TENSEI塵語

2008年06月30日(月) 6月らしい6月

きょうは30°を超えるという予報で、おいおい、と思ったのだが、
陽射しは強烈だったけれど、風が実に爽やかだった。
昨日は土砂降りのひとときもあるような雨降りだった。
雨が一昨日の夕方から続いていた。

いかにも梅雨の合間の晴れらしい五月晴れ。。
こんな日が今月はもう3〜4回あった。
6月に入るとすぐに梅雨入りして、
雨と曇の日が続いたり、晴れの日が続いたり、交互に巡っていた。
雨の激しく降った翌日は、非常に濃い陽射しをまぶしがりながらも、
風の爽やかさがうれしかった。
それから2〜3日かけて、夏らしい暑い日になると、
すぐに曇りがちの天気に変わって雨が降ったりする。。
こんな梅雨らしい梅雨も最近珍しいような気がする。

5月は、初夏らしくないぞ! と怒ったのだったが(26日 記)
6月に入ると、やけに季節感保たれてるので、驚きの月間だった。

きょうは、午前中爽やかだった風も、昼過ぎから湿っぽくなり、
3時ごろにはもう空全体が雲に覆われていた。
半日だけの五月晴れだった。
県内には、今夜大雨警報の出ているところもある。

ちなみに、旧暦の水無月に入るのは7月3日だそうだ。



2008年06月21日(土) サンホラの「ロマン」

数日ほど、ちょっとした衝動というか、きまぐれで始まって、
ワーグナーの「マイスタージンガー」全曲を毎日聞いてたのだが、
きょう、休日ながら仕事に出かけた行き帰りに、
久しぶりにサウンド・ホライズンの「ロマン」を聞いていた。

最後の「11文字の伝言」(8日の日記に歌詞を書いた曲)を聞きながら、
何か泣けてしょうがなかった。
メロディーと歌い手の声にやられてしまっている。
伴奏の弦楽合奏にもやられてしまっている。

この歌の終わりの方は、アルバム1曲目の冒頭のメロディーに変化して、
その後、アルバム1曲目のナレーションが語られて、
そのバックに流れているピアノのメロディーが、突如途切れて、
このアルバムが終わるのだが、
アルバム1曲目の最初に聞こえるピアノのメロディーが、
その最後に途切れたピアノの続きだということに、きょう初めて気づいた。

この深夜のひとときを、ライヴDVDを視聴して過ごそうかな、と思う。



2008年06月18日(水) 今週の「CHANGE」

あれあれ、1週間もさぼってしまったよ。。

今週の「CHANGE」は、補正予算案。
ちゃんと「黒幕」が作成して、可決するばっかりになって手渡される。
しかし、朝倉総理は小児科不足問題に取り組み始め、
補正予算にその改善のための枠を作らせようとする。
もちろん、それは党の利害のためにはたいへん困ることだった。
与党議員のほとんどが、採決に出席しないと言う。
朝倉総理は、同じく小児科改善を叫んでいた野党第一党の党首と会談。
協力を求めるが、
「私も同じ意見だが、その前に政権交代が先だ」
「でも、この問題は今やらなきゃいけないんですよ!」
また党首はこうも言うのだが、、
「党を裏切って、他党と手を組むおつもりですか?」
朝倉総理にはこの言葉の意味がよくわからない。
・・・結局、野党の協力も得られる結果にはなるのだが、、、


私はよっぽど単純らしく、きょうはもうずっとうるうる状態。。
こうはうまくは行かんでしょ? とは思うのだけど、
フィクションだから、こんな風に願いを叶えてくれる!
作り物なんだけど、こういう政治をどれだけ待ち望んでいることか。
それだけ、現実の政界に希望を見出せずにいるということでもある。

政治家、とりわけ総理は、国民の不幸な現実の現場に足を運べ!
国民のためにまず何をすべきかを真剣に考えろ!
しがらみなんて無視して、正しいことをしろ!
政治家生命を守るための政治でなく、政治家らしい仕事をしろ!
政治家としてのし上がるための政治でなく、政治家らしい仕事をしろ!
これが正しい、やるべきことだと思ったら、政略なんて考えず、
党も派閥も超えて協力して、実現しろ!

