最後の期末考査3日目 2004年11月30日(火)




土日はまた、あっという間に過ぎていきました。
お昼ご飯を家族全員(お父さん以外)で食べれたのが良かったなぁというくらい。
それくらいで、あとは特に何も無く…。
当然その昼ご飯も嘔吐して、疲れて寝て、夜中に起きて
夕飯を過食して嘔吐して、疲れて寝て、昼頃起きて…という感じでした。


休み明けの昨日は、期末考査期間中なのに遅刻しそうになった。
いつも学校がある日は夜通し起きて、朝起きれない状態にならないように
しているんだけど、昨日は過食嘔吐後あまりにダルくて
少し横になっていたらそのまま眠ってしまいました…。
お母さんには何度も起こされ、お父さんからはメール、着信が。
なんとか試験開始10分前に登校して、すぐにお父さんにメール。
お父さんからの返信には、
『良かったー。お母さんに電話しても怒って教えてくれなかったんだよ。』
やっぱりお母さん怒ってたんだ…。
私を起こそうと声をかけてくれてる時はすごく優しかったけど、
本当はそうとう我慢してたんだ。
またいろいろ迷惑かけてしまった…もうこんな事ないようにしよう。
明け方に寝るなんて事、絶対に繰り返さないようにしないと。




昨日の試験は、数学1教科だけだった。
試験時間は120分で、私は真っ白の答案用紙を見ながら
ひたすら試験が終わるのを待った。


試験が終わって、終礼も終わって、時間は午前11時。
私は過食する材料を買って帰ろうと思って、何を買おうか
あれこれ考えていたけど、教室を出る時に友達に呼び止められて
一緒に帰ることになった。
当然、買い物の予定は取り消しということで。
無駄にお金を遣わずにすんで、良かったのかもしれない。




今日は期末考査の最終日。
明日からはまた授業が始まる。
欠課数の危ない教科が増えて、いろいろと不安だけど
今は卒業することを目指して頑張るしかない。
大学受験もあるけど…でもまずは卒業だ。




最後の期末考査1日目 2004年11月25日(木)




今日は学生生活最後の期末考査の初日。
土日をはさんで、来週の火曜日まで続く。


午前9時からテスト開始。
担任の先生から『名前を書くだけでもいい』と言われていたが、
本当に答案用紙には名前だけしか書けなかった。
あとは真っ白。
ま っ し ろ の答案用紙。
問題すら見ていない。
ひたすら時間が過ぎるのを待っていただけ。
こんな成績じゃ卒業できないじゃないかと
頭の中は不安で真っ暗なのに、問題を解くだけの思考は働かない。
手も動かない。
本当の馬鹿になってしまった。


もう自分が自分でもわからない。
期末考査を全く解かずに終わらせるなんて。
今までは、考査直前に勉強が追い付かずに焦ってパニックに陥って
どんなに一人で泣き叫んでも、なんとかテスト当日の答案用紙は埋めた。
それが最後になってどうだ。
一切勉強はせず、答案も記入する気力も無い。
許せない、こんな自分許せない。
なのにやってる事は…何もかも放り出してるだけ。




3教科が終わって、今日の分のテストは終了。
私は担任の先生に話があると呼ばれて保健室に行った。
12月から時間割が変わるらしい。
欠課数の危ない教科が増えた。
卒業まであと少しだから頑張ってほしいと言われた。


私は、今日のテストで答案用紙に自分の名前しか書かなかったことを伝えた。
先生は『今まで十分な成績を修めてきたから心配しなくてもいい』と言った。
『他の先生方も事情は知っているから、少しは配慮してくれる』と。


今までの成績で、今回の最低な成績を補えるのだろうか。
いまだに不安だ。
早く立ち直って12月からは毎日登校しないといけない。
周りの皆を見習わないといけない。




明日は期末考査2日目。
とにかく遅刻しないように行くぞ。




白紙の答案用紙…? 2004年11月21日(日)




先週は欠課数の危ない教科のみ出席するという
かなり甘えた毎日を送っていました。
これが受験生…?
教室に入ると皆受験モード一色で私だけ置いていかれた気分です。
既に推薦やらで合格した人もいるので尚更。


もうすぐ期末テストがあるのだけど、授業にも全く出ていないし
シャーペンすら握っていません。
担任の先生は『答案は白紙でもいいから、とにかく受けろ』と
言ってくれたけど、本当にそれで卒業できるのか?
少しは勉強した方がいいに決まってるけど、
教科書を見てもノートを見てもイライラして気が狂いそうになる。
ただ暗記すればいいものも、全く頭に入らない。
もう泣きたいくらいに勉強ができない。
逃げてるだけなのか…?私は…。




金曜日にお父さんが東京から帰ってきて、
学校で面談をしたそうだ。お母さんも一緒に。
担任の先生と、学校のカウンセラーの先生と。
担任の先生とは卒業するための条件とかについて。
カウンセラーの先生とは家族の状態とかについて。
もちろん私が今までのカウンセリングで相談したり話したりしたことは
お父さん達には伝えてない。
カウンセラーの先生にも守秘義務があるから、
それを守ってもらわないと私もう何も相談できなくなる。


お父さん達に面談で話したことについて聞きたいとは思うけど、
勇気が出なくて何も聞けてない。
せっかくお父さんが家にいるのに何も話せてない。
今の自分のことを相談したところで受け止めてもらえない気がする。
私だってこんな自分、受け止めたくない…。




今は学校で特に欠課数の危ない教科だけ出席してるけど、
いずれ他の教科も危なくなる。
担任の先生は、私に病院に定期的に行くように言う。
通院しているという証拠があった方が成績の面で
いろいろ考慮しやすくなるらしい。


今までも数回クリニックに行ったけど、
結局はカウンセリングで私が一方的に話す感じで
その時は多少スッキリすることはあっても、別に大して変わらない。
学校や受験の事