21世紀猫の手日記
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2010年02月28日(日) いただいた本を読む。その2

角川文庫 吉田満「戦艦大和」

あれ?これは「戦艦大和の最後」というタイトルで読んだような
きがする。……昔の人は、真面目だったんだよ。泣くぜ。


集英社文庫 本多勝一「きたぐにの動物たち」

内容は古いのだが、コレ読んだら、北海道に憧れるねッ!
写真も白黒なんだけど、これ、カラーにして再販希望だ。
出だしが、クマに襲われた事件の話で、血なまぐさいが、
他はほのぼのだ。いいね。これは、掘り出し物だぜ!


角川文庫 立原正秋「剣ケ崎」

多分、内容重いけど、読みごたえはある。
文章は固め。あまりすすめない。


新潮文庫 夏目漱石「明暗」上下

文庫本の字が小さくて、活字が磨り減っていて、見づらいぞ。
人間の心理描写はすげーなと思った。

主人公の津田君ってどーなのかな?
一見いいひとっぽいけど、実はかなりそうじゃないよな〜。
この人の妻になるのは、なんか面倒でイヤだと思った。
でも、遺作なので中途半端。


講談社文庫 瀬戸内晴美 「幸福」

出家する前の寂聴さんである。

人に歴史あり、皆、ハッピーという風には、人生いかないのね。
描写はすきだが、うーん……感動レベルには到達しなかった。


角川文庫 パール・バック「愛に生きた女たち」

パール・バックの「大地」は、好きだった。
中学生の頃何回も読んでいたので。
……あ、この方、恋愛小説も書いていたんだ。知らなかったよ(苦笑)

「愛」はテーマだけど、そんなに重苦しくもなく、
女性の生き方ていう感じかな。アメリカンですわ。
わりとおもしろかった。

巻末の方にパール・サイデンストリッカー・バック女史の
生い立ちとかそんなのが書いてあった。知らなかったよ。
いいな、サイデンストリッカー、名前かっこいいぞ。

中国で伝道生活をしていた両親の元にうまれていたから、「大地」が
かけたのね。ほー。
ちなみに戒名は「宝珍珠」で、墓はフィラデルフィア郊外の
グリーンヒルズファームにあるそうです。



昨日は、猫を飼っている友達の家に、お宅訪問してきました。
夕ご飯までごちそうになったよ。ありがとう!

猫たちはかわいかったよ。
コード齧り対策が大変だけど、うちにも猫がいたら楽しいだろうな。
遠慮がちではあったのだけど、沢山写真をとってしまいました。

しかし、飼い主の撮った写真とそうかわらないポーズばかり……。
だったような。

きまったあっ!!ていう感じの、かっこいい写真はとれなかったな。
まだまだっす。

猫の毛で、鼻水が出るかな〜っと思ったら、出なかった。

イオンクラスターの空気清浄機って、すげー!!

アレルギーでお困りの方はぜひ!って感じッスよ。


2010年02月21日(日) 本を読む。

職場の倉庫の魔窟部分に、大量の本があるらしい。

仕事の合間に本を読んでいたら、古い本だが読まないかと、
社長が持ってきてくれたのだ。
魔窟は私も全部探検したことはないが、子供用自転車から、馬具まで
幅広くいろんなものがある。

いらないから読んだら処分してくれという、ありがたい申し出だ。

……昭和30年代くらいからの、文庫本メインで一袋いただいた。


「柳橋物語・むかしも今も」山本周五郎
耐える恋の物語であった。

「赤ひげ診療譚」山本周五郎
昔の医者の話で、映画化されているらしい。
貧乏人の貧乏生活描写が、心をえぐる。
いい話だが、リアル貧乏にはつらい。

「憧れのまほうつかい」さくらももこ
絵に興味がないと、全く面白くもなんともない。
エロール・ル・カインはすげーな。

「あすなろ物語」井上靖
この人は、新聞記者をしていたのだろうか……。
いい話なんだが……。

「あるスパイへの墓碑銘」エリック・アンブラー
アンブラーが今、暗部ラーと変換されてしまった。
これは、スパイものというか、滞在先のホテルの宿泊者の
中から犯人を捜す話。
もっていきようによっては、舞台にも映画にもできる。
できることなら、おバカな主人公でお笑いでやっていただきたいが…。

