Silent Song
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・・・とうとう今年も終る。
でも私の中で少しずつ変化の兆しが見えてる。 少しずつ回復に向かって 心の準備がされてきてるのを 自らの中で感じる。
この2年間半。 あの人と出会ってからずっと 私の心の奥底深くに押し込めてきたもの
一番辛いのは その2年半を否定しなければいけないこと。
一番失いたくなくて、 自分を殺してでも必死にしがみついて 自分が守っていたものを 必死で肯定してきたものを否定し、 その過去を認めること
あの人との関係で ものすごい苦しんだこと 押しこめたもの 失ったもの
あの人への恨み… やり場のない怒り そして自分への悲しみ、哀れさ…
その現実も感情も 全てを直視しないといけない。
それはとても辛いことで 悲しいことで やりきれないことで
それを直視しても 悲しく辛い現実が待っていて
私自身がその悲しみに耐えきれるか わからない。 逆にそれが不可能だったから 今までその感情に蓋をして 直視できない状態になってたのだから…。
でもその感情と向き合い 吐き出さなければ マグマのように私の無意識に ドロドロと溜まり腐敗したものは 心の傷は 癒されることがないのだ…。 回復されないのだ…
それをそのままあの人にぶつけたら きっと壊してしまう。 あの人を苦しめ、傷つけ、悩ませ そして関係自体も壊してしまうだろう。
あの人は自分が責められるのには 耐えられるかもしれないけれど
逆に私が傷ついたこと、苦しんだこと その壮絶さを認知したら きっと耐えられないだろう。
相手のことを思えば思うほど
自分が傷つくことより 相手が傷ついた事実を認める方が 辛いのだ
あの人も辛い事実を認めないといけない。
私がこのドロドロを感情のまま 相手にぶつければ、 相手が自分に感情が入っていれば入っているほど 相手もその自分の感情に呑まれ 自分の感情に耐えられなくなるだろう
きっと何かを壊してしまう
…本当は、カウンセリングとか自助グループとか 第三者の力を借りて 安全な場所で、感情を吐きだしぶつけることが 適切だってわかってるけど 今の私にはその場所がないから…
だからせめて 一人、こうやって文章にして 昇華させていきたいと思う
ゆっくりでも…
でも例えどうなっても、 私は前に進んでるとは思う いつかきっと、何もかも受けとめ 浄化できる日はくると感じている
2歩歩いて、3歩落ちて… まだそういう繰返しかもしれないけど
人は自然に回復を求め 光の方へ向って歩いていく生き物だから
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年の終りに 年の瀬と全然関係のない文章で 締めくくってしまうことになってしまったけど
ACの問題を抱えたり、 心のキズを抱え苦しんでる人 自分を責めて辛い思いをしてる人
みんな、来年は 今年より自分を大切にできるように なりますように・・・。
私も…そうできるようになれるように・・・
文章にするのってすごくすごく難しい。
なぜって?
一人心に仕舞いこんで抱え込んで そこに目を向けるのも、ましてや人に話すことも 恐くて辛くて無理で…。
そんなことしてるうちに、 どんどん心の中の糸がぐちゃぐちゃに こんがらがっちゃって、 もうどうやってほぐしていいのか。 一体それがどうして辛いのかさえ、わからなくなってしまったの。
辛くて苦しくて、でもそれがどうして こんなに辛くて恐くて何に脅えてるのかもわからなくて。 本当に一人ぼっちになってしまって。
カウンセリングとか心関係のHPの掲示板とか 色々助けを求めたりしたけれど 結局そのぐちゃぐちゃを理解されないまま、 自分でも理解できないまま、 「やっぱり誰にも理解してもらえないんだ…」って 更に打ちひしがれて傷ついて苦しんだ。
・・・・一人で表現できるようになりたいって思った。 箱庭療法とかアートセラピーとか。。。
今、コトバにして説明できない辛さや悩みを抱える自分には まず、それを形にできるように、 形のないものから初めて行くことが必要なのかもって思った。
絵を描いてみようかな・・・ なんでもいい、何を描こうとするわけでもない ただ思うままに。。。
そして、出さない手紙を書いてみようかな。 あの人とのこと。 あの人との関係で何を感じたのか。 感じてるのか。
ずっと封印してきた 私の心の中にある辛いものを。
2001/12/28
誰も誰も知らない海があります。
誰にも知られてない島があります。
誰もいない島です。
その島の小さな砂浜で 海に向い、一人立ち遠く海と空を分かつ 水平線を見つめています。
風は静かにそよそよと 打ち寄せる波とともに 顔を優しく撫でていきます。
空は青く、青く…澄み 白い雲は雄大な空に浮かびながら 近くから遠くへゆっくり流れています。
静かで穏やかな 時がとまったその場所
安らぎの 何にも犯されない場所
心の中にある 静かな世界
2001年12月25日(火) |
「持てるもの」と「持たざるもの」 |
深い深いキズを抱え 三日月のように欠けた自己愛という穴を
心が痛がって求めてる ずっと、ずっと・・・
ありのままの自分でいられないから。
自らの意志で 一生懸命頑張ろう、強くなりたいって そう願ってた
でもそれはいわば卵のカラのようなもので 幼い頃から今まで 無意識まで呪いのように縛られ犯され苛まれた 呪縛から自由になれない限り 簡単に脆く崩れる
どんなに必死になっても どんなに意志で自らを批判し 頑張ろうとしても・・・苦しいだけだった
糸のような細い細い道を 外れないように自分を押しこめながら そこかられる恐怖や不安に脅えながら でもそこから外れたら「生きて」いけないから 必死で辿ってた。。。
・ ・ ・
ガラスのようにもろく 傷つきやすい心
弱い自分
不完全な未熟な自分
・・・必死で『完全』を求めてた。 誰にも批判されないように。
・・・でもこんなんじゃ、 きっと『完全』になっても 救われないよね。
私はもう 「不完全」でいい。
自分に少し寛容になれたとき 他人に対しても少し受け入れられるようになった。 理解し、優しくなれるようになった気がする。
私は今まで自分にも厳しく自分を受け入れて なかったが それは反面、 他者に対してもそうだったのだと 気付かされた。
自分を本当に愛せるまで 受け入れられるまで
傷つきながら、 揺れながら 血を流しながら 生きていこう
人に「優劣」なんてそもそもない。 原点では「強弱」だってない。
結果としてあるのは 「キズを持たず ありのままの自分を愛せる人」と 「ありのままの自分を愛せない キズを持った人」
決してその人のせいではなく、 たったそれだけの違いだけなのだ。
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