詩のような 世界

目次


2001年09月29日(土) 麻薬


音楽が
耳の中に流れ
流れ浸透してくる
ゆっくりとゆっくりと
鋭く



記憶の底に沈んだままの
幻影にコッソリと傷をつける


やめて
この曲はずっと好きだったはずじゃない


なのになぜ?
もう痛くしないで


いいえ
好きだったというのはただの理想で
実は捨てたかったんだとしたら?


そのメロディも
その思い出せる愛しかったあの人も
実は捨てたかったんだとしたら?


それでも私は聴くでしょう
嫌でもそのメロディを口ずさむでしょう




だって記憶は麻薬だから














2001年09月18日(火) ストロベリー・ジャム

ストロベリー・ジャム

甘く甘く



ストロベリー・ジャム

ほどよい酸味



ストロベリー・ジャム

舌で絡め



ストロベリー・ジャム

とろけたい


2001年09月02日(日) 壊。


ダメとわかってる事はダメ





それでも忘れられない人がいる

いずれ私のものにする

        したいの



あの日無理矢理にでも言うんだった

周りの人間たちから非難されても






「本当にあなたを好きだから

 私をあなたのものにして下さい」





欲望に負けたんだ私は

意志が弱かったんだ私は



あなたを好きなのに

好きじゃないと

自分を騙した

騙した騙した騙した騙した騙した騙

した





あなたを得られなかった私は

それ相応の罰を受けたんだ

なんて

そんな自己満足はもういらない




憎い

あの時の私を殺したい










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