めちゃくちゃに散らばった積み木
城に見立てては倒し、
星に見立てては崩し、
それをずっと繰り返して
長い間、積み木の前に座った
親や先生に命令された訳じゃない
二度と同じ物は作りたくない
バラバラの積み木を前にして
もう作り尽きたから
敢無く、同じ物を見立てようか
新しい物を考える時間を必要とするか
今は迷っているところ。
原因究明したくない、って
何時でも面倒臭い事に目をふせた
長い間、放置した曖昧さは
積もり積もって僕を埋めているよう
今日の僕を救えるのは
僕しかいない、って解ったんだけど
何もかも照らし出す朝を迎えると
潜り込みたくなる机の下
暗く静かなこの場所は
どこからの干渉もやってこなくて
でも少しだけ誰かに見つけてもらいたくて。