kakera


微かな kakera 引き合い重なる…偶然か必然か
夢か現か 吉か凶か

2011年10月05日(水) 『料理人季蔵捕物控』シリーズ

 近頃、集中的に読み込んでいる本。

 春先頃に、新聞広告にあった出版社の新刊告知をみて「きれいな題名だな」と思った。既に巻数も重ねられているらしく人気作なんだろう。
 あまりに数が多いシリーズ物を読むのは大変だしなぁ。と読むことを保留していた。ま、図書館で見つけたら借りてみよう。そんな風だった。

 ところが先日、古本市でシリーズ中の6冊を一気に購入。だって、1冊が¥250というお値段!!
 さらに最近、4冊を追加購入。この時には1冊が¥350だったが。
 毎日の移動中に読んでいる。後はシリーズの3冊を求めれば、全館揃う。ふふふ。

 四季折々のごく普通の営みの中に、切なくやりきれない気がかりや事件を解きほぐし、料理で癒され希望を見出す。しかも出てくる料理は美味しそうだ。更に主人公である塩梅屋・季蔵(としぞう)は役者のような細面の男前で長身痩躯。
 上手い料理も、いい男もそして市井の心意気も爽やかで文章も軽やか。
 通勤の30分程の乗車時間で読むのに、まさにいい塩梅。


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桜 [MAIL]