自分では、さほど感じていなかった大波。
さざ波が重なり、大きな波になっていた模様。
経営者でもある院長に、パニック障害であることを話すと、当分の休職を許して頂いた。 仕事面に関して、評価もしているし、期待もしていて、ゆっくりと静養して戻ってきてもらいたい。と言ってもらった。
すぐに治るものでもなく、完全に治る病気でもない。 幸い、職場が病院ということもあり、パニック障害や、鬱状態についても理解してくれている様子。
退職も考えていたけれど、院長やスタッフの好意に、少し甘えることにした。
今日は精神科の受診日。 この突然の大波、最近の酷い不眠に対して、処方が変わった。
今日の処方薬 パキシル20mg 2錠 夕食後 テトラミド30mg 1錠 夕食後 コントミン25mg 1錠 眠前 リスミー1mg 2錠 眠前 グッドミン0.25mg 1錠 不眠時 コンスタン0.4mg 1錠 不安時
不眠に対し、コントミンが追加となり、鬱の波に対し、パキシルが増量になった。 パキシルは、40mgが最高限度量。 薬を減らしていこうと思っていたのに、増えるばかりで、一向に減ることはない。 いつになったら、薬を断つことが出来るのだろう。
先日、スポーツカーを運転していた時のことです。 その日の服装は、スポーツカーには似使わぬジャンバースカートでした。 渋滞している国道で、突然、脇から『とまれ』と書かれた大きな赤い旗を持った男性が走ってきたのです。
えっ? 私のこと?
と思いながら、左に寄り、車を止めると、走ってきた男性は、「シートベルトね。」と言うのです。 ようやく、何が起こっているのか理解しました。 その男性は、警察官だったのです。
その日、なんとなく元気のなかった私は、動揺することもなく、立派になったお腹を擦りながら、言い放ちました。
きゃさりん 「あのぉ・・・妊娠してるんですけど・・・」
警察官 「母子手帳持ってますか?」
きゃさりん 一旦助手席のバックを見つめ、「あぁ・・今日は持ってないです。」
すると、警察官は、少し離れ、何やらトランシーバーで誰かとお話しを始めました。 そして、また私に近づいて来ると、
警察官 「何ヶ月ですか?」
と問います。
きゃさりん 「5カ月です。」
警察官は、また少し離れ、トランシーバーで話し出しました。 そして、また戻ってきた彼は、 「これからは、母子手帳を持っていてくださいね。」 と言うと、私を解放してくださいました。
私のゴールド免許は、私のこのお腹の脂肪に守られたのでありました。
それと引き換えに、私は何か大きなものを失ったのでありましょう・・・
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