「赤毛のアン」モンゴメリ
アン…、いい奴なんだが、しゃべりすぎだなぁ。


他に最近読んだのは太宰治の人間失格とヴィヨンの妻。

人間失格な〜〜〜。わからないでもないんだが……。
目の前にああいうのがいたら、逆さづりにして、水責めにして
死刑だな。(魔女裁判か!)
苦しみぬいて死んだ方が、死んだ時に余計楽になった感じで
本人の為……。
かどうかはさておき、こいつは面倒な奴だな。

コレで読書感想文を書くハメにならない人生で良かった。



2010年02月20日(土) 先輩は身内にいた!!

さて、以前にも父の糖尿病に対する態度が、
なんか「やる気ねーなー」という感じだったことを書いたような
気がする。

実際の所、病院の米はまずいと言って食べず、
母の長兄(私からみると伯父さん)が持ってきた
糖尿病専門の病院のパンフレットを、
「虫(私のことである)、それ、すてとけ」
「え〜!でも、これ伯父さん、せっかく持ってきてくれたんでしょ?」
「そんなもん、見ねぇからすてろ!」
「そ、そうお(不満げ…)……」
そんなやりとりもあったりした。

基本的に私は「喰いすぎ太りすぎ運動不足」などと、
父を糾弾しない。
あまり言って隠れて食べるようになると面倒だからだ。

母も「また、甘いもの買ってきた〜」などと、
たまに言うくらいだな。
太りすぎだとはよく言っているみたいだが。

今回の入院ついでに、糖尿病の自覚と太りすぎの自覚を、
持っていただきたいな〜とは思った。

なんでかというと、ことあるごとに
「目が薄くなった」(よく見えない)というので、
「眼科へ行ったの?」ときくと
「なんでもないって言われた」
(ちょっとうそっぽい!?ような気がした↑)
…年なのか糖尿病の随伴症状で目の血管がつまり気味なのか?

心配だった。


入院中は、お茶とか水とか、サラダとか差し入れが終わると、
「虫、おまえ、もう用ないから帰れ」などと言われて、
ちょっといらっときたことも、ままあった。

が、私や母が帰った後、伯父さんが自ら挽いたコーヒーを持って
お見舞い&糖尿病の話をしに来ていたのである。

その時間、夕方4時から6時半まで。
懇々と糖尿病の話などをし、食事を見て、食べるのを
確認していったのだそうだ。

伯父さんは、父より年上ながら、冬場はスキー、夏場はトライアスロン。
フルマラソンを走りきれる糖尿病患者であった。
当然、姿勢もよく、無駄な肉はついていない。

長いものには巻かれる父は、
「うるせぇから、もう帰れ」ともいえず。
ハイハイとうなずくしかなかったらしい。(爆笑)

私の言うことなどバカにして、ろくに聞かねぇから
そんな目にあうのである。
(でも、伯父さん大感謝だありがとうっ!!!)

そして、伯父さんは、父の退院後、家での生活っぷりを
わざわざ見にいらしたのである。(ぶははははっ!!)

そんなわけで、父は、とりあえず肥満分の肉をおとそうと、
運動して痩せつつあります。
毎日の体重を記録し、壁に張ってあります。

どこの動脈かはしらないが、藤田まことも動脈破裂だったからな。
即死をまぬがれた父よ、健康に長生きしてくれな〜。


2010年02月12日(金) 泣きっつらに蜂、もしくは転倒者にクラクション……。

歩道も車道も判然としない狭い雪道で、うっかり滑って転んでしまった。

転んだ所に、私の後ろから来た車が”ぷっぷ〜〜っ”て
クラクション鳴らしやがった。ち、ちくしょ〜〜。
腹たつわぁ〜。

もしや運転手は私が積年の仇かなんかかと、顔みたら知らん人だし。
ま、多分、条件反射でならしたんだろうけどよぅ……。

転んだ直後にならされてよけられるか、アホ!
びっくりしてるし、痛くてうごけないのは、転んだ本人じゃあ!!
……そこにぷっぷ〜〜って……
なめてんのかぁ!!この人の形をした生ゴミ野郎がぁ!
おまえが転んで死んでしまえ!!

