ユキマークブック。...ゆき

 

 

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タグを打つ。 - 2002年06月11日(火)

今日は何故かボスに
「もう帰れるの?終った?鍵取ってくるよ?」と
帰りを急かされて、
やらなくちゃいけないこともそのままに
オフィスを追い出されてしまって。
明日、先週分の振替で休もうと思っていたのに
仕事しに行かないと…ああ、幽霊出社(泣)。
これをやるくらいなら
残業なしでも誰もいない夜中に片付けてるほうが
個人的には邪魔されなくて能率が上がるんだけどなあ。
電話も質問もメールもFAXもないからねえ。
仕方ない、明日、
7時くらいに出社して、誰もいないうちに仕事して
10時くらいにとっとと帰ろう。
と、いうわけで今夜は徹夜です。起きられないから。

最近休みの日は昏々と眠っていて
でかけようと思うのにその気力がなく。
まあ、明日そのまま少し街へ出て
気分転換してこよう。そして早く帰ってきて寝よう。健康的。

で。久々の徹夜。
何をしてるかといいますと、タグを打ってます。
いくつか有る、サイトの統廃合…というか、
どうしても語りたくてもうひとつサイトを作ってみたり。
思い立ったらすぐ形にしたいのでとりあえずオープン。
そして、ユキノォト。booksを更新したい…んだけど
あのページはちょっと複雑なタグを
一生懸命打っているので
これがまた一気に更新というのが難しくって。
でも、本ばっかりたまっていっているから
ちゃんと言葉にしないとね。忘れてしまうー。

話したいことがたくさんあったのに
しんどい…とか疲れた…に甘えて書かずに居たら
古くなって、錆びて、ぼろぼろに崩れ去ってしまった。
過去の日記を振り返ると
活き活きと思い出が甦って来たりするのに
書き留めておかないと消えてしまうもののなんと多いことか。

言葉を打とう、タグを打とう。
今の自分を明日の自分に見せてあげるために。
そして願わくば私がいなくなった時にも
誰かが私を思い出すよすがとなるように。



...

ゆき的ワールドカップの話題。 - 2002年06月08日(土)

今日は、職場のレイアウト変更で、
自分の席が使えない(でも仕事には行かねばならない)ので
バイトちゃんたちが仕事してる作業スペースを借りて
自分の資料BOXとPCを運んで
聞くとはなしに彼らの話を聞きながら仕事していたら。

今日の午後は男の子3人のシフトで
あれやこれや冗談を言いながら仕事をしていて
そのうちのひとりがサッカーの話を始めた。
彼は先日の日本戦、
ビデオをセットして出掛け、
電光掲示板も街頭モニターも目を向けないよう注意しながら
ようやっと家に向かった電車の中で
大きな声で試合結果を話す迷惑な人に出会ったらしい。

「すっげむかついてさ。
 あれは俺だけじゃなかったね。
 車内中の敵意があいつに向いてたと思う」

私は彼をみると
いつもスピッツの草野マサムネさんを思い出すのだが
まあ、非常にもの静かで穏やかで
引っ込み思案なくらいの印象の男の子なのに
これがお酒が入ると
めちゃめちゃ男らしくかっこよくなるという性質で
個人的にぜひ幸せになってもらいたいと
強く応援しているのだが、
まあ今日はお酒が入っていないので
ぼそぼそと静かに怒っていたわけだ。

自分で試合を見るのを楽しみに
家路についている人がいるだろうことは
どう考えたって分かるだろう、
それなのに大声で結果を話すなんてのは
人として間違っている、と彼は言うのだ。
そうだね、大イベントだからね。
そりゃそうだよね。
ありがちながら面白い…彼だけに余計。
と、パーテーションのこちらがわで笑っていたのだが。

そして数時間。
仕事も進み、話題はサッカーからししゃも先生のことに移り
「ゆきさん、消火栓と消火器どっちが好きですか」などと
訳の分からないインタビューを受けたりしながら
そろそろ彼らの勤務時間が終ろうとする頃、
朝勤務の先輩が隣の部屋からやってきた。
「私今日はもう帰るわ〜。
 あ、ねえ、イタリア×クロアチア戦、
 2−1でクロアチアが勝ったんだって」

手を叩いて爆笑する私。
思わず椅子に崩れ落ちる彼。
先輩だけが事情を飲み込んでいない。
「あーあ、彼、今日、
 クロアチア戦ビデオセットしてきてるんですよ」

彼はもう、「結果言うなんて…」と呟きながら
顔を真っ赤にしている。
先輩は焦って
「え?え?ごめーん。
 でもさ、どうせ電車とかで誰か言ってたりしない?」
「クロアチア戦の話なんか誰もしてないっすよ…」

確かに。日本戦はみんな話題持ち切りだろうけどね。
結局先輩は、「あ、でも、違うかも。さっきの情報」などと
フォローになってないフォローをしつつ
うなだれる彼を置いて一足先に帰っていったのだった。

いやあ可愛いコントだった。
ワールドカップっていいものですね。


...

悪気はなかったのに。 - 2002年06月07日(金)

この世の中で1番嫌いな言葉だ。
「悪気はなかったのに、どうしてそんなに怒るの」

愚問だ。
問題なのは自分に悪気があったかなかったかでなく、
相手が気分を害したかどうかだろう。
人を傷つけても、悪気がなかったならいいのか。
悪気なく傷つけたのなら、謝る必要はないのか。
私は絶対に、そうは思わない。

同じようなジャンルに、「許す」という言葉が在る。
これは、私は非常に観念的な動詞だと思っている。
ほんとうは、人を傷つけた場合、「許される」ことはないのだ。
本来は、ものすごく狭い範囲、
「罪を許す」くらいにしか正しい意味では使えない言葉。

けんかをする。原因は私に在った。仲直りが出来た。
これが、一般的には「許してもらった」という状態。
でも、私が相手を傷つけたことは消えていない。
相手はそのことを思い出すたび
きっと気持ちが暗くなる。辛くなる。悲しくなる。
ただ、傷つけた私を嫌う気持ちよりも
楽しく話せる私を選んでくれただけのことだ。
傷つけたことも、傷つけられたことも、なくなってない。
ただ、考えないようにしてくれるだけのこと。
相手の、好意で。

1度相手を傷つけたなら
「許される」なんてことを望んではいけない。
ましてや、
「悪気はなかったのに
 どうしてそんなに怒られなくちゃいけないの。
 そこまで怒られることをしたとは思わない。
 そんな風に言うなんて、キミはひどい」なんて
ばかじゃないの。あんた。

自分のしたことがどれくらいひどいことだったのかは
傷ついた方が決めるべきことで
傷つけた方が相手の痛みを推し量るなんて言語道断。
人を車で跳ねて、痛がって転がる相手に
「スピード出してなかったから、
 そんなに痛いはずはないよ?」と言っているようなもの。

相手の気持ちが静まるまで
どうしてそっとしておけないのか。
相手が忘れてくれるまで
どうしてひかえていられないのか。
相手が自分のよいところを思い出してくれるまで
どうして待っていられないのか。

ひとはそれを、逆ギレという。
この世で1番醜い行動。



...

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