運命の息子 上・下

ジェフリー・アーチャー久々の新作。いやもうアーチャー節爆発ですなー。読み始めたら,もう止まらない。通勤中に読んでいたのが我慢できなくなって土曜の夜にはベッドに持ち込み上巻読破。それでも止まらずに朝までかかって下巻も読んでしまった。冷静に考えると「アーチャーのいつものパターン」なんだけど,とにかくこの面白さはなんでしょう。

開始早々の十数ページで十数年経ってしまう話の早さもアーチャー風だよなあ。ある日生まれた平凡な双子の男の子が主人公です。同じ晩大金持ちの子供が生まれ,その子が死んでしまったことから話はもう急展開。ものすごーくイヤなやつがライバルで出てくるしなあ。しばらく刑務所にブチこまれていたアーチャーですが(そっちの話も「獄中記」という本になってます。商売人),腕は衰えてませんなー。
2003年12月14日(日)

ボストン、沈黙の街

んーと,真っ向勝負の海外ミステリですなあ。リディア・チンのシリーズとかフロスト警部の作品なんかをちょっと思い出すが,解決にいたるプロットが一番ミステリーっぽいっていうか,ちゃんとサプライズエンディングになってます。

主人公はメイン州の田舎の若き警察署長。湖のロッジでボストンの検事の死体を発見するところから話ははじまります。都会のボストンにでかけていって馬鹿にされながら捜査するわけなんだけど,登場するキャラがいやってほど人物描写されるのが海外ミステリ風だよねとか思う。
2003年12月10日(水)

ま2の本日記 / ま2