上京21日目/合格発表 2005年02月26日(土)


第一志望大学、無事合格しました。
これでやっと私の大学受験が本当に終わりました。


合格発表は午前11時半からネットでも見れたんですが、
お父さんは待ちきれずに、午前10時からの合格者掲示を見に、
一人で大学まで行って、私がネットで合格を知る前に
電話で『おめでとう!!』と合格を知らせてくれました。
途端に涙が溢れてきて、これが嬉し泣きかと思いました。




お母さんにもすぐに電話して、合格を知らせました。
泣いて喜んでくれました。
こうやって合格を伝えられたことが本当に嬉しい。
高校の担任、去年の担任の先生にも電話して報告しました。
あぁ本当に安心しました。



これから新しいアパートを探します。
お父さんとの生活が本格的に始まるので、今のアパートよりも
広くて、そして通学通勤に都合の良い場所を探します。
ますます忙しくなりそうです。






上京19日目 2005年02月24日(木)




今年の私の受験は終わった。
あとは結果を待つのみ。
5つの試験を受けてきて、改めて私は勉強不足だと思い知らされた。
毎日勉強せずに過食していたので当然なんだけど…。
周りの受験生の人達は、必死に勉強してきたんだろうに
こんな私がその中で一緒になって受験している事が申し訳なるくらいに。
友達のほとんどは国公立大志望だから、まだ2次試験が残ってる。
私みたいに私立大だけじゃないんだからもっと大変なんだろう。
彼らは誰もが乗り越える壁だと思ってるかもしれないけど、
私から見ればすごいこと。


とにかく今は結果が怖い。
不合格だった時のことを考えれば発狂しそうになるし、
前向きに合格だった時のことを考えれば、期待しすぎて落ちた時のショックが
大きくなると思って慌てて考えを止めたり。
どっちにしろ結果がわからない今は何も考えない方がいいんだろう。
試験は終わったのだから、もう終わったんだから。




上京してもうだいぶ経ったけど、家に帰りたいとは思わない。
お母さんとは毎日メール交換してて寂しさは感じない。
何よりここにはお父さんがいるから寂しくない。
家に帰った時の方が寂しさは増すだろうと思う。
あの自分の部屋に帰れば、また押し潰されそうな圧迫感に苦しむ気がする。
でも家で忙しそうなお母さんを助けたいとも思う。
弟は、中学の学年末試験のため塾と部活とで忙しい。
妹は、高校受験のため忙しい。
お母さんも仕事と家事との両立で忙しい。
妹達はあまり家事を手伝うことはないから、お母さんの負担は重いだろう。
そんな忙しさの中でも慣れないパソコンで時間をかけて
メールを送ってくれるお母さんを少しでも楽にしてあげたいと思う。
でも実際は迷惑かけてばかりの私だ…変えなくちゃいけない。




3月中旬にクラスの卒業旅行がある。
1泊2日で、女子のみ、ホテルで個室を貸しきってバイキングの夕食、
カラオケ付き、朝食付き、送迎バス(無料)付き。
参加は強制じゃないけど、友達に絶対に行こうと誘われて行くことにした。
私も参加したいと思っていた。
バイキングとか食事の面で不安な点はあるけど、
今までも同じような状況で何とか楽しく過ごせたから大丈夫だ。




高校の卒業式は、3月5日。
それまでには家に帰らなくちゃいけない。
今のところ飛行機の予約は2月27日にしてある。





上京12日目 2005年02月17日(木)




今週に入ってからは入試日ラッシュ。
今までに2つ受けて、あと残るは3つ。
その内の最後の2つが第一志望と第二志望だから全く気が抜けない…。
なんだかずっと静かに緊張している感じが。
これが普通なのかな。




