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2006年04月25日(火) 「東京日和」/荒木 陽子, 荒木 経惟



陽子さんが亡くなる前に連載していた「東京日和」と、
荒木経惟が陽子さんの面影を追って東京を歩く。

陽子さんの軽快なエッセイと、アラーキー直筆の言葉の
重なりがただただまぶしく切ない。








2006年04月20日(木) 「TOKYO、ナジャ、そして青空」/香月葉子


まず、表紙のウサギにやられた(笑)。かわいすぎる!ウサギ好きには表紙ですでにツボでした。

男性が、素直で自己主張の強い女の子に振り回されながら惹かれていくという展開はときどきあるけど、この本の、回想しながらの展開と東京の景色と二人だけの濃厚な時間の流れ、喫茶店や古本屋のシーンがなぜかなつかしさも誘うような、そんな気持ちのまま読みました。

不思議なほどまぶしいまでのエネルギーを発散しつつ一瞬ものすごく光った感じの女の子(ナジャのこと)なんだかものすごくなつかしく、せつなく思いました。会ったこともないのに不思議だけど。

たぶん、もっと若い頃(20代前半)に読んだらもっと入り込んで影響をうけちゃったような気がしました。
30代の今初めて読んで、読み終わって、しずかなせつなさを感じました。

たぶん時々繰り返して読んで、また味わっていくと思う。



2006年04月15日(土) 「ダ・ヴィンチ・コード」/ダン・ブラウン

とにかくおもしろかったです。
サスペンスとしても、ヨーロッパ史やキリスト教のその起源について勉強になるとしても、とにかく興味深く引き込まれてしまい、前もってネットでプリントアウトした資料(本の中に出てくる絵画や彫刻やルーブル美術館の外観や様々な部屋の写真等)をめくりつつ、上下巻一気に読みました。

映画の前にどうしても読みたかったのですが、これで映画も楽しみです♪






2006年04月12日(水) 「神様」/川上弘美

短編集。
この「神様」は彼女のデビュー作のようでした。
が、涙もろくなっていた私は、1話目の「神様」のエンディングですでにポロポロでした。
ちょっと不思議であったかくて読み終えるとしんしんと切なさがこみあげる、ような気がする。
この1冊はなかなかいいと思います。












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