かれて当然だったか、ドアの隙間から大丈夫かと尋ねる。大丈夫だと答える。ドアをきちんと閉める余裕もなかったのかと自分を責めたいくらいだったが、吐いた瞬間を見られていなかったことが救いだ。それこそ家を追い出されるところだ。

気分も落ち着いて部屋に戻るとすぐに、ルームメイトがやって来て再び大丈夫か、何が起きたのかと尋ねる。何か必要なものが?とまで聞かれたときは、驚くしかなかった。あえて言うとコーラが飲みたかったが、家に無いのは分かっていたので、大丈夫だとしか答えなかった。それよりマットの言葉と、その気遣いが本当に信じがたいものだったので、その驚きのせいで、"Thank you" という一言さえも、最後に口にするのが精一杯だったくらいだ。


2003年07月08日(火) タマ

朝の電話で、タマが死んだことを母から聞いた。七夕の夜、タマ専用の箱の中で、それは本当に眠っているようだったという。その前日、病院の帰りに、いつも静かだったのに急に何かを訴えるかけるように鳴いていたとも聞いた。もういいよ、と言いたかったのだろうか。話を聞くが精一杯だった。話そうとすると、先に涙が出るから。今も画面が霞んでだんだんと見えなくなってきている。今日はもう書けない。タマは18年間、私が小さい頃からいつもそばにいた。たくさんの思い出をありがとう。最後は一緒に居てあげられなくて本当にごめんね。きっと今頃は、これまでに一緒に過ごした仲間にも会っているはず。大好きだった猫缶もたくさん食べているはず。元気に遊んでいるタマを思い浮かべて、思い出をありがとうという気持ちになった。


2003年07月07日(月) broken

予定通り、昼過ぎに起きる。歯痛は治まる気配がないため、やはり処方された薬を買いに行くことにした。21番のバスでHuron streetへ。待ち時間の間に少しばかりZellersで調理用品や家具を物色していた。SHOPPERS DRUGMARTで薬を受け取る。待てずに、バス停に着かないうちに薬を服用。バスに乗っているうちに薬が効いてきたのか、何やら手足がしびれる、フラフラするなどの症状が現われる。歯痛は治まったのだからそれで問題はないのだろうけれど。GARELLIA MALLに寄るが何も買わず、その後バーガーキングへ。店内はやはり今日も空いていた。歩いて家に向かう。

エレベーターから降りるとすぐに気付いたのだが、部屋からいつもの激しいロックが思いっきりドアから洩れている。またかという思いで、心の中ではため息をつきながらドアをあける。台所にウームメイオがいて何やら整理などをしていた様子。妙に今日は機嫌が良いらしく、普段はあまり見せない、やけにいきいきとした表情で、今日は何をしたんだとか私に尋ねてる。さらに、これは先日トロントで聞いたバンドだ、とそのとき流れていた音楽のCDジャケットを見せながら楽しそうに語り始める。何が、あったのだろうか。

早くも夜の10時になろうとしている。薬の副作用か、頭痛とめまいがひどく少し休んでいたが、いい加減寝てる場合じゃない、と起き上がった。部屋の外はまだ騒がしいが、壊れていたはずのCDウォークマンがどういうわけか今は正常に作動するので、TOEFLのリスニングでもしようか、または勉強用の?BGMを聞きながら、一日も終わりに近い時間にようやく机に向かう。


2003年07月06日(日) suffering

現在療養中である。何故カナダに来てまでこんなことで時間を過ごさなけければならないのか。時間の空費としか思えない。が、しかし体調が万全でないと、結局何も出来ないのだ。全く不可抗力的な病ではないものの、起きてしまったことには仕方がない。今はただ休むしかないのかもしれない。足掻いたところで、良い結果が出るわけではない。どこかでは、焦りはどうしても抑えきれないが。

といっても、1日中寝ているわけではなく、家にいる間、楽に読める本を数時間で読みきり、学校も仕事も控えているという怠惰な生活を積極的に選んでいるわけである。ろくに動かせない身体を仰向けにしながら、思わず馬鹿と自分に呟く。もちろんこの状態をあと何日も続けようとは思わない。とりあえず、ファミリドクターには掛かるかもしれない。再発の恐れがあるとしても、とりあえず来年一度日本に帰る時まで持っていればと願う。今この時点で問題なのは歯痛で、これに関しては木曜日に歯科を訪れることになっており、一度の治療で治まることであろう。


2003年07月04日(金) ショートカット

朝はいつも通り早めに起きて準備するが、出かける直前に再び歯痛にみまわれる。一瞬その場でうずくまってしまったが、何とかイブプロフェンを取りに行く。通常より大幅に遅れて学校に着く。すでにクラスは始まっているので、先にジャスティンと話す。仕事のことよりも先に、歯医者のことで。彼の行きつけの歯科を紹介して頂いた。ありがとうございます・・・。

授業終了後、カフェに向かう。途中の道でマット、ジャスティン、プラス韓国の女の子2人(そのうち一人は例の土曜日の夜酔って浮かれていた『客』だと気付く)に会う。やたらと露出の多い服を身に着けていたうえ、妙に落ち着きがない様子に思えた。私はジャスティンとだけ少しばかり言葉を交わして別れた。カフェで急いで昼食。コーヒーは小さいのにして、本日はクランベリーマフィンを選んだ。

予約していた美容院へ。学校から2軒隣にある。中は広々としていて、歩くと床が軋むがそれがまた良い。。担当はフランス語圏出身だという女性。最後まで丁寧に、かつ親切に話して下さったので最初の緊張はどこへ行ったのか、すごく居心地が良かった。ただ、長い髪に飽きたとは行ったけれど、これはあまりにも短すぎないかと、ケープを外し鏡に映った自分を見て思った。だけどまあ悪くないですね。

一旦帰宅。部屋はかなり暑い。珍しく、ルームメイトがいるのにソファに座り映画を観る。The End of days、だったか。観ている途中、突然大雨と、おまけに雷が襲来。午前中ジャスティンが誰かと電話中、午後に雷が来るらしいことを話していたのを聞いたのだが、こんなに晴れているのに、まさか雷なんかが、としか思っていなかった。その後30分ほど嵐は続いただろうか。直前までの晴天が一瞬のうちに全く姿を変えたのが印象に残りすぎた。ここはアパートの10階で、窓の外は本当に空しか見えないものだから、空が形相を変えると何よりも先にそれに気付く。まるで部屋が空に浮かんでいるようだからだ。10階自体そう高いものではないが、この周辺が森林だったり住宅だったりするので、窓の外の風景を遮るものがない。ブラントフォードでは大半の時間を半地下で過ごしていたので、見上げる風景が全く違うのも言うまでもない。一気に標高が上がったので多少戸惑いも見られなくもなかった。

嵐のあとルームメイトは外出。私は沙羅と電話。夜に一緒にビクトリアパークに行くことになった。


川村 |MAIL