この前行った私大の入試で、隣に座ってた人がスゴかった。
どの教科でも終了時間の30分くらい前に問題を解き終わった様子で
すぐに机に突っ伏して寝始める…。
試験問題が簡単すぎて早く終わったのか、
それとも投げやりになって適当に終わらせたのか。
どっちにしろすごい余裕っぷりだなぁと思った。
でも、その人のおかげで私も少し気分がほぐれたような気がする。




高3になってから常に不安だった大学受験が、
どんどんアッサリと終わっていってるのが不思議でならない。
本当にこれで大学の合否が決まるのか…?と思うくらい。
もっと私が気合入れないといけないのかな。




入試の時、毎回お父さんが大学まで送ってくれる。
電車の路線も駅から大学までの道も、全部自分で調べてるから
一人で大丈夫だよと言っても、『どうせ職場に行くからついでに』と
言って一緒について来てくれる。
大学の校門付近で、同じ受験生がたくさんいる所になると
少し恥ずかしい気もするんだけど、まぁ有難い事だから感謝してる。
ここまでしてもらったら試験も頑張らないとと思う。




あと3つ。
あともう少し…(合否の方は置いといて…)。




上京6日目 2005年02月11日(金)




今日は建国記念日で祝日だけど、まぁ私はいつもと変わらず。
お父さんは仕事が休みで、一人で趣味の山登りへ。
朝の4時に起きて、自分でおにぎり作って行ったみたい。
私は気付かず寝てた……一緒に起きて見送るつもりだったんだけど…。




最近、アパートの近くのスーパーに行って
食べ物を買って来ては過食している。
朝、お父さんと一緒に朝ご飯を食べて、お父さんが仕事に行って
一人になると食べたい衝動に駆られて食べ物をあさる。
ここは家とは違ってコンビニやスーパー、弁当屋、ファーストフード店が
すぐ近くにたくさんあるし、知り合いもいない土地だから
なりふり構わず過食材料求めて飛び出してしまう。
入試が迫ってるのに、食べながら『こんな事してる時間はないのに』と
思いつつ食べては吐いて食べては吐いて…。
今日は約1000円分の食料を買い込んで過食した。


せっかく環境が変わって、過食も少しは落ち着いたかと思ったけど
結局ほとんど家にいる時と同じじゃん…。
でも良い方に向かってる部分もあるからpositiveな気持ちでいこう。




山登りに行ったお父さんは、夜の7時頃に帰ってきた。
山の麓の温泉に入ってきたんだって。
夕飯はおでんを作った。
やっぱり美味しい。




お母さんからのメールに、妹が私立高校の入試を終えて
『絶対に落ちた』と落ち込んでいると書いてあった。
公立高校も第一志望はやめてランクを下げようか迷ってるとか。
私は、妹は今まで必死に勉強してきたんだから
本当に行きたいと思ってる公立のあの高校を諦めて欲しくない。
私立も余程のヘマをしてない限り、大丈夫だと思う。
例え目指す高校が県で一番の進学校でも、
あれだけ勉強してきた妹だから諦めるのは勿体無いよ。
私がこんな偉そうなことを言える状況じゃないのは分かってるけど
私も頑張るから、妹も頑張ってほしい…。
陸上部(長距離)で鍛えた精神を、こういう時にこそ発揮してほしいな。




人のことばかり心配してないで、私も本気で頑張らなきゃ。
明日は過食せずに勉強するぞ。




上京3日目 2005年02月08日(火)




今朝は午前8時半起き。
上京してから夜寝て朝起きるという生活スタイルになって
少し気持ちの方も明るくなってきたような気がする。
朝起きて、カーテンを開けると本当に頭が冴えるんだなぁ。




今日の朝食はカレーうどん。
夕食は、焼肉とあさりのバター炒め、もやしのマヨネーズ炒め。
お父さんの好きそうな、お酒のつまみになりそうな物ばっかだけど…。
でも緊張せずに楽しく一緒に食事できる人がいて嬉しい。




