無題ドキュメント
前回の続きです。
無事、なんば駅に到着した私に襲い掛かってきた現実、それは
・・・道頓堀って、どこ?
と言うことです。
忘れてきたガイドブックには、道案内もあったのですが、今手元にはありません。
道頓堀の最寄り駅は覚えていましたが、道順までは覚えていませんでした。
どうしたものか・・・
この日は平日だったので、観光客らしい人はいません。
休日だったら、道頓堀へ行く観光客の波に乗って、道頓堀に到着できるでしょうが、
今日はそんな人の波がありません。
まずい、まずいぞ。下手に動くと、道頓堀に行くどころか、
全然違うところへ行ってしまう・・・どうすれば良い・・・
と、ここできょろきょろしていると、カップルを発見、しかもガイドブックを見ています。
これはラッキー!!
この二人についていけば、道頓堀に到着できる可能性が高い!!
私はちょっと離れた位置から、この二人の後をつけました。
なんか、カップルの行動を尾行しているようで、悲しくなりましたが、背に腹は変えられません。
二人についていくこと5分くらい・・・ふと周りを見ると、景色がなにやらおかしい事に気がつきました。
そこらかしこに、看板があるんですよ。
「ご休憩」とか、「ご宿泊」の文字が並んでいます・・・
ここって、ラブホテル街かい!!!
「さすが道頓堀、欲望が渦巻く街だね。」
等と感心している場合ではありません。
おい、そこの二人、昼間っからラブホテルかよ!!!
そんなお前たちについて来たじゃないか!!
こんな私、まさにストーカーか変質者じゃないかよ。
って、おいおい、ホテルに入って行ったよ!!!
どうするんだよ、こんなところで俺を一人にするなよ。
と言っても、俺が悪いんだけどさ・・・
く、くそう!!
仕方ないので、なんば駅まで戻りました。
痛い時間のロスです。
どうする・・・振り出しに戻ってしまったぞ。
こうなったら、今来た道の逆方向に行ってみるか!!!と
覚悟を決めて歩き出しました。
途中のコンビニで道を聞いて、(最初からそうすれば良かったが)
無事に道頓堀に到着!!!
そして、食い倒れ人形を初めて生で見た!!!
おおおお、俺は今、道頓堀に来ている!!!
途中、変なことになったけど、今確実に道頓堀にいる!!
そうとなれば、次は行動その2を実行に移すべきだ。
さて、どの店に入ろうかな・・・
しかし、ここで、自分の体に異変が起こりました。それは・・・
続く