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父と母の状況 - 2005年03月31日(木) 父は再発を恐れ、毎晩泣いているらしい。 母は手術前後からすっかりおかしくなってしまった。 実際癌になった父に、「私は腸の癌かも」「舌の癌かも」 と毎日言っているらしい。 日中何もすることがないので布団に入っているらしい。 何も、と言うのはテレビを見るのも怖いということで、 ちょっとでもネガティブなニュースを見ると目を覆って 恐ろしがる。そんな姿を見ているのが私も怖い。 父はそんな母を疎んじている。無理もない。 元々ひどい関係だった父と母は、こんな危機に際しても お互いを消耗するだけで、お互いなんの助けにもならない。 すごく不幸な関係。父が母を「臭い」とか「死ねばいいのに」 とか言う。もちろん飲んでむしゃくしゃしての言葉だけど、 これが結婚というものなら私ははだしで逃げ出す。 本来なら、聞くだけで涙が出そうな話だ。でも泣けない。 ひどく悲惨で、出来る限りの力になってあげたいと思うけれど。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 就職して親元をなんの心構えもなく出て、そのまま結婚。 元々父とは分かり合えず、諦めていたが私は自分でも 不思議なくらい母が好きだった。 二度と父と母と住むことはないのが寂しく、いつか もっと近くに住みたいと考えたこともあった私。 その甘すぎる幻想は実際一時帰宅した一昨年に簡単に 崩れ、母から浴びせられる私への悪口雑言と信じられない ひどい偏見の言葉に、母への愛情のほとんどは磨り減って なくなってしまった。 私が今までしてきたこと、就職や勉強はすべて単なる身勝手。 そして私は生活能力がない、見栄っ張りで頑固な娘。 自己中心的な娘。 そういうことを本当に親の口から聞いたらどうだろう。 しかもはじめての子供を二人も連れて帰宅し、いきなり揃って 病気になって「気管切開するかも知れない」とまで言われ、 半べそで付きっきりで看病している私に対しても、母は そういう言葉を発した。 あんなひどい経験は2度としたくないし、親が子供に対して あれほどに冷たく、何事も悪く受け止めることが出来ると 思うと暗澹とする。自分もいずれあんなふうに子供をみて しまうのか。そうはありたくない。 今は育ててくれた感謝と、血のつながりは切り離すことは できないという意識、わずかに残った愛情をかき集めて 親への思いやりを示すしかない。 でも、こんなことは誰にもいえない。モラルに反するし ながくながく話さないとわかってはもらえないだろう。 それに、こんなひどい話を延々と話すだけの気力が私にはない。 こんなところに書くしかない。 -
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