「救われた」って言ってくれたね
また同じことを繰り返すのだったら
言わないほうがマシなのにね
ほんとは何も変わってないじゃん
駄目だよ言葉に惑わされちゃ
断片的にしか引き出せなくなった記憶
爪の先にまで心を通わせた痛み
どうして思い出せないんだろう
どうして好きになれないんだろう
欲しいものは手に入れた
あとは何かを捨てるだけ
捕まえていなければいけないものは
いつもこの手をすり抜ける
教えてほしい
もしかしたら今ココにあるものも
いつかは
ソファーの上に2つある 色違いのクッション
この部屋のなか残ってるたくさんのわすれもの
どれをとっても全て君の香りなんだ だから
もうぼくを受け入れたりしないで
やっと全てを捨てることができる気がする
この駅をとおると思うのは いつも 同じこと
このひとじゃなきゃ
って思えるのは
いつも 同じひと
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