戯言
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2003年01月10日(金) 守る

君に決して言ってはいけない言葉があった



気付いてた

あたしはもうずっと気付いてたんだ



でも守りたかった



だからあたしは

伝える事より

守る事を選んだ



居心地がいいこの場所を

自ら手放す事

そんな事は出来なかった



あたしは君の傍に居られた

あたしは君と一緒に笑えた



これからも



あたしは君の傍に居られる

あたしは君と一緒に笑える




ずっと

このままで居たくて




あたしは

君を失う事を選べない



君を失うのはとても怖くて

今のままで居る事に

何も不自由など感じない




好きだけど

本当に大好きなんだけど




それでも

いつか終わりの来る恋愛など

君とはしたくない




恋愛に永遠なんて信じない君

そしてあたし



そんな二人だからこそ

恋愛なんて出来ない




このままで居られたら

きっと永遠の終わりが来る事はない



二人の繋がりが幾ら細くなろうとも

それでも断絶される事はないだろう




あたしにはもう

決めた事がある



君とずっと一緒に笑い合いたい

だからあたしは

君を好きだという気持ちを

閉じ込めてしまう




この気持ちはもう要らない

あたしの願いは

君を絶対に失いたくない

ただそれだけ




そのために

あたしは

違う人に恋をする




君とは友達

それはずっと

失う事のないもの




あたしがこれから恋をする人

それはきっと

君以上の人ではなく



あたしにはきっと

君より大切だと思える人とは

出逢えない




だけど恋はするんだ

君も誰かと恋をする




だからあたし達は

ずっと繋がっていられる




もしとても細い繋がりになってしまっても

あたしはそれをきっと

何よりも大切にするだろう




何があっても

決して君とは離れないように

あたしはその繋がりを

今この手で強く握り締めた


藍音 |MAIL

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