布団に引きずり込まれた。「切ないときはくっつけ。」「やだ。私はそうしてこなかったもん。そうしてきたの?」「そうしたかった。」私は少しの間、息ができなかった。
「ねぇねぇ、小説って書いたことある?」「ないよ。なに、僕の小説が読みたいの?」「うん」「もうすごいよ、登場人物僕しかいないよ。『あれはベトナム戦争の・・・』」