無題ドキュメント
実は、私はカラオケが大好きです。
マイクを一度持たせたら、離したくないけど、
大人なんだから・・・と言うことで、マイクを離すくらいの
人間ですが、カラオケが大好きです。
そんな、カラオケ大好き人間の私にも一つできないことがありました。
それは、「一人カラオケ」
一人で、カラオケボックスで歌うことです。
これはとっても寂しいイメージがあって、さすがの私もできませんでいました。
しかし、ついに封印が解かれる日がやってきたのです。
それは、ある友達と待ち合わせをしている時でした。
相手から、突然「2時間ほど遅れる」と連絡が入ったのです。
すでに、待ち合わせ場所にいた私は困りました。
時間をどうやってつぶそうか・・・・
そのとき、偶然カラオケボックスの呼び込み兄ちゃんと目が合いました。
「今なら、部屋空いていますよ、すぐご案内できます。しかも、1ドリンクサービスします」
サービスと言う言葉にめっぽう弱い私です。ついつい、OKをしてしまいました。
そして、恐る恐る、フロントへ。
フロントのお姉ちゃんの「何名さまですか?」の問いに、
「一人です」と答えた時の悲しさは、今でも覚えています。
フロントのお姉ちゃんは何事も無かったように、リモコンを渡し、
私は部屋へ行きました。ついに、一人カラオケの開幕です。
まずは、得意の歌から始めます。
リモコンで番号入力し、曲の入力完了。しばし待ち、前奏開始、
歌う自分、自分、自分、自分。
1曲目終了・・・・むなしさがこみ上げてきました。
しかし、ここで帰ると金がもったいないので次々と歌いだしました。
2曲目終了・・・・むなしさをかんじなくなってきた。
3曲目終了・・・・ちょっと、テンションがあがってきた。
4曲目終了・・・・完全にテンションが出来上がる。
5曲目終了・・・・一人であることを忘れるくらいのテンションになる
6曲目終了・・・・好きな曲をもう一度歌って、テンション最高潮
ここで、一つ気づく。一人なら、何を何回歌っても、文句を言われない。
7曲目終了・・・・3回同じ歌を歌ってみた。気分は絶好調
8曲目終了・・・・ずっと、テンポの速い曲だったから、バラードを歌ってみた。
9曲目終了・・・・初めての曲に挑戦
・・・・・等と、私の一人カラオケ合戦は続き、あっという間に時間が来ました。
終了を告げる電話が来て、「延長されますか?」の問いに、思わず「お願いします」
と応えそうになるが、待ち合わせをしていることを思い出し、思いとどまる。
そして、店を出て10分後くらいに、友達と会うことができました。
やばいです、一人カラオケ・・・・時間が余ったら、行ってしまいそうです。
カラオケの好きな人は、行ってみるのも良いかと思います。
そこには、今まで想像もつかなかったような楽しい空間があなたをお待ちしているはずです。
(但し、カラオケ大好き人間に限る)