過食の方は、過食する食べ物がここにないから
量的に過食ではないかな。
ただ朝、お父さんが仕事に行った後や
夜、お父さんが寝てしまった後にトイレで嘔吐してる。
お父さんは何も言ってこないけど、気付いてるかもしれない…。
やっぱり普通に食事しても、太る恐怖は消えない。
最近は全部吐ききってないから、だんだん太ってきている気がする。
気のせいかもしれないけど怖い。
くだらない。
こんな事考えないくらい勉強の方に集中しないと。




明日は妹の私立高校入試の日。
お互いに励まし合いのメールを送ったりして、
さっき家に電話して少し話した。
普段は何故か怖くて話し掛けづらい存在の妹。
でも実際はただの私の思い込みで、本当はすごくいい妹。
部活も勉強も頑張るし、サバサバした性格だけどすごく優しい。
電話で話した時は少し照れ臭かったけど、私はすごく嬉しかった。
時々、家族皆が私を無視しているとか仲間外れにしているとか
思い込むことがあった。
それもくだらないことだった。
そんな事ありえないのに。
私の家族はそんな事しないって、裏切らないってわかってるのに。
勝手に自暴自棄になって家族を傷つける自分が憎い。
いつも後になって後悔する。
もっと自分をコントロールしないと…。




今日は雨だったけど、明日は晴れるみたい。
お父さんが風邪気味。
早く治って欲しい。






上京2日目 2005年02月07日(月)




上京して初めての月曜日です。
5日、受験生割引の飛行機に乗って、
このお父さんのいるアパートに転がり込みました。


6日、私は昼頃まで熟睡。
起きたらお父さんは仕事に行っていて、
2時間後にお昼ご飯を買って帰ってきました。
食事が終わってから買い物へ。
私が使う折りたたみ式の机やイス、ベッドと机を仕切るカーテン、
収納ケース、食器などの雑貨。
部屋の中をいろいろ整理して、かなり快適になりました。
私がいた向こうの家では自分専用の部屋があったけど、
ここには共同の部屋しかない。
でもそれを苦痛に感じることは全く無いし、
むしろいつでも誰かが見える所にいることで安心する。


夕飯にカレーを作った。
これからは主に私が食事を作らないといけない。
こういう時、お母さんの凄さを実感する。
毎日仕事して、家に帰ってきてからすぐに夕飯の準備して…。
洗濯も掃除もこなして、本当に凄いと思う。
私もあんな風に手際良く何でもこなせるようになりたいよ。




今朝、私は午前4時起き。
昨日の夜にかなり早く寝たせいだと思う。
お父さんが起きたのは午前6時。
朝食に雑炊を作った。
お父さんの雑炊の作り方は、豪快で大雑把。
それでも美味しいんだから不思議だ。
午前9時頃、お父さんは仕事に出て行った。
帰ってくるのは午後7時頃だそうだ。
それまで私は勉強しなくちゃ。
ここまできたからには逃げてばかりも通用しない…。




ここのアパートの周りには、いろんなお店がある。
コンビニ、100均、ディスカウントショップ、ドラッグストア、
カラオケ、居酒屋、ファーストフード店、パチンコ。
私がいた向こうの家の周りとは全然違う。
あそこは小洒落た街道やピル、マンションばかり。
コンビニも離れたところにしかなかった。
ここには誘惑がたくさんある。
食べ物はすぐに手に入るし、知ってる人はいないから
外に出るのも少し気が楽だ。
こういうゴチャゴチャした所が私は好きなんだけどな…。
あんまり小奇麗な場所だと何故か寂しくなる。




上京1日目から口唇へスペス発症。
下唇の右一部に、今は水泡の状態。
見た目も悪いし、早く治ってくれないかな。
ストレスのせい?受験の?
とにかく3月の卒業式の時には完治してくれてないと困る…。




こんな感じでやってます。
受験本番も近づいてきてるし、ソワソワしてます。
お母さんからメールが届きました。
少し寂しそうだった…かな?