回を重ねるごとに、このドラマが、政治に望む思いを、
しっかり代弁してくれてるなぁ、という感動が深まるばかり。。。
政治家や官僚や財界人ならともかく、
庶民までもが、政治なんて所詮そんなもんよ、なんて諦めたら、
庶民は不幸になるばかりだ。
実際、この何年かの間に、不幸な国民が増産されているようだし。。

ドラマでもチラッと描かれていたように、
票の獲得のために、国民から集めた税金をばらまいているのは事実だ。
何でこんなことが平然とできるのか、まったくわからない。
与党の政治家の感覚は、庶民の感覚から遙かに超越しているのだ。

我々は、吹奏楽関係の活動ひとつ取ってみても、
構成員たちからお金を集めて、資金にして活動したりしている。
でも、そのお金について考えることはひとつだ。
どうやって、彼らにそれを還元するか、ということ。
お金を納めてくれた人たちにできるだけ喜んでもらえること。
それで、演奏曲目だとか活動計画だとか、一生懸命に考える。
無償奉仕でも、ちょっとは自分にも利益を、なんて微塵も考えない。

政治家って、こういうことを、国家単位で一生懸命やる人でしょ?
すごく難しいことだけど、だから、高額の給料をもらい、
短い期間にしては、高額の退職金ももらえる人なんでしょ?
高額な報酬を税金からいただいて、自分たちの保身が第一だったら、
しかも、自分たちのために税金を無駄にばらまくんだったら、
悪質詐欺、犯罪的詐欺とほとんど変わらない。
オレオレ詐欺を問題視する権利すらない。



2008年06月12日(木) 雨ニモマケズ、、、

昨日の朝日新聞夕刊の「素粒子」欄に笑った。
新聞読んでて、声出して笑うなんてめったにないことだ。
漫画に笑ってしまったことはあるけど。。
たいていは、「うまい!!」という程度の笑い方だ。
ここに書き写しておこう。


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雨ニモマケズ 風ニモマケズ
不人気ニモ 問責決議ニモマケヌ
鈍感ナ神経ヲ持チ 意欲ハ見セズ
イツモ静カニ 口元ガ笑ッテイル  (笑)

1日ニ2度ノ ブラ下ガリニ現レ
ガソリン上ガレバ 上ガルニ任セ
姥捨テ山騒ゲバ アメ玉バラマキ
時ニハ 官僚に逆ラッテモミセル

ネジレ国会内ヲ オロオロト歩キ
ミンナニ「KYダ」と呆レラレ
褒メラレモセズ 解散モデキズ
サウイフ首相ニ 私ハナッテイル  (爆)
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2008年06月10日(火) 秋葉原惨劇の「天声人語」

一昨日また「誰でもいい」殺人が起こった。
トラックで人混みに突っ込み、
トラックを降りてからナイフで何人も刺して歩いた。
最初からそうする予定だったようだ。
死傷者17人、そのうち7人が亡くなった。
被害者にとってはもっとも理不尽な被害である。

さらにますます驚いたのが、犯人のケータイ掲示板への経過報告。。。
ナイフをわざわざ福井まで買いに行ってることといい、
トラックを借りるくだりや、秋葉原下見までしてるらしいことも含め、
あの一連の書き込みを見ても、
とてつもなく大それたことをしようとしている、という気持ちが
まったく感じられないのが、不思議だし恐ろしい。
「停車やUターン」の兆しも感じられない。。。