……というわけでだな、狭い道を自動車を運転しているときに、
前を歩いている邪魔な歩行者が、うっかり転倒した場合に、
一番正しいのは、その場で車をおりて
「大丈夫ですか!救急車よびますか?」ということだな。

言われた方は、多分、恐縮して
「いえ、大丈夫です」とか、大丈夫じゃなくても
多分そう言うから。

年寄りだったり、打ち所が悪いと、
骨折したり捻挫してる場合もあるので、
(手の骨おってたりとかさ)
多少は気を使った方がいいぞ。


……うかつにクラクションをならすと、
「かぁ〜〜あいつムカツクぅ〜ひ孫の代まで祟ってやりてぇ〜」
とか(苦笑)、10分は確実に「事故れ!あの車〜」と
呪いの毒電波をおくられること確実です。

大丈夫ですかと言った場合は、”いいドライバーさんに感謝”
などと、地元の新聞に感謝の投稿とかされちゃうかもよ?

もしくは、救急車がほんとうに必要だった場合は、
あとから御礼貰ったりする可能性もある。
さもしい発想かもしれんが。

人々よ、すこしは助けあおうぜ。


2010年02月10日(水) 自分が回復

やっと父の入院の見舞い疲れが取れたような気がします。

でも、これが葬式だったら、もっと疲れて虚脱感
いっぱいなんだろうな〜。

……親戚よばないで、私と母だけで小さく、
自宅葬式ができないものかとか、
いろいろ考えました。
(手術前は、葬儀8割でしょうか)

しかし、まあ、そのうち両親の葬儀は出すことに
なるのだろうから、脳内でシュミレートするのは
いいのかな〜。

もしかすると、自分が先かもしれないが…。


週末は実家へ行ってきます。


今日は会社で、
「某所の大地震援助に行く人々の為の物資需要景気」が
来ますね確実に…へっへっへ、などと、
話しておりました。規模小さいな。


2010年02月08日(月) 父、退院す。

父、退院して、もうすっかり元気に回復中です。

最初の4、5日はお見舞いも一生懸命だったのだが、
なんだか、色々持っていくのがめんどくさくなって
きたのも事実である。

入院中、「名短編、ここにあり」とか「名短編、さらにあり」
とか本を持っていったら、読む元気がねぇなどというので、
「ONE PIECE」を毎日3冊ずつもっていったり、
「とろける鉄工所」を3巻までもっていったり、
……なんか後半、嫌がらせと化したような。

で、病院食を食べないし、病院の水も飲まない(贅沢なっ!!!)ので
やはり「めんどくせぇ野郎だな、オイ、蟹さんよぅ〜」というのが
入院後半、私の顔にでていたらしい。

父が突然、自分が子供の頃の親戚のだれかの入院話を始めたのだった。

昔はな〜入院してもこんなご飯なんかでなかったからな〜
七輪持ってご飯炊いたり魚やいたりしたんだぞ〜
それにくらべれば、楽だろう。

と。

しかし、食べられるものを、あえて残し、
(おのこしはゆるしまへん、しかも、糖尿病だろ〜)
家族に持ってこさせるのは人としていかがなものかと。

そんな思いの私はつい。

その場合は七輪と米と鍋おいていくから、自分で
たきなはれ。
院内歩行OKならミネラルウォーターくらい、
自分で買っといで。

と、無情な答えを返してしまいました。(苦笑)


ま〜結局、糖尿病の件については、猫をかぶったまま退院しました。

きちんと食事して検査しても、そんなに食事制限には
ならないと思うんだけどw、食べられなくなる恐怖のほうが
勝ったのかしらねぇ。

かくれて食べるとか、家族に嘘ついてこっそり食べるとか、
そんなんなったらよけいめんどくさいので、
あまり家では厳しくは言ってないんですけどね。

しかし……。自分の父が
あそこまで、看護婦さんや医者に猫かぶりやろうだったとは…。
爆笑というか恥ずかしいというか……。

そして、言われたことを守らない……。

う〜む。

やっぱり、爆笑だな〜。ま、いいか。

私は、つかれたし、2kgやせたが。


zaza9013

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