戯言
目次過去未来


2006年08月03日(木) 未来

たくさんの幸せを与えてくれて


たくさんの愛情を与えてくれた


あたしもたくさんの愛情を与えてたし


ふたり一緒の時間はいつも幸せだった




初めて会った時から


驚くほど気が合った




初めて会った時から


あたしは君に惹かれてた




君があたしに惹かれ始めたのは


もう少し後の話だと聞いたけれど




自然にあたし達は


恋人となり


それは


お互いが「初めてだ」と言い合えるほど


愛情に満ち溢れていた関係だった




自然にお互いを思いやれたし


一緒に居ることが当たり前となった




色んなところへ行って


色んなものを食べて


色んな話をして


いっぱい笑って


時々はぶつかり合って




それでも順調に


終わりなど見えないほど


幸せで大切な時間を


ふたり共有してた




だけど


ふたりの未来が繋がらない事


決して繋がる事は無いこと




それを知ったんだ




あたしには他にも大切なものがたくさんある


君にも大切なものがたくさんある



ふたりともそれを譲れない




あたしはここを離れたくない


君はここをいずれは離れていく





繋がらない未来を目の当たりにして


この先どうして行けばいいんだろう




君と一緒に居たい


今日も明日もずっとずっと


何年後でも隣に居たいのに




それでも譲れないもの


捨てられないもの


妥協ができれば良いのに


勇気があれば良いのに




あたしは全てを捨てて


君の隣に居る未来に


満ち足りた幸せを


見る事が出来ない





きっとそれは君だって同じ





それでも離れられない


今は離れたくない





でもきっといつか終わる



それは仕方の無いこと



どうにも出来ないこと





ふたりのことなのに



ふたりはどうする事も出来ない





だけど今は


好きだから


傍に居たいから




だから離れない



ほんとに簡単なこと



それだけのこと


藍音 |MAIL

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