・・なんて書き始めたら、べらべらエキサイトして書きそうなので、
今朝の「天声人語」を貼りつけて保存しておくことにしよう。
冷静できわめて簡潔ながら、特に最後の2段落に、
多くの人たちの思いが凝縮されているのではないかと思う。
「他者への鈍感と自己愛との途方もない落差」というまとめの言葉に
とりわけ感心してしまった。


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 男が取り押さえられ、横たわる道端の看板に「激安商品大量展示」とあった。近くのビルの劇場では、女性アイドルグループが公演中だった。日本の消費経済とオタク文化を象徴する街「AKIBA」での惨劇である。

 日曜日の昼、東京・秋葉原を襲った殺傷事件。のんびりと始まった電気街の歩行者天国で、7人が亡くなり、10人が重軽傷を負った。逮捕された男(25)は「人を殺すために秋葉原に来た」と語ったそうだ。魔が差した、のではないらしい。

 まじめで無口という派遣工員の中で、何が爆発したのか。静岡県内でトラックを借り、ナイフを携えて東名高速に乗る。「無差別計画殺人」の暴走に、停車やUターンはなかった。

 男は3日前から、携帯サイトで犯行をにおわせていた。当日には秋葉原と予告し、行動や心境を約30回も書き込んでいる。「人がたくさんいる」と選ばれた街の、その日その刻。南北にゆったり流れる人波を、西から東へと殺意が切り裂いた。両者が交わる四つ角に、犠牲者は居合わせた。 

 男は「世の中が嫌になった」「生活に疲れた」と漏らしたという。このご時世、仕事の悩みや日々の暮らしに押しつぶされそうな人は、いくらもいる。目をこらしても、そこから17人殺傷に至る線が見えない。

 「誰でもよかった」とうそぶく者は、どの「誰」にも懸命な人生があり、大切な人がいることに思いが及ばない。それでいて、身勝手な「計画」を冷めた文字列で誇示し、実行に移す。他者への鈍感と、自己愛との途方もない落差に、ただ慄然とする。



2008年06月09日(月) 今夜の「Change」も、、

今夜もまた、「Change」で、長年の思いを言ってくれた。

アメリカからの輸入増を何としても承諾させようと、
朝倉の住居にまで押しかけてきた通商代表のビンガムに、
自身の考えでもアメリカ側の条件は飲めない、ときっぱり返事する。
「日米関係が悪化する」恐れがあるぞ、と脅すビンガムに、
「国民の利益のためにはそれも仕方がない」と言い、、

「確かに、日本とアメリカは同盟国です。
 でも、日本とアメリカは、違うんです」

もうこれだけで、おー、言ってくれた、と溜飲の下がる思い。

「とことん話し合って、お互いの違いを理解し合いましょう。
 そして、その上で、両国の間でできることを考えましょう」

もうそのままの言葉は覚えていないのだが、大体こんなことを言った。
特にこの何年か、首相や閣僚たちに言いたかったのは、
いくつかの大それた政策について、
そのアメリカからの要求の言いなりになってるらしい政策は、
本当に日本の国民のためになるのですか? ということであり、
言いなりになる前に、日本のためにもっとあっちと話し合ってくれ、
ということだった。


また、これとともに、引き合いにされた、いじめや喧嘩の問題。
一人一人が「違う」人間なんだということをまず知らなきゃいけない。
同じだと思うから、違うと思った相手をいじめたりするんですよ。
仲間はずれにしたり、なぐったり。。。
そうじゃなくて、よく話し合って、それぞれが「違う」ことを理解して
お互いの立場とか考え方を理解することが必要だ。

・・と、これももうよく覚えていないのだが、
大体こんな趣旨だったように思う。
あれ? 朝倉先生時代、こんな信念溢れる雰囲気だったっけ?
と、かなりのギャップを感じながら聞いてたのだが。。。

