ある音楽馬鹿の徒然カキコ♪...みゅう太

 

 

夢のような一晩でした - 2006年03月30日(木)



…って別に色っぽいネタでもなんでもなく
いつもの話、コンサートです。


昨日行ったバリトンのベルント・ヴァイクルの「ワーグナー&ヴェルディの夕べ」。
飯守泰次郎指揮する東京シティ・フィルとの共演。


前にも書きましたが、何と言っても歌手、
そして極めつけの名歌手の名唱ほど心震わせられるものはないです。

実は私は昔からヴァイクルが大好きで
学生時代から彼の声が私の理想。


柔らかく、甘く、気品があって
ふくよかに拡がる深い響き。
他の誰からも聴けない美声。
一声聴けばすぐヴァイクルのものとわかる声。

初めて聴いたのは1986年、N響の1000回定期公演記念で
サヴァリッシュが指揮をしたメンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」。
彼がエリアの役を歌ったのだけど、それに感動して
私は自分の卒業試験に、エリアの後半のアリア「主よ、足れり」を歌ったくらい。


そして何といっても、ヴァイクルといえば、
(絶対昨日来てたお客さんの大部分がそうだと思うのだけど)
ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のハンス・ザックス。
それも1988年バイエルン州立歌劇場日本公演での彼の名演は
忘れられない。

あの舞台はサヴァリッシュの指揮のもと
ヴァイクルはじめ、ルネ・コロ、ルチア・ポップ、ペーター・シュライヤー、ヘルマン・プライ、クルト・モルといったドイツ系最高の歌手のオン・パレードで
あんなキャスティングでオペラが観れたなんて、今でも夢のような気がするし、
大体、今じゃ絶対あり得ないだろう。


そのザックスを昨日も彼は歌い、
それもあれから20年近いというのに
あの頃そのまんまの声で、私は本当に夢を見ているようだった。
さすがに涙がでました。


まあ、彼も64歳なので、
ところどころ、長くゆったりとしたフレーズになると
往年のように声のテンションを支えられないところもあるにはあったけど。
(アンコールで歌った、ヴァイクルの十八番中の十八番、「タンホイザー」の「夕星の歌」)
でも、それは彼の素晴らしさ全体からすれば、微々たるもの。


あと、私はヴァイクルが歌うヴェルディというのは全く初めてでしたが、
そう、イタリアの名バリトン(例えばブルゾン)とは声の質感こそ違うものの
やっぱり持ち前の知性と経験がそうさせるのかなあ、
「オテロ」のイヤーゴの悪魔ぶり、
「仮面舞踏会」のレナートの男の怒り、
「ファルスタッフ」の喜劇的な怪物ぶりなんか
全部それぞれにしっかり出てくる。


これにはホント感心しました。



ヴァイクルのザックスが再び聴けただけで満足するはずだったのに、
それに今回が最後だ、と覚悟して行ったのに、
また聴けるならもっと聴きたい、とすっかり気が変わってしまいました。


「人の声こそ最高の楽器」だ、ってよく言いますが
私にとってはまさにヴァイクルがそれですね。



ところで、指揮した飯守泰次郎さん。
この人が指揮するワーグナーがこれまた素晴らしいんです。
(彼は70年代に、ワーグナーの聖地、ドイツのバイロイトで長らくアシスタント・コンダクターを務めていた。何といってもその時の経験からくる財産でしょう。)

実は、これももう15年くらい前かな、
ヴァイクルが、やっぱり「ワーグナーの夕べ」をやった時も
指揮は飯守さんだったんです。(オケは東京フィルだった)

ファンの方にとってはそんなこと言うまでもないのでしょうけど、
それにしても彼が指揮するとどうしてああいう底力のある、
これぞワーグナー以外何物でもない、って音が出るんでしょうね。
不思議。



ヴァイクルを聴くには、日本でこれ以上のパートナーは考えられないです。




















...

