日々日記
いちらんふるいあたらしい


2008年03月26日(水) 殺すなかれ

うーん、うーん。

なんで?

駅で県職員をホームに突き落として死なせた、動機がわからん。

何が積もり積もってそこまで彼を追いつめたのか。
何が彼を殺人に走らせたのか。

でもでも一番わからないのは、
誰かを殺したいと思って、しかもそれを実行できてしまうこと。
ストッパーはなかったのか?
躊躇もしなかったのか?
その一線を越える時ってどんな気持なの?

ニュースの見出しの「自暴自棄」が、なんかしっくりこない。


被害者の男性のお父上の言葉が胸をえぐる。

あまりに理不尽すぎる出来事。
理解もできないし、わからないことだらけ。
心がきしきし痛む。


2008年03月21日(金) 華やかに誇り高く

今日は大学の卒業式だった。

4年生がみんないなくなる、ということは
こんどは自分が最高学年になるということで…。
ひぃぃ。

少年老い易く学成り難し?
いやーん!!

同じ期なんだけど、優秀で早期卒業をする子がチマチョゴリを着ていた。
蓮の花を逆さに伏せたようなふわふわした裾が歩くたびに軽やかにゆれる。

鮮やかななピンク色の民族衣装をまとい、流暢な日本語で会話する彼女に
普段は見なかった民族としての誇りを見た気がした。

強い強い民族としての誇り。
自分は韓国人であるという誇り。

それがいいとか悪いとかいうレベルじゃなくて、
ただ、普段接することのなかった圧倒的な誇り高さに、
思わずハッとさせられたのだ。

わたしも外国で着物をまとって、あんな風に誇りを持って、
なおかつ現地語で会話ができるようになるかしら…。

なりたいなぁ!

みんな卒業おめでとう。
本当の勝負はこれからだ。
でも、いいよ。自由って。
一人で立つ、っていいもんだよ。

がんばれー!


2008年03月09日(日) 備忘録と、楽しかった漫才のこと

【備忘録】

医療費の「給付うらやましいか」 被爆体験者に“屈辱”質問
[ 03月09日 17時46分 ]

共同通信

 体に放射能の影響がないとして、被爆者と認められない長崎の「被爆体験者」たちが、県と市の実態調査の面接で、被爆医療費を受ける人をうらやましいと思うかなど、屈辱的な質問を受けていたことが9日、分かった。調査をした長崎国際大の中根允文教授は「被爆体験者の精神状態を把握するのに必要だった」としているが、17日に長崎地裁である被爆者認定を求めての訴訟の口頭弁論で、被爆体験者は屈辱感を陳述する予定。


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もうちょっと他に「聞き方」ってあんじゃないの?って思った。
でも、もう少し面接に関する詳細を知りたいなぁ。

あと、ネットニュースの見出しって、
なんでこうもえげつない日本語なのが多いのかね。

文字数制限のせいかしらん。

タイトル読んでて気分を害するものがよくある。


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今日林家ライス・カレー子さんの漫才を楽しんだ。
とっても仲の良いご夫婦だった。

まるちゃんはお父さん似なんだね〜。

カレー子さんと一緒になる以前に一度離婚していたライスさんを、
カレー子さんがリユースして現在まで夫として
使っているというくだりでは笑った笑った。

さすが環境漫才。「人生にはムダがないんです!」

うん、そのとおり!


2008年03月08日(土) 春の嵐

やばい。

やばいやばい。

やばいやばいやばい。


なにがやばいって…いえないけどやばいんだよ。


知らないうちにすっかりそうなってたらしく、
それを今日無防備な状態でえいやっと突きつけられて、
逃げ場もないし、言い訳もできないし、もう自分で自分がびっくりした。

いやー。
ありえるけど、ありえない。
やっぱり、あってはいけないだろ。

…心労が…

でも心は走っているのがわかるから、困る。
制御不可能に近い状態だと知った。

自分で自分が止めらんない。

いや、こういうの嫌いじゃないしむしろ嬉しいんだけど、
こまったなー…というのが正直な気持ち。


2008年03月06日(木) 君は興味がないのかい?

大学で、次の予定まで時間があったから学生ホールで読書してたら、
後輩が寄ってきた。

そして「なに読んでるんですか?」って言うから

「孤独死の本だよ」って言ったら、
「えー。難しいの読むんですね。興味あるんですか?」って言われた。


高齢者のみならず最近では40代、50代の働き盛りの男性が、
たった1人で、誰にも看取られず死んでいくこの現象に、
(まして我大学の建学の精神になぞらえば)
興味がないほうがおかしいとあたしは思うよ?

わたしが孤独死を知るきっかけになったのは数年前に観たNHK番組。

去年の後期に履修した高齢者福祉論でも孤独死問題に少し触れていて
気になったから本を探したら、そのNHKの番組をもとに出版されていた。

んで、大学図書館には入ってなかったから、
年末に希望図書購入で買ってもらったのだよ。

孤独死をするのは、
会社が倒産したり、リストラされたりして、財産も家族も失った人。
もしくはもともと独身で、高齢の親が亡くなり一人になった人。

団地に住んでるのに、近所と付き合いがない。
付き合う術がないから。
張り合いのない毎日。
アルコールに溺れたり、もしくはなにか病気を抱えてる。
いつしか絶望にからめとられて、お金はあるのに
病院に行かず、いよいよある日倒れたり、起き上がれなくなっても
誰にも連絡もとらないし、見つけてももらえないまま死ぬ。

それだけじゃなく、死んでもなお見つけてもらえない。

一体なんなのこの惨状は!!!
読んでてやるせなさと怒りの気持ちでいっぱいになる。

だけど、孤独死の問題を知るにはいい本。
全学生に読んで欲しいなぁ。


けっして他人事ではなく、自分も将来なりうる可能性は充分にあるわけで
我がこととして見過ごせない出来事なわけよ。


2008年03月02日(日) 海よりも深く山よりも高いもの

資料として必要になったので、実家から写真を数枚送ってもらった。

結局目的のものはほとんど映ってなかったけど、若くて初々しい母に、
おんぶされたり抱っこされながら、生えるか生えないかの
2本の前歯を見せてケタケタ笑っている自分をたくさんみることができた。

若い頃は感じなかったんだけど、いやー、どんだけ大事にされてたか、
愛情を注がれてたかが手に取るようにわかった。

まいったな、こりゃ。ってくらい母の愛はでかかった。

親ってすごいなー。

…生んでくれなんて頼んだ覚えねーよ!と言ったこともあったわ。

こんだけ愛情注いで、寒くないか暑くないか、お腹はすいてないか、
おしめは濡れてないか、熱はどうだ、あーだ、こーだ、と
世話を焼いてきた子供がですよ、

ある日自分(母)に向かって「うるせーババア」って言う訳ですよ…。
ああ子供。思春期と言う名の狼藉。

恩知らずもええとこやん。

生んでくれて、育ててくれて、今も大事にしてもらって、
って過程が偲ばれて、胸がいっぱいになった。ほんとうに腹の底から感謝。

なんか、自分も親やれそうな気がしてきた。
子供を持つことはライフプランからすっかり抜け落ちてたんだけど、
不思議なことに変化の兆し。


母は偉大だ。
ほんとうに偉大だー。
おーかーーーさーーーーーーん。


inu-chan