そういえば、昨今の小・中・高生には、
強い勢力の一派に合わせていないといじめられる、という危機感を
抱いている子たちが多い、と聞いたことがある。




2008年06月08日(日) 11文字の伝言 11の物語

これで8日間、サウンド・ホライズンの「ロマン」を聞いてるわけだ。
「楽園幻想物語」の研究を先にするつもりだったけれど、
「ロマン」の方を毎日聴き始めたので、こっちを先にすることにした。

最後の歌「11文字の伝言」はわかりやすい。
少なくとも、死に逝く母の我が子への思いだけはわかる。

11の物語の歌詞の中で、毎回1字だけが数列になっている。
たとえば、1曲目では「し」だけが「0302」で書かれている。
11曲目では「い」だけが「0102」で書かれている。
で、この11曲目の「11文字の伝言」には、
11曲のそれぞれに現れる数列の一文字が並べられて「伝言」が歌われる。
ただし、実際の歌は「ラララ〜」なので歌詞カードを見なきゃわからない。
なかなか手の込んだいたずら入りのアルバムなのである。


   11文字の伝言

あぁ、、昨日のことのように憶えています
それは冬の朝 叫び声は温かく手を握りしめ
天使の金管を聴きました

ありふれた人生だったと 我ながらに思います
それでも アナタを産めたことは「私の誇り」でした

あぁ、、昨日のことのように憶えています
寒い冬の朝 産声は高らかに天を掴み取り
橙色の光が射しました

ついてない人生だったと 我ながらに思います
それでも アナタと出逢えたことは「最高の幸運」でした

あぁ、、どんな苦難が訪れても 諦めず勇敢に立ち向かいなさい
愚かな母の最期の願いです、、、アナタは
「0302 0101 1001 0304 0502 0105 0501 0902 0501 0301 0102」

アナタを産んだのが 誰であれ
本質は変わらない 何ひとつ
アナタが望まれて産まれて来たこと
それさえ忘れなければ いつか繋がれると、、、

あぁ、、傍で歩みを見守れないのが 無念ですが どうか 凛と往きなさい
愚かな母の最期のねがいです、、、アナタは
「0302 0101 1001 0304 0502 0105 0501 0902 0501 0301 0102」

アナタが今生きている、、、それが「私が生きた物語の証」
この地平(せかい)あいしてくれるなら、、、それが「私の幸福」
・・・それが「私の〈ロマン(物語の意味)〉」



これ自体を、これだけで聴く分には、これで完結である。
いい歌を提供してくれて、ありがとう、で終了できる。

しかし、このアルバムでは、それぞれの歌の後で、
「そこに〈ロマン〉はあるのかしら?」という言葉が繰り返される。
どういう意味でこの言葉が繰り返されるのだろう?

また、この「11文字の伝言」の中で、1曲目の語りが繰り返される。

「生まれてくる意味 死んでいく意味 君が生きている現在
 11文字の〈伝言〉 幻想物語 〈第五の地平線〉」

11の物語(ロマン)は、何らか関連し合っているのか、いないのか?
それすら定かでないまま、その関連を探りつつ聴いている毎日である。

きょうはこの「ロマン」のライヴDVDまで注文してしまった、、f^_^;



2008年06月05日(木) 「頂点」の会議だそうだけど、、、

あの、、その程度の発言でしたら、政治にも経済にも疎い私のような
一庶民でも、原稿なしで話せますが。。。


食糧サミットの報道はそう詳しくは伝わって来ないのだけれど、
一昨日福田翁が「リーダーシップを取る意気込みで」やった演説にしても、

・トウモロコシなどを使うバイオ燃料に懸念を示し、
 廃棄物などを使う第2世代バイオ燃料の研究、実用化を急ぐ必要性
・穀物市場に投機マネーが流入していることには
 「監視する強い政治的意思を示し、
  何らかのメカニズム構築を検討すべきだ」と呼びかけ
・食糧輸出国の輸出規制にも自粛を求め
・食糧問題の中長期的解決には「各国の農業生産強化が重要」と指摘。
 「世界最大の食糧輸入国の日本も自給率向上を通じ、
  世界の食糧需給の安定化に努める」と決意

