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■ さよならプエルタ
「ワンダフル〜」の中でもちょっと書いているのですが、セビージャ市には一部所属のプロサッカーチームが二つあって、それがセビージャとベティス。この両クラブはとにかく仲が悪い。すこぶる悪い。リーグ戦で両者によるダービー戦があると、普通は必ず隣同士に着席する各クラブの会長が、このときだけは「顔を見るのも嫌だ」と言って絶対に肩を並べて座らないし、例えばセビージャサポーターの父親に「息子がベティスサポーターになったらどうする?」と質問すると、「そしたら自殺するか、息子を殺すかどっちかだね」となんて笑えないジョークを飛ばすくらい。挙句に99-00シーズンではセビージャもベティスもともに調子が悪く、お互いに罵り合っている間にうっかり2チームとも二部リーグに降格する始末。 とにかく仲が悪い。大人気なく仲が悪い。
先日、プエルタの葬儀がセビージャのホームグラウンドで執り行われ、数千人のファンが詰め掛けてプエルタと最期の別れを惜しみました。そこにはセビージャのサポーターだけではなく、緑色のユニフォームを着たベティスファンも多くて、棺の前で号泣している姿もありました。 「彼は天国のどこかで私たちを見守ってくれているはずだ。ベティスは、永遠にセビージャとともにある」ベティス会長の言葉です。
去年セビージャが来日したとき、もっとちゃんと目に焼き付けておけば良かったと悔やんでいます。それから、あの面構えで20歳そこそこなんてありえんわ!と思っていた私を許してください。
今夜、セビージャはミランとスーパーカップを戦います。選手たちは、11人ではなく、「12人」で試合をすると言っていました。天国から見守っていて欲しいなと思いますね。
本当に、心からご冥福をお祈り致します。 今まで本当にありがとう。
2007年08月31日(金)
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