一橋的雑記所
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目が回る。 食べたら軽く吐き気がする。
肩が痛くて腰が痛くて足が痛くて。 体中が熱っぽくて酒を飲む気もしない。
こういふ時は布団を引っかぶって。 とっとと眠る振りでもするべきなのだらうけれども。 目を瞑ると何かを思い出してしまいそうで。 思い出すことに溺れてしまいそうで。 誰の手も言葉も届かない場所を探して。 どんどんと深く潜りこんでしまいそうで。 でもあの頃のやうに何も考えないで済む程の。 自己憐憫の中へは上手く沈み込んでしまえなさそうで。 じりじりといやな汗を流しながら。 自分を上手に追い込む事も出来ないまま。 明日から逃げる事ばかりを望みながら。 目の前に散らかるものの中からそれでも。 何か楽しい事や幸せな事や嬉しい事を見つけやうとして。 失敗して。
こんな時に。 酒かっくらって酔っ払えないのが辛い。 かっくらって酔っ払ってしまっても良いのだけれども。 そうやって迎える朝が怖いと思えてしまう程度には。 正気が残っているのが更に辛い。
今夜は一体何が引き金になったのかと。 エンドレスに流している楽曲の歌詞を眺めてふと気付く。
ああなんてあほらしいと自分を笑い飛ばしたい。 どうせならあの頃この言葉に出会っていたかったとか。 益体もない事を考えている自分を力一杯、殴り倒したい。
どうせなら。 一段なんかではなk(強制終了)
忘れた頃に更新されるこの雑記(笑)。 とりとめも無く、酔っ払った脳味噌から浮かび上がってくるものを。 気侭に書き付けることと致しますです。
さて。
この時季のこの風の香りを嗅ぐといつも思い出すこと。 自分の弱さと卑屈さが失った、大切なもの。
某所で目にしたバトンものの中に。 恋愛系のものがあって。 最後の質問が「究極の選択です」と銘打たれたもので。
人を愛せなくなる代わりに愛されたい。 人を愛する代わりに愛されたい。
そんな二者択一だった訳ですが。
己的にはそんなものは究極でもなんでもなく。 ええ。 元より、人から愛されることには貪欲でも。 人を愛することに掛けては不器用を通り越して。 その心すら持たない己ですから。
思へば。 生涯掛けて、と想っていた筈の相手にすら。 この手に落ちたら最後、どう愛せば良いのか分からず。 己の我侭や気侭を考えなしに押し付ける事しか出来なくて。 後悔する度に、目に見える形でしか。 例へば、お金や物みたいな、何かに換算出来うる形でしか返せなくて。 最後には、鞄で殴られるやうな結末しか引き出せなかったり。
己の事を多分。 考えうる人間関係の最上の場所で見守ってくれている相手にすら。 その気持ちに報いるのに最も単純な誠意を示す事も出来なくて。 ただ、日常を怠惰に、自堕落に、緩慢に過ごす事で。 同じやうに追い詰めため息を吐かせ疲弊させて居たり。
人を、思いやるとか。 愛するとか。 大切に守るとか。 そんな、当たり前の事から遠い場所に。 ただぼんやりと、漠然と、佇む己の姿が。
一年の内のどの季節よりも。 際立って、目の当たりに出来るのが。 この今、この時節であるのと。
一年の内のどの季節よりも。 己がその訪れを待ち焦がれているのが。 この今、この時節であるのとは。 ある意味、何とも不可分な状態だなあと。
上質のシングルモルトスコッチに脳細胞を侵食させる。 己には過ぎた酩酊状態にたゆたいながら。 想ってみたり。そして言葉にしてみたり、する訳です。
でも。 心から願う。 あの人がどうか。 今、幸せに生きているやうにと。
この人がどうか。 己からもう二度と遠く離れて行ったりしないやうにと。
己には過ぎた願いと想いつつ。 どうかどうかと。
許される事なんか。 最初から望んでいなかった。 これからも多分、誰にも望まない。 けれども、どうか。 己が傷つけ損なった全てのものに。 己の魂の全てを賭けて。
どうか、どうか、幸せを。 どうか、どうか、安らぎを。
なんて。 度し難い、自分勝手な、祈りだらう。
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