なんてのは、我々庶民だって、もう何日も前から、
昔だったら井戸端会議、今だったら喫煙所のつれづれ話の中でも、
気軽な会話の中で語り尽くしてる程度のことだ。
この影響で、牛乳も減産、バター品薄の話にまで及んでいる。

さすがに、我々には莫大な支援金のことなんて話せやしないし、
何と言っても首相! が語るから価値があるのかもしれないけれど、
「サミット」だったらもっとハイレベルなこと語れよ! である。

一番邪悪で、異常で、一番大きな原因となっているのは、
投機マネーの問題なのだと思うけれど、我々には、
どうしたら、監視し規制し歯止めをかけられるのかわからない。
何日も考えているのに、野放し状態が続いているらしいので、
そういうことは不可能なのだろうか、とまで思い始めてた時に、
首相がちゃんとそれを言ったので、不可能ではないらしい。。。


でもねぇ、、、そんなこと考えていらっしゃるのでしたら、
それこそ、もっと早くに識者を集めて、対策を講じた上で、
この国際「頂上」会議で提案なさるべきではないでしょうか?
会議の直前に初めて思いついたわけでもないでしょうに、、?
そう悠長に待っていられる問題じゃあないと思いますが。。
第2世代のバイオ燃料についても、
もっと具体的な展望を語っていただきたかった、と思います。
やっぱり、我々よりうんと進んだ高度な議論をしていただかないと。。


先日来、ニュース番組では、東南アジアやエジプトの方だったかな?
穀物が高くて買えなくなった庶民の苦境がレポートされていた。
飢えて虚ろな眼差しの、痩せ細った子どもたちも映されていた。
儲けがすべてでホクホク顔の投機家たちのゲームが過熱して、
世界中で今後多くの餓死者が出るとしたら、実にバカげたことだ。
天災が多くの餓死者を出すのはしょうがないけれど、
一部の人間の欲のために多くの餓死者を出すのは、
大量殺戮、集団虐殺とあまり変わりないのでは、、?

穀物を豊富に生産している国々の輸出規制にしても、
それぞれに理由や事情があるようなフリしてるけど、疑わしい。
もともと価格上昇を狙ったものか、投機家たちと連動してるのかも。。

そりゃあ、〈自由〉な世界だから、穀物投機だっていくらでも自由、
犯罪なんかにはなりゃしない。
でも、〈自由〉だからこそ、自分が今やってることが何なのか、
どういう結果をもたらすのかを、真剣に考えてもらわなきゃ困るのだ。


昨日の会議でも、各国の利害が入り乱れたそうだ。
(そんな風にしかニュースで教えてもらえなかった)
世界の「頂点」で話し合う人たちが、
利害に執着してちゃ困るんだけどなぁ。。

利害を超えて話し合い解決するために集まってるんじゃないですか?
実際は、庶民よりレベル低いんじゃないですか?



2008年06月03日(火) 食糧サミット

福田翁が頑張って演説していたようだ。
投機マネーの監視をしなきゃいけないし、そのシステムを考えなければ。。

そんなの、この政治に疎い庶民でも、とっくに願ってるがな。
それがどうできるのかは、我々にはわからん。
今、世界の「サミット」で発言するなら、
「具体的にこうしましょう」という話でなきゃならないはずだが、
政治に疎い庶民よりも、「サミット」の方が遅いって、どういうこと?

また、こんな発言もしていた。
とうもろこしをそのまま使うバイオエタノールでなく、
第2のバイオエタノールを開発しなければならない。

そんなこと、わかっとるわぃ!!
廃棄するはずのところを利用して欲しいのは誰しも同じ。
わざわざそんな国際会議に出向いて言わなくても、
井戸端会議の話題でしかない。

それにしても、何が「サミット」なんだか。。
庶民の雑談とどれほどの違いがあるのか?

