2007年04月11日(水)
関東で、Suica が地下鉄で使用できるようになったとの情報を見て、良いなぁ、関西もそうならないかなぁと思って出張より戻って束の間。 関西では、「京都ぷらすOSAKA PiTaPa」なるカードが新たに発売された。 ※正確には、PiTaPaは前から発売されていたが、4月1日より京都市営地下鉄もPiTaPaが利用できるようになった。
PiTaPaは関西一円をカバーする私鉄・地下鉄やバスなどの乗車に一貫して利用できる共通交通券「スルッとKANSAI」を土台としている。これは、JRにも相互乗り入れ可能で、地下鉄だと利用料金に応じて割引もある。事前にお金をチャージせずともポストペイ(後払い)が可能で、それが PiTaPa 最大の利点でもある。
斯くいう僕も PiTaPa の購入を考えては見たのだが、これ以上クレジット機能のあるカードを持つのはあまり好ましくないし、SMART ICOCAの愛用者としてはICOCAで京都の地下鉄に乗れるようになればな、と思っていた。
ところが、関東と同時に、ICOCAで地下鉄に乗れるようになっていたのである。しかし、これが、駅を利用していても一切どこにも記載されていない。実際、数人の連れに聞いてみたが、「絶対使えないよ」という回答。でも、使えたのである。これって、PiTaPaを売る為の戦略じゃないのか!!
知らんのは僕の周辺だけか(笑)
さておき、ICカードは便利である。一昔前までは、出張のたびに新幹線代を財布に入れておかねばならず、頻繁に出張する僕は、気がつけば現金がなく、困ったものである。クレジットカードもみどりの窓口で使えなかったから、本気でお金がなくて、どうしようかと思ったこともある。
今では、エクスプレスカードとSuica(ICOCA)があれば、ほとんどお金は要らない。キャッシュフローのない生活は、非常に良い。何より、記録が残るので、現金よりも管理もしやすい。しかし、どうにも、古い世代の人間なのか、クレジットカードをたくさん持つことは、良くないことだと思ってしまう。
昔、宮部みゆきさんの「火車」という小説が注目を浴びたことがある。簡単にいうと、カードローン地獄に陥る女性の話で、当時は社会現象としても注目され、そういう状況に追い込む社会の批判もされていた。しかし、僕はどうしても、その小説の状況は理解できなかったし、社会が悪いとも思えなかったし、主人公(違ったか?)の自業自得でしかないと思う。何かの事情ならともかく、日常の自分の快楽のために、稼いだお金以上の支払いをカードでするのは、おかしい。働かざるもの食うべからず(食べるのは仕方がないが)。いや、話がそれたな。
そして、今日もPiTaPaを買おうかどうか悩んでいる。
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