妻のつぶやき - 2006年03月24日(金)



今日は先日書いた
ドラマ「小早川伸木の恋」の最終回。


私もマイハニーも
違った意味で、どうなるか興味津々。



・・・果たして「なんだったんだ?このドラマ」って感じ。
そういう意味じゃ期待通りだった。はぁ。



ところで最後の方でこんなセリフがあった。

「幸せは与えてもらうんじゃなくて、自分で育てていくものよね。」


それを聞いた隣のマイハニー、即つぶやいた。

「え〜、そんなめんどくさいのヤダ」





ぎょえ〜(><)




ところで、このドラマで頻繁に使われていた
ボンドの演奏する(だと思う)ヴィヴァルディの「四季」の「冬」の部分、
なかなか効果的だったし、
やっぱりバロック音楽って、アレンジするとなかなかロックっぽいし
カッコいいな、と改めて再確認。


あれ初めて聴いた人は、クラシックの曲だとは思ってないんじゃないか?











...

いい休日だ - 2006年03月21日(火)




この間の週末は荒れ模様の天気でしたが
今日はおだやか。

ぽかぽか陽気で気分よかった〜。


昼まで寝てしまうことの多い休日ですが
今日は午前中の比較的早い時間に起きました。


軽く朝ご飯食べて、ピアノの練習。


そうなんです、今年もまた仲間との発表会が
夏前にあるので、もうさらいはじめないとナンダカンダ間に合わない。
(今年はまたベートーヴェンのソナタを弾く予定)

指が思うように動かないのにかなりストレス。


練習終わってから軽くストレッチをして、昼ご飯。
今日はパンとハムエッグ。やっと起きてきたマイハニー作。


そのマイハニー、午後はたまってるビデオを観たいというので
私はせっかくの天気だし、
自転車でお散歩することに。


実は自転車、先月実家の弟が譲ってくれ
(って実はもともと私のだったのですけど)
毎週乗っています。

昔は自転車なんてしょっちゅう乗ってたけど
ここに引っ越してからは買ってなかったし
もう5〜6年乗ってなかった。


でも自転車乗りはホントいいです!
気持ちいいし、色んなところがいっぺんに回れて新しいところ見れるし
何よりも痩せられる(笑)。

効果「大」です。


まあダイエットの話はさておき
今日も行ったことのない道を通って
洒落じゃないけど「未知」の場所を巡ってきましたが
やっぱりまだまだ知らないところで、こんなに素敵なところがある。

眺めがいいところ、花が一杯咲いているところ、
洒落た家や美味しそうな(見た目じゃわかんないけど)店などなど
今日もたくさん発見。

そうそう、桜もちらほら咲いてました。
帰ってテレビ見たら、やっぱ東京・横浜あたりは今日が開花と
発表されてましたね。


帰宅したら、マイハニーはまだビデオ観てましたので
私は先日買ったCDをじっくり聴く。


20世紀きっての天才ピアニストで私の大好きな、
故フリードリヒ・グルダが1980年に録音していたという
未発表のモーツァルトのピアノ・ソナタ集(しかも10曲も!)のCDと
やはり大好きなピアニスト、ネルソン・フレイレが
リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と録音した
ブラームスの「ピアノ協奏曲第1番・第2番」の2セット。


両方とも絶品!


どっちともに他に比べようも無い、かけがえのない演奏。

本当に素晴らしい。
(特にグルダについてはまた書きたいですね)



感慨ひとしおの夕方を過ごした後、
今日の晩ご飯は、北海道出身の嫁ならではの
「ジンギスカン」だ!美味いよ〜。

食べながらいつのまにか
「ジンギスカンはベルのタレの限る」などと一人前のことをほざいてる私。
(↑北海道以外の方、ご存知ですか?)


