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2002年11月27日(水) 秘密の日記帳

ふたりのいきさつと
想い綴った長い夜

淋しさで苦しくなった僕は
またノート開いて
ふたりの愛確かめ
胸に抱いて眠りにつく

ページを捲っていくと
温もりと冷たさ
交差するごとに
涙と笑顔が文字ににじむ

今は幸せの瞬間
振り返っていたくない
あの人を想う事ほど
この胸痛くするモノはないから

絶対開かないけど
僕のカバンの中には
いつもひそんでる


2002年11月26日(火) 二度目

傷つけ合いそして別れ
再びお互いの傷と夢
舐め合うように
寄り添った僕ら

君の温かい胸の中
ずっと包まれていたいと
願った長くて短い時間

再び熱を上げた愛ほど
こんなに悲しいものはない

君と出会ったのは2度で
君と離れてしまうのは1度だけでよかったのに


2002年11月19日(火) 束の間


束の間のぬくもり
今はこの手から離れ
冷たいだけのため息もれる

束の間の優しさ
昔と変わってない君
良くも悪くも
僕は今その君と逢うのが
とても悲しくて

束の間の握手
傷つけ合ったあの頃
僕らは忘れられなくて
又寄り添い歩き始めた

束の間の幸せ
あんなに痛んだ心を
忘れるくらい強く抱き合って
このまま二人だけの時間が
ずっと続けばいい
だけど今はもう…

束の間のさよなら
あの頃僕らが離れた意味が
現在(ここ)にあるように
僕らが再び愛し合う事も運命で
また離れてしまう事も運命

束の間の愛情
繰り返し繰り返し
大人になってく僕らは
まだ未熟で揺るぎ無い愛を
抱く事がまだできないでいるんだ

束の間の悲しみ
絶え間なく流れるこの涙
それも成長の糧
真正面からぶつかった方が
早めに解放されそう
なんとなく。

束の間の二人
再び共に過ごし始めた頃から
それを知っていたけど
無視して僕らは愛し合った

束の間のお別れ
今ココで僕らがサヨナラしたら
また会えるのかなぁ?
きっと今度も君から
優しく手をのべてくれるんじゃないかって
僕はもう君との思い出から
離れられずにいるんだろうね

束の間の愛情
二人がたとえ無限の愛を抱いていても
永遠の愛を育む事とはイコールされない
そんな事はよく知っているけど
その束の間を過ごしている一瞬(とき)は
なぜか永遠を感じているんだ

束の間のサヨナラ
だけどアイシテル


2002年11月16日(土) 涙の音


あの時 しがみついたその腕は
僕から目をそらし振り解いた
別れという宿命を果たした僕は
現実から目をそらせず泣きじゃくった
身も心も疲れ果てて

トラウマ拭い去る為に
今は舞い戻った奇蹟と共に歩む

君と手を取り合って
心の中を分かち合って
笑顔も涙も悔しさも怒りも

ふと気付くと君は
僕の腕の中で眠っていて
またふと気付くと僕は
君の懐かしい香りに
たまらなく泣けてくる

息をひそめ耳をすますと
君の優しさと過去の悲しみを
僕はいつも抱いていて
涙の音が僕らの部屋でしとしと聴こえてる

君にも聴こえているのか
聴こえていないのか
わからぬまま

僕は二人の安らぎを
心待ちにしてる
ずっとずっと



2002年11月06日(水) あなたの居場所


やっと繋がる二つの心
きっと見つかる二人の未来

まとわりつく過去の哀しい涙を
思い出させるのはあなたで
それをふりはらう力を
与えてくれたのもあなた

今度こそは本当の私を
きっと見つけだして
偽り無いあなたを
ここへ導いてあげる

あなたがいつか
夢から覚めたとしても
迷う事なくここに
辿り着けるように


2002年11月04日(月) 現実逃避


過去を振り返る時間
闇の中で一人さまよい光を待っていた

後悔を果たすチャンス
沈黙の僕に手を差し伸べてくれた

「想い続けてれば
きっと願いは届くから」
そんな儚い空に信じる事もなく

この先続くのはトンネルばかりで
いくら上機嫌でドライブしたって
光照らされるのは一瞬だけ

僕の未来におおいかぶせた黒い影
だけど何をするにも一人で強く生きていける

矛盾が重なった未来への夢抱いて
これからずっとずっとうつむき
ひたすら前進していくフリしなきゃいけないと
そういつの日か僕は空に覚悟した

だけど切なすぎる決意は
一瞬のうちに光に照らされ
僕の固めた決心は
既に君に揺さ振られていた

ぐっと心に決意したはずのモノは
強さなんかじゃなく
僕のたった一つの弱みだったのかもしれない

君という光を抱いて
今やっと気付いたんだ


2002年11月02日(土) 長く短い試練の結末


途切れてしまったあなたと私の歩み
あの頃から長く短い時間この足踏みしめていました


共に歩いた季節はいつまでも変わらぬ二人で
時が過ぎても二人が成長しても何があったとしても
僕は愛が生まれた頃の二人のぬくもりを
決して忘れないようにとあの頃心にとめて
永遠に手を繋いでいられるようにと願っていました

