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2014年02月24日(月) |
日本発達心理学会第25回大会に参加します |
来る3月21-23日に日本発達心理学会第25回大会が京都大学でおこなわれます。私はポスター発表1件と、2つのラウンドテーブルです。企画者になっているラウンドは特別支援教育を反省的にとらえなおす試みです。よろしかったらご参加いただき、議論に加わっていただけるとうれしいです。
○ポスター発表P1-012「社会的に交渉されたリジリアンスとしての「立ち直り」」 2014/03/21(金)10:00〜12:00 @百周年時計台記念館
○ ラウンドテーブルRT3-5「生きづらさをかかえる子どもの支え方を再考する」 2014/03/21(金)15:30〜17:30 @共北35 松嶋 秀明(滋賀県立大学)・川俣 智路(大正大学)・高橋 菜穂子(大阪城南女子短期大学)・有元 典文 (横浜国立大学)
[企画主旨] 「特別支援教育」、あるいは「発達障害」といった言葉が、保育や学校教育、あるいは福祉施設での関わりにもちこまれて久しい。当初の「ブーム」とでも呼ぶべき混乱状況をこえ、その成熟度はともかく、ひととおりの知識や対応は現場に行き渡りつつあると思われる。 しかしながら、このことは支援の円滑化とともに、定型化も生みだす可能性がある。そのことは、これらの言葉の背景にあったはずの精神の、集合的な忘却をうながすかもしれない。また、支援の目的をどこにおくのかも重要だ。対象者ができることの増大を支援の目的とし、そのように導くためのプログラムを考えることはもちろん重要だが、そこで生まれる変化が、環境としての私たちの関わりとセットになったものと考えれば、変わるのは対象者だけではない。そこで私たち大人は何をしているのかと問うこともできる。支援される子どもたちの利益を考えた場合、私たちは常に現在の枠組み、前提とされる考え方がこれでよいのかと問いかえしていく必要があるように思われる。本ラウンドテーブルでは、狭義の発達障害支援にとどまらず、貧困、被虐待などをふくめ、生きづらさを抱える子どもへの支援について、その取り組みのとらえなおしの可能性について検討したい。学校や施設などで行なわれている実践を研究してきた3氏(松嶋、川俣、高橋)の話題提供と、これまで状況論の立場から人の学習について考察をふかめてこられた有元典文氏のコメントを媒介として、みなさんとの対話をすすめていきたい。
○ RT8-2ラウンドテーブル「教師の共同的で深い学びを促す校内研修」 2014年3月23日(日)13:00-15:00 @共北12 黒田 真由美(京都大学大学院)・石井 英真 (京都大学大学院) 原田 三朗 (愛知県豊川市立一宮南部小学校)・蒲生 諒太 (京都大学大学院)・松嶋 秀明 (滋賀県立大学)
[企画主旨] 多くの学校で、学力向上が叫ばれ授業改善が課題とされ、授業公開を中心とした校内研修が実施されてきた。さらに、学校をめぐる問題が複雑化し、教師や学校への信頼がゆらぐ中、教師個々人の力を伸ばすという観点だけでなく、学校の組織力を高めるという観点から、学習する組織の中心(教師達が力量を高め合い、知を共有・蓄積し、連帯を生み出す場)としての校内研修の意味も注目が集まっている。そこで、新たな校内研修の提案を行うとともに、そこで得られた成果を報告し、今後の校内研修のあり方について考えていきたい。
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