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2007年10月01日(月) |
てんむすフィールドワーク |
「てんむすフィールド研究会」から2冊の冊子をご恵送いただきました。この冊子は、名古屋大学の松本さんと、荒川さんを中心に企画された一連のワークショップの逐語記録をもとに編まれたものです。
第1回は、フィールドワークがテーマということで私も呼んでいただいて話題提供しました。たしか当日の日記にも書いたかと思いますが大倉さん、松本さんという同世代のフィールドワーカーと語りあえたのは収穫でした。また、と同時に、分かりあえるようでいて、案外わかりあえないところもあるのだなということにも驚かされた会でした。ここらへんは自分にとっては語り得ない何かがあるのかもしれませんね。
下記にサイトがあります。荒川さんによれば、先日おこなわれた質的心理学会でも配布されたとのこと。まだ残部があれば500円でわけてもらえるんではないでしょうか。問い合わせてみてください。それにしても質的心理学会、僕は、いろいろあって参加できなかったのですが、冊子の評判はどうだったんでしょうね。どなたかご存知の方いらっしゃいましたらお教えくださいませ。
とはいえね、まあ、僕はいつものとおりのネタをしゃべっただけなんで、人様に勢い込んでお目にかけるようなものではありません。あ、でも北山先生の2者物語と3者物語の話を引用させてもらっているのは、この冊子のみです。自分としては、この話はけっこう気にいってるのですよ、この話。
http://www.k2.dion.ne.jp/~kokoro/tenmus/
=============================== 第1号 特集「フィールドワーク」(2007年8月公刊) 「私のフィールドワーク/フィールドワークの私」 (松嶋秀明) 「青年期の<気分><風景>を捉えることを目指して」 (大倉得史) 「研究における挑み方(生き方)と知見は連動している。ただしその内的関 係は語りえない。示していこう!」 (松本光太郎) 総合討論 「私のフィールドワーク:転がり続ける渦中からのながめ」 コメント 「『何のための研究か』という視点」 (山本登志哉) コメント 「フィールドにおける軌跡をつなぐ」 (徳田治子)
第2号 特集「科学と質的研究」(2007年9月公刊) 「心理学と科学:その現状と展望」 (荒川 歩) 「『運を研究する』ということ」 (村上幸史) 「心理学と科学の関係を考えるための若干の考察 :ゲーテ『色彩論』を補助線に」 (サトウタツヤ) 「質的研究と境界設定問題」 (伊勢田哲治) 総合討論「心理学における質的研究と科学:その包摂と境界」 コメント「あの日あの時、何が話し合われていなかったか」 (井上 研) コメント「寄り添う『知』:科学だからえらいわけではない」 (松本友一郎) 特別寄稿「フィールド研究会@名古屋 所感」 (今尾真弓)
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