月の夜のつぶやき

2013年10月25日(金) ゆっくりとした開示

母との会話の中で
過去のことが明かされていくと感じる。

私の親友のお母さんから

「ひとりっこだから」

と言われたくなくて、
そのために”しっかりと”躾けたらしい。

親友は3人兄弟。
ひとりっこはあまり多くなかったので、
何かとそういう誹りを受けていたのかもしれない。

でも、それってちょっとずれてない?と思う。
そこには私というものへの配慮はない。

母が、知り合いからダメだしされないように、と
がんばってしつけてきたという歴史だけ。

そして、完璧に育て上げた、と自負している母。
完璧って何?

私の心を恐怖で支配していたなんて、
思ってもいないことだったのか、
あるいは、認めたくないから忘れたのか。

姑への思い、
私の友達の母への思い。

ゆっくりと母が口を割り始めた、と思う。
その度に、心がざわつく。
その時、どんな思いで私がいたと思う?と
いつか問うてしまうかもしれない。

苦しくて、悲しくて、怖くて、孤独で。
母の愛、と美化したような表現があるけれど、
その無条件のあたたかくて優しい愛を
信じられたことはない。
嫌われていると思っていたから。

でも、理想的な親を持てた人は、
全体のどれくらいの割合なのだろう。
みんなそれぞれに何かを抱えているような気もする。
親とて、完璧ではない。
小さい頃は、そう思っていた存在だったけれど。

少しずつ、いろいろなことが分かってきた。
分かると、楽になる部分と辛くなる部分とある。

最終的には、この心を癒して、解放したい。



2013年10月03日(木) 泣けた

突然、泣けてきた。
いろんなことを回想したせいだけど、多分。

具体的な出来事の記憶が甦るのではなく、
ただただ、悲しみという感情がこみ上げて泣いていた。
多分、ここは自然に落ち着くまで泣いた方が良いと感じた。

ハートのチャクラあたりに手を当てる。
レイキを流す。
ポカリと穴が開いているようで、
レイキの流れる感覚がいつもと違う。

「小さい私」に話しかけてみた。

自転車で一生懸命に前に進んでいる姿を感じた。
こちらになど目もくれず、一心にこいでいた。

多分、何か無理してしまったんだろう、と思う。
多分、また「小さい私」に負担をかけたんだろう。

何がどうしたのか、今はわからない。
ただ、泣けて泣けて、
そして多分泣いた方がいいんだ、という感覚だけ。

その日は親のことを考えると
頭がぐるぐるとめまいのように回ってしまった。
これって、拒否ってこと?



2013年10月02日(水) 聞きたくなかったひとこと

父が検査入院している。
過労からの体調不良。
そして、循環器系統の検査を重ねている。

少し体力的に大変だという検査の日、
どうだったかな、と思って電話してみた。
病院に行っていると思われる母に。
個室は携帯の使用も許されている病院だ。

父は丁度次の検査に行ったとかで、
憂鬱がっていた検査は無事に、
しかも大したこともなく終わったという話だった。
そんな話をしていたところ、
2つ目の検査からも父が戻ってきたのだった。

実に元気そうな「よそ行き」の声が電話にも入ってきた。
看護師さんたちや先生に使う「作った声」だ。

病室に父が入り、母は電話を父に渡そうとした。

「勘弁してくれ」

という父の声。
いつもの、この台詞を言うときのぶっきらぼうな声。
顔も表情は想像つく。
これまで、何度この不快な声と表情に怒りを覚えただろう。

結局、父はこういう人なんだ、と思う。
でも、私の父であり、
愛情の表現がかなり間違っていても、
父なりの愛を注いでくれている。

父はわがままな人で、
本質は優しいのかわからない。
いつも人前で「あるべき姿」を演じているのかもしれない。

なんだろう・・・
大丈夫かな〜、と心配をしていたのが
哀しいと思ってしまった。

こっちもわがまま承知で言えば、
あのぶっきらぼうな「かんべんしてくれ」で、
あたたかい気持ちに氷水を掛けられた様な気分だ。

薬をつかった検査だったから、
気分が悪かったのかもしれないけれど、
あの看護師さんへの「作った声」の後の、
その一声。


人の優しさって、無限じゃない。
父の巧妙さをいろいろと気づく今、
その父流の人との関わりのパターンを残念に思う。

知っていてもなお、
どうしても気がかりになってしまうのは、
やはり私がそんな父の娘だから。

なんだか、子供ってバカだなあ、と思ってしまう。

そうやって、父は母のことも何度も傷つけている。
そのことに気づいてもいない。



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