震災イベントへの抵抗 - 2008年01月17日(木) 1/17です。 いままで震災についてはまっすぐ書いた事無かったですね。 ムラジは被災しています。 この一言すら、ちょっと書くのに抵抗あったんです。 震災イベント反対って言ってるわけではありません。 阪神深江と青木のちょうど間くらいに住んでいた。 地震の後、収集のつかない部屋の中でメガネを拾って窓を開けたら、 阪神高速がどてっとひっくり返ってた。 まぁよく生きていたもんだ。 楽器も無事だった。不思議と。 座屈しているビル 逆立ちしているベンツ ひび割れ、波打ってまともに走れないアスファルト 毛布にくるまっておびえてる人たち それが朝6時の神戸市東灘区の表情だった。 生き残っている事が申し訳なく思えてた。 恐怖だった。そのまま一週間くらいは笑えなかった。 恐怖がおさまっても、なんか不謹慎な気がして自然に笑えるようになるには一月ほどかかったかな。私だけじゃなくてみんなそうだった。 こんな大変な事になってるのに、以外とみんな無事だった。 友人も家族も。ありがたい。申し訳ない。 2ヶ月ほどして、神戸にも笑顔が戻って。 東京に行く機会があって、ホントにお礼のつもりでストリートで演奏してた。 震災支援ありがとうって書いて。 で、反応が冷たくってさ。 昼間だったからみなさん忙しかったんだろうけど。 ちょっと客観的に見てみたのね。 見ようによっては、震災をダシにして小銭を稼いでるように見えるな、と。 それから震災をダシにしてるような報道やイベントからは距離を置くようになってしまったのね。 私がお礼のつもりでありがとうって演奏しても、ギャラをもらっちゃったらボランティアじゃなくなるよね。 哀れんでくれちゃう人もなかにはいるよね。 いろんないろんないろんな事がしがらんできちゃうから、私は個人でフリーでやってきました。 震災イベントがやだって言ってるんじゃないのよ。 出るのに抵抗があったの。ずっとね。 個人的にはありがとう。でもステージには持ち込まない。 震災も10年のイベントが終わって、ようやく落ち着いてきました。 13年もたっちゃった。 基本スタンスは変わりませんが、もう昔の事として話してもいいよね。 今やから素直に言えます。 日本中、世界中の人たちに言いたいです。 おおきにありがとう -
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