お互い想いあう気持ちがあるならば
どんな障壁でも打ち破っていけると確信していた私でも
あなたの欠けてしまった愛を見つけてしまえば
もろく悲しい結末をむかえる物語をも選択せずにはいられなかったのです

きっとあなたが繋いだ手を離しどこかへ旅立ってしまうと
知っていた私は少し遠い場所で涙を流し自己処理した後に
もうほとんど見知らぬ人と化したあなたに
私は体当たりして終止符を打つしか方法はありませんでした

曖昧な時間が過ぎ私の心は少しだけ冷静さを取り戻せたおかげで
その後のあなたとの文字だけの別れも受け入れられて
なぜか形あるモノからの解放感がこの身を安らげてくれて
私は笑って一人の時間を大切に全身で感じられました

言葉にできないほどの悲しみが襲ってくるのかと思えば
全く逆で私は戸惑いを覚えました
この笑顔は偽りなのかと自分で問いただしたりもしました

その頃は人との新しい出会いで自分がどれだけ影響されるか
人との別れで自分がどれだけ変われるか
そんな事を改めて思い知らされて一つ大きくもなりました

当分私には形あるモノは必要ないと確信した頃
ずっと見つめ続けてくれた揺るぎ無い真っ直ぐな瞳を見つけ
その優しく強い心に身を委ねれば私は今までと違った幸せを見つけられるのかもしれないと
甘くてずるい選択肢を頭に浮かべてしまっていたりもしました

でも何かが私の心の中でスーッと透らないモノがあって…
つまり過去と未来にあるモノで胸でつっかえているモノ
それがその頃は再び現れるあなたの事だとはまさか思いもしませんでした

あの頃の別れを悔やみプライドを捨てて舞い戻ったあなたは
私の中に住んでいた過去のあなたとは全く違った人でした
そして甘い私にあなたの姿が現れたたったそれだけの事で
私にすべき決断、甘えた気持ちを捨て去る術を与えてくれた
そんなあなたに私は感謝と喜びで胸がいっぱいになっていました



物語の後付けのようになってしまったけれど
曖昧な心の中のつっかえとはあなたの存在一つだったように思えます
そして二人が離れていた時間は二人が再び出会い再び愛し合えるようにと
あえてあの頃二人は引き離され真実の心を導き出すための一人一人の
過去と未来への与えられた試練の時だったのではないでしょうか

過去の二人よりももっと近く手を取り合ってもう1度歩み出すこの道
私はあなたとずっと寄り添っていたいと願い今日も天に祈るけれど
未来の二人の居場所など誰も知るはずもないし
永遠に隣り合わせで居られるとは現時点では確信できません

今は乗り越えた障壁と再び繋がった二人の道を支えにし
無限の愛を何にも負けない強さと共に
二人で築き上げたいと心から願っています



今の私はあなたがいてこそなのですから


2002年11月01日(金) 巡り巡る世界


いつの日か惜しみもなく
ポケットから落とした愛のカケラ

あの日から喜び悲しみ溢れながらも
知らずに胸に流していた心のナミダ

その後拾い出したカタチの違う愛のカケラ
幾度もこの指で押し込めたパズルゲーム
それでもやっぱりバッチリはまらなくて

パズルゲーム途中で終えて
優しい空気で包んでくれるぬくもりに
身をゆだねてしまおうかと
ずるく甘い僕にいたく胸を突き刺した
いつかなくしたとがった愛のカケラ

僕はいつもどこか遠くを見つめていて
なぜ優しくても熱くても心ひかれなかったのか
その答えが一瞬のうちに見出せて

ずっとあいていたパズルの隙間
ピッタリはまった君の声

絶妙すぎるタイミングと
痛むべき悲しみと
見知らぬ地から舞い戻った喜びと

このパズルを拾い上げる覚悟は
すぐさまこの手にしっかりと
同じ過ちを繰り返さないと
ぐっと心にとめて

今パズルゲームのゴールに達して
僕達の道は再び輝き出し
もう1度手をつなぎ歩いてみている

過去になくした愛のカケラ
もうポケットには入れない
でも万が一また落としてしまっても
また見つけられるその時が来る

そんな未来を夢見て
僕は天に感謝する



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