今朝は何故か、早く目覚めた。 布団の中でモゾモゾ、ゴロゴロ。ムニャムニャ。
夢心地の中、外界の気配が擦り寄って来る。 近寄るまいと離れようとするが、追って来る。
「朝です!起きてください!」 防御壁を突き破る目覚しアラームにより、現実の朝、始動。
2008年10月12日(日) |
何故にピンクの象なのか? |
昔から現実的でない一時の迷いのような(特にアルコールによっての)幻視を『ピンクの象を見た』なんて云ったが……。 あながち間違っているわけではないかも。そう、思う。
ピンクの象……。
見た。気がする。
このビールのネーミングも『アルコール幻視症』デリリウムテレメンス。 ビールとは思えないほど、アルコール度数が強い。
……週末の休みを迎えた金曜日。
友人と、ウサを晴らしに(毎週末憂さを晴らしに出かけている気もするが、そこは大人としてスルーすべし)呑みに出かけた。 ヨーロッパのビールを扱っているバー。 ひっそりと、こっそりと「裏メニューがあるって聞いたんですけど〜」とカウンター内の店員に、別メニューを持って来させる、堂々ッぷり。 なんだか、色々矛盾するところがあるが、まあ、大人としてスルー。
ワタクシも、友人も酔っていないつもりだったが、店を出てすぐに呼び止められた。 「こちらの携帯電話はお客様の持ち物では?」
濃い、マゼンタ色の携帯電話。持ち主はワタクシの友人。 どうせ、かける相手はピンクの象だから、そんなに慌てて届けてくれなくても良かったのだが……(爆) せっかくのご好意ありがたく、頂戴する。
ピンクは危険。ピンクの象はもっと危険。
でも、離れがたいのも、事実。
少し、前の話。
今年の春から着物の着付けを習い始め、稽古の集大成、着付けの試験があった。 ひとりでできるもん!的な。 普段の稽古の時は、もたもたしながらも先生や、助手の方の手やアドバイスを受けてどうにか形は出来ているものの、「着こなしている」にはまだまだね〜!!である。 そんな状態にも拘らず、回を重ねて稽古をしているのだから、その区切り、成長具合を試験するのだ。
試験だから先生の前で着物を着る。 着付けの手順を誤り無くコツを得て着付けることが出来るか?しかも制限時間15分内で。 襦袢は着けた状態から試験は開始され、着物、帯を結び上げるまでを15分内で行う。 結構ドキドキものよ。
試験の為の着付け手順、先生へのアピールポイント――背中心を綺麗にあわせてます!! 下前の裾丈もこんな具合でチェックしてるんですよ!!みたいな〜――も予習の上、いざ、本番へ!
さて、試験当日。稽古の時間よりも早めに着て、おさらいをする。 襦袢を着ながら、着付けに必要なものを取り出していく。 さ、バッグの中は空っぽになり……。 あれ?
着物が無い! 帯、着付け小物は揃っているが、肝心の着物が無い。
襦袢のままフリーズしてしまったワタクシ。 あわわわわわわわ!! どーしよう〜!
先生が貸出用の着物を用意してくれて、事なきを得た。ホッ。
しかし、着物の着付け試験で着物を忘れるなんて!
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