やるきまんまんの日記
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2007年06月24日(日) |
今週の見通し・為替 125円を視野に円安継続 |
今週の円相場はじりじりと円安・ドル高が進むとの予想が多い。米長期金利が上昇基調にあり、日米の金利差拡大を手掛かりにした円売り・ドル買いが優勢になりそうだ。日本ではボーナス期を迎え、個人向けの外貨建て投資信託の購入が増えて円売り圧力が強まる可能性もある。市場参加者の予想は1ドル=123―125円台が中心だ。
外為市場では米景気に対して楽観的な見方が広がり、円売り・ドル買いが進みやすい状況になっている。ただ、一方では米国の金利上昇を受けて住宅市場などへの悪影響を警戒する声も上がっており、今週発表の5月の米中古住宅販売や新築住宅販売など住宅関連の指標に関心が集まる。27、28日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明も注目だ。
国内では29日に5月の全国消費者物価指数(CPI)が発表される。生鮮食品を除く指数は4月まで3カ月連続で前年同月比マイナスだった。5月の上昇率が市場の予想よりも高めとなれば、日銀による早期利上げ観測が強まって円が一時的に買われる可能性もある。
2007年06月17日(日) |
今週の見通し・為替 円、引き続き軟調地合い |
円相場は前週に続き軟調な地合いになるとの見方が強い。「円借り(キャリー)取引が再燃する」との観測が広がっているためだ。円は英ポンドやオーストラリアドルなど、高金利の通貨に対して売られやすくなっており、ドルに対しても下落する可能性が高い。市場では1ドル=122―124円50銭と、2002年12月以来、4年半ぶりの安値圏で推移しそうだ。
米経済については先行き悲観論が後退しているものの、回復が遅れている住宅市場の動向を見極めたいとの向きが多い。19日発表の5月の米住宅着工件数など住宅関連指標に注目が集まる。それ以外に大きな経済指標がなく、住宅市況の回復が確認できれば、円売り・ドル買い圧力につながってもおかしくない。
金融市場で日銀の早期利上げ観測がやや後退していることも円売り材料になりやすくなっている。先週末は福井俊彦総裁が「政策変更まで要確認事項が多い」と発言したことが円売りにつながった。20日には武藤敏郎副総裁が講演する。そこで利上げへの意欲を示せば、円が一時的に買い戻される可能性もある。
今週の見通し・為替 円相場、安値圏でもみ合い
円相場は安値圏でもみ合うとの見方が市場では強い。世界の株価の上昇を受け、国内外の金利差に着目した円売り・ドル買いが継続されるとの声が聞かれる。ただ、円金利の上昇への思惑から円が買われる可能性もある。市場参加者の予想は1ドル=120―123円に集まっている。
世界的に株式相場が堅調で、円借り(円キャリー)取引を使った取引が広がるとの見方が多い。米株や上海株が上昇すればリスクを取りやすくなり、円借り取引が増える方向に働く。1月の年初来安値(122円20銭)より円安・ドル高に進むかが焦点だ。
一方で、株価が下落すれば、海外投機筋などがリスク資産から資金を引き揚げて円を買うとの見方もある。前週は122円前後まで下がると円が買われる展開が続いており、円の安値に対する警戒感は市場で広がっている。
日銀の利上げへの思惑が強まれば、円買い方向に進む可能性もある。設備投資の先行指標である機械受注統計(4月分)が8日発表される。市場予想を上回れば利上げへの思惑から円は買われやすくなりそうだ。
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