そして先ほどテレビ・ドラマ「N'sあおい」の最終回を見て
やっぱり西村雅彦はスゴイ役者だ、
と大感心の私。




今日はこんな充実の一日でした。

さて、これで明日からまた仕事頑張れるかな。
















...

滞ってます。 - 2006年03月18日(土)




あ〜、一週間更新あけちゃいました…。


それなのに最近はおバカなネタばっかり…。


前に音楽話を書いて日から、今まで結構コンサート行ってたんですけどね。


行ったのは

●アシュケナージ指揮のN響定期公演
(スクリャービン「交響曲第1番」と「プロメテウス」)
●ベルリン・バロック・ゾリステン&アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)
(バッハやテレマンの協奏曲)
●沼尻竜典指揮名古屋フィルの東京公演
(シェーンベルク「変奏曲」、ドビュッシー「遊戯」、ブラームス=シェーンベルク編曲「ピアノ四重奏曲」 )
●ルカーチ・エルヴィン指揮日本フィル定期公演
(リスト「ピアノ協奏曲第2番」、バルトークのオペラ「青ひげ公の城」」


とまあ、どれも内容的にすごく面白く
演奏も良し、
ひとつひとつが好奇心くすぐられる
とてもワクワクしたコンサートだったのですが、
面白かった分、書くんだったらちゃんと書きたいな、
なんて気持ちだけが欲張って
結局何にも書いてません(><)


今、結構忙しくて時間がない分、
尚更。



あと、もうすっかり時間がたってしまいましたが
荒川静香のスケートのことで
書きたくて書きたくて…だったのですが
これもちっとも。



とりあえず、今日はこんなフラストレーションを吐き出すのみで
ごめんなさい。


かなり疲れたので、今日は寝ます。



ぐ〜。





...

夫婦の共同作業?? - 2006年03月09日(木)



毎週木曜はドラマ『小早川伸木の恋』を見ている。


内容は、正直お粗末なもんだが
(最初すごく期待していたのに、まさかこんなしょーもないものになるとは思いもよらず、途中から楽しみ方を大きく軌道修正した。「何処へ行く?このドラマ」って感じだ。)
ナナムジカが歌う主題歌「くるりくるり」が私たち夫婦のお気に入り。


いつもながらエンディングに流れるこの歌。
私は今日も「く〜るり〜く〜るり〜」と口ずさみながら
チャンネルをNHKにかえる。
やっているのは天気予報。


「気温も毎日上がり下がりですね」と言うので


つい「あ〜がり〜♪ さ〜がり〜 」なんて歌ってしまったら
横にいるマイハニー、実に自然な呼吸で


「オ〜レの給〜料♪」





・・・ヒドイ(><)。


バカ夫婦、息ピッタリ。







...

NHKって・・・ - 2006年03月05日(日)



「功名が辻」、結構面白い。


一昨年の「新撰組」のあと、
去年の「義経」はつまらなくて早々と見なくなったけど、
今年は1年間見れそうだ。


とはいっても、まあそこそこで
最初はこんなんで大丈夫かな?
と思っていたけど、
俳優陣がなかなか良く、てか楽しんでいるようで
最近は脚本もシマッテきたみたいだし
イケそう。



ところで、今日、昼のニュースの前(後だったかな?)に
「功名が辻」の番宣をやってたのだけど
その最後に、




「大河ドラマ『功名が辻』、第9回の今日は
『初めての浮気』、どうぞご期待ください!!




ってすげー普通にナレーションしてたんだけど
いいのか?これで。




とりあえず、すんごい笑った。





...

疲れ気味・・・ - 2006年03月02日(木)



近頃にわかに忙しくなり
更新もままならず、
仕事場ではテンション上がってるものの
家では反動で下がるという毎日。


でも、いつのまにか3月になりましたね。

昨日の大雨の中、しめった土のにおいが
春の近ずきを教えてくれました。



いっぱい書きたいことはあるのですが
今日はこれが精一杯。


かろうじて顔出しです。


スミマセン。。。








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