明日、上京します 2005年02月04日(金)




明日から約1ヶ月間上京して父のいるアパートに住み着きます。
受験する大学から受験票が届いたので、飛行機が割引されるみたいです。
持っていく物をリストアップしてみたけど
そこまで大した量にはならないみたい。
お父さんのアパートにも生活用品はある訳だし。
食事の事とか勉強の事とか不安なことはあるけど
とにかく今の状況を変えることが一番良いと思う。
日記は東京からも書き続けるつもりです。




火曜日に、2年の時に担任だった先生からメールが届いた。
学校の「卒業認定会議」で私の卒業が正式に認定されたそうだ。
メールで先生も喜んでくれていて、こうやってわざわざ知らせてくれた程だ。
良かった。
これで確実に大学を受験できる。
3年間一緒に勉強してきた友達と先生と卒業式を迎えられる。




水曜日の夜、お母さんと二人で外に食事に行った。
妹と弟は塾があるから午後10時まで帰ってこない。
行った所は、また串揚げ屋さん。
私とお母さんで夕食を食べに行くとなると、いつもここだ。
雰囲気も良いし、美味しいし、気に入ってるお店だから。
はじめは何気ない話をしていたんだけど、
だんだん話題が私の過食症や通院のことになっていった。
その辺から折角の料理の味もわからなくなった。
お母さんは、私の過食症を『甘えてるから』とか『贅沢病だ』とか言った。
『恵まれた環境にいるから』『貧しい国にはこんな病気は無い』とか。
全てが最もな事で、反論できなかった。
お母さんはこんな話もした。
『本に過食症の女の子の話が書いてあったけど、その子はおばあちゃんが
作ってくれた料理だけは吐くことができなかった。折角作ってくれた料理を
吐いて無駄にすることが耐えられなかったんだろうね。その子は治る見込みが
あるよ。でも、みかは何でもためらい無く吐くじゃない。みかは本気で
治そうと思ってないから、いつまで経っても治らない。』
お母さんの言う通りだ、と思って聞いていた。
いきなり目頭が熱くなって涙がボロッとこぼれた。顔の表情は普通なのに。
私はお店のトイレに駆け込んだ。
こんな事で涙の出る自分が憎らしかった。
情けない。馬鹿みたい。


鏡を見て、すぐにトイレを出た。
お母さんが私が泣いた事に気付いたかどうかはわからないけど、
話題は別のことに移って、また2人で楽しくお喋りした。
私は残りの串揚げを味もわからず呑み込むように食べた。




昨日は朝から過食。
冷蔵庫に入っていた賞味期限切れのひき肉でそぼろ丼を作ったり、
大量の焼きうどんを作ったり。
部屋にこもってひたすら食べて、途中で嘔吐して、また食べて。
全てを食べ尽くした後、嘔吐して、疲れて眠った。
起きたら夜の8時。
それからまた過食。
明け方に嘔吐して、今に至る。




今日は学校に行って、教室にある私物を家に持って帰らないといけない。
またお風呂に入って髪を整えてメイクして制服を着なければいけない。
本当は動きたくない。
でも準備して学校に行くなんて、いつもやってたこと。
面倒でも誰もがすること。
だからやるしかない。


よくお母さんに言われる。
『もう18歳になるんだから、親に頼るのはやめないと』
私もそうしなきゃいけないと思う。
今度は私が親を助ける番になるんだって。
こんな甘えた過食ばかりの生活はもう続かないんだって。
いくら嘔吐で疲れて身体が動かなくても、床に転がって眠ることは
もう許されないし、やる事を後回しにはできない。
こうやって状況が変わっていけば、過食する時間もなくなって
普通の食事ができるようになるかな。
そうなればいいんだけど。




最近、文庫本をまた読み始めた。
本の内容に集中できるということは、良い方向に向かってるのかも。
この調子で英文も読めるといいんだけどなぁ…。





PASTINDEXFUTUREMAIL





一言あれば、遠慮なくどうぞ。
大学生と過食症
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