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2007年02月05日(月) ■ |
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「LOVE IS BEAUTIFUL」 |
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「僕たちが歌うべきものが愛だったことを知った」 と、寒々しい(←誉め言葉)ことをリーダーは言うが、 本当にそうだろうか?本当にこのアルバムは愛を歌ってるだろうか? っつーか愛って何? 愛することと憎むことは、つまり構成してるものは同じこと、と気付きながらも愛を歌うからには、 相当なねじくれ方をしていなきゃきっといけないわけで。
LOVE IS BEAUTIFUL。
タイトルも寒々しいが(←誉め言葉)‥‥‥。 なんというか。 綺麗事、の部分がより殺ぎ落とされてるから、これは果たして愛だろうか? と思わずにはいられない一枚。 ってか、愛が有ることを歌ってんの?それとも無いことを歌ってんの? 愛のどっち側を歌うことが僕らがやるべきことなの?
本日は、実際の対人関係においても、歌や物語においても、 それがもつ「闇」にとかく魅かれがちなあたしが、 曲はともかく(爆)詞に異常に魅かれるGLAY3年振りの新しいニューアルバムのお話。
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っつーか今回曲もすげー好きなのよ!!(←人類史上最速の前言撤回) 凄いイイ。何が良いかってよくわからんが、ともかく良い。 なんかこの、全ての曲に流れるタイトルとは相反する雰囲気がイイ。
♪あまい さそい もの〜くろの〜〜〜(←ヒムロックマネ流行中)
ANSWERは微妙ですけれども‥‥(苦笑)
愛は美しい、となんとも寒々しい(←誉め言葉)タイトルのアルバムなのに、 良く見て。良く見て、コレ、歌詞カード。 どこだ?どこで美しい愛を歌ってるんだ?ん?言ってみ?
むしろ、なんていうか‥‥。 僕らに足りない愛と、僕らがこれから持つべき愛を歌った感じ。 余りにも世界を憂いすぎて、痛々しい。(←誉め言葉) あたしはテルさんの歌なんて大して巧いと思っちゃいないが(大好きだけど)、 それでも、このアルバムの曲を歌ってるのがテルさんじゃなかったらと思うと、妙にゾっとします。
TERUの昇華能力は、本当に凄いよね。 ALL STANDARD IS YOUがその歌で完璧に力を違う方向へ導かれたのと同じ、 多分同じだと思われる現象が、このアルバムにも起きてる。
‥‥‥‥いや、ちょっと待て。 違うんですよ。巧いんですよ。テルさん。このアルバムのテルさん。 っつか、LAYLAあたりからなんかおかしいな〜とは思ってたんだけど、 歌が巧いのよこのテルさん。 持ち味の素人臭さが無くなってるのよ。声も随分変わったし。(でも良い声だけど) 長年の付き合いになるTERUファンの友達からは、「テルの歌じゃない!!!」とメールが来た。 あたしもそう思う。しかし、その友達はそう言いながら大喜びしていた。 あたしもそう思う(笑) い〜い歌を歌ってらっしゃって‥‥‥‥ホント。
夏音のビブラート、よくカラオケ行ったらやってみるけど(笑)気持ち良いよね、あれ。
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でも、こんだけ曲あるけど‥‥。 一番好きなのは、夏音だなぁ、やっぱ‥‥。 なんか、歌が。あと、曲が。そして、メロが。 2回目の♪夏の 空は〜んとこなんか、夏のあの青く狭く硬くて重い空が、 確実に思い起こされるのですよ。 というか多分、この歌で歌われてる夏の空は、あたしが思ってる夏の空に限りなく近い。 大嫌いな夏なんだけど‥‥。
あー、そうか。 北海道の夏の空なんだ。 そうだ。 重すぎて圧し掛かってくる、あの青空だ。
圧し掛かる雲を見上げて‥‥と言えば、昨日Mラバで歌ってたあの冬の名曲ですが、 (名曲だが、あの切り方は無い) 冬は雲なんだよね、圧し掛かってくるのが。 夏は、空なんだ。 だから嫌いなんだよ、夏。 まぁ、それはいい。
あとSCREAMはやっぱ好きだなぁ!! ほんとにカッコイイ!!こんな曲書けたんだリーダー(爆) ってゆかシュン!!シュン!!!
一瞬にして盛り上がりすぎた(爆)
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リトルラバーズ(←おお、ファンっぽい)とかは大して好きじゃないですが、 このアルバムで一番心奪われるのは「I will〜」です。TERUさんの曲。 すげーテル好きみたいだな。別にそういうわけではないが。
なんつーか、この歌をTERUさんが自分で歌うために書いたのかと思うと、深い。 道は足で歩き行くものじゃなく、心で歩き進むべきだろう。 名文句ですね。 蒼寂の、例えば一度も〜の次に好きです。これはほんと。
心で歩き進むべき道の上で、こんなおっかない事歌ってどうするんだろう、このアルバム。 二律背反。 四面楚歌な感じもするし。 廃藩置県な感じもする。 間違いがひとつだけあります。
っつーかあれだよな、このアルバム‥‥。 LAYLAで終わるんだったら、なんの文句もないんだよ‥‥。 レイラの後にMIRRORが来るから、おかしなことになってんだよな‥‥。
これですよ、これ。MIRROR。
この‥‥darknessんとこのテルさんの歌声! これは反則だ‥‥ハイディのエバーグリーンと同じくらい反則だ‥‥。 この声でdarknessと歌われれば、やっぱ考えざるを得なくなる。 それが狙いか?あざといなぁ、リーダー(←誉め言葉)
影と闇をこのタイトルのアルバムの後ろに持ってくるのは‥‥。 やっぱ狙いだよなぁ‥‥。
ってか、このMIRRORってなんだろう。鏡って? 嫉妬でビーストが映ってた鏡ではないんだろう。 何だ。心か。心は闇じゃない!!(←KH) 離した手の主であるオマエが過去の自分、とかなら説明もつくが、 そこまで深読みするトコじゃないだろうし。 それともあれか。創った時、鏡でも見てたか、リーダー。
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あ〜、なんか今日明らかに書きすぎじゃね?(爆笑) やりすぎた‥‥すんません、3年振りだもんで‥‥‥。 そしてG4があたし的にかなり不発だったもんで‥‥‥(爆)
いいなぁ、でも。 LOVEとか言いつつこのアルバムが持ってる闇の部分に、本当に凄く魅かれる。
雪の無いこの冬のお供に、ぜひ一枚どうぞ。
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