バイオエタノールの大量生産国のアメリカとブラジルは、
バイオエタノールは穀物高騰にほんのわずかな影響しか与えてないと弁解。
ブッシュは出席していない。。


私は、穀物への投機
が、価格高騰の最大の要因だと思う。
君たちは、世界のどれだけの人を餓死に追い込み、
虐殺しようとしているのか、わかってるのか!(`ε´)
日本ではまだそう顕著な現象にはなっていないけれど、
東南アジア諸国では、本当に穀物が買えなくなって
食えなくなってる人たちが大量に出始めているのだ。



2008年06月02日(月) ドラマ「Change」

今夜で確か4回目だと思うが、毎回、
我々が政治家に長年望んでたことを代弁してくれているので見逃せない。
今夜も、首相はこうあってほしい、と思ってた姿を見せてくれた。
我々にはわからぬ首相周辺のようすが垣間見れておもしろい。
あまりにも大きすぎるテーマに迫っているので、
どうなることかと初回からハラハラしているけれど、
今のところ、ドラマとしてそう破綻しているようには思えない。

政治家や官僚諸氏も見ているのだろうか?
見ているにしても、アホくさそうな笑みを浮かべて見てるのだろうか?
彼らの感想が聞けたらなぁ、、と思う。



2008年06月01日(日) クラスター爆弾

クラスター爆弾禁止条約が、日本も参加して採択された。
最大保有国のアメリカ・中国・ロシアは無視だそうだが、
このところ、こういう国際的な問題で、
日本政府がアメリカに追従しなかったのは初めてではないかな?
10年ほど前の地雷禁止条約以来、というべきかな?

防衛省や自衛隊の強い反対にもかかわらず、福田翁が決断したそうだ。
支持率低迷の危機感で、少しは庶民の目線に立つことができたのだろうか。
この条約への参加はあたりまえだと思うが、
いろいろな意味で、福田翁、よくやった、と褒めてあげたい気分だ。

今朝の「天声人語」がすばらしいので、引用しておこう。
私が書こうと思ってたことも、私よりうんと上手に書いてあるんだもんね。
さすがだなぁ、と思う、、、塵語などとは違うのだ。
簡潔で「痒いところに手が届く」というのはこういうのを言うのだろう。



 群れをなして舞い降り、自爆によって敵を葬る。生き残った仲間は草むらなどに潜み、戦いが終わった後も子どもらを殺し続ける。どこの鬼畜部隊もかなわない、クラスター爆弾の残酷さだ。

 人殺しの道具に善も悪もないが、この兵器はとりわけタチが悪い。親爆弾が空ではじけ、数百もの子爆弾を雨と降らす。いくつも残る不発弾はわずかな衝撃で爆発し、何年にもわたり民間人を死傷させる。地雷をばらまいたように、平和が戻った後の生活、土地、時間を奪う。

 人道上の批判がようやく実を結び、この週末、クラスター爆弾のほとんどを禁止する条約が国際会議で採択された。不発になりにくい最新型を除いて、参加国は発効8年以内に全廃する。慎重だった日本も同調し、手持ち分はすべて廃棄するという。
 
 情けないことに、米国、ロシア、中国などは条約づくりにさえ参加していない。それでも、対人地雷のように国際世論で包囲し、軍事大国が「使いづらい」状況を作ることはできる。条約を一歩にしたい。

 自衛隊は「人道的」な最新型の調達を検討するらしい。長い海岸線の防衛に欠かせないという。だが、敵軍の本土上陸という「机上の危機」に備える前に、やるべきことは多い。首相の決断で同意した条約だ。廃棄の実績をもって、同盟国や周辺に平和国家の範を示してはどうか。

 現実論に百歩譲っても、およそ人道的な爆弾などない。兵器は人間の弱さ、未熟さの証しだ。作っては壊す無駄のきわみ。不幸の根はいつも、武器ではなく、武器を手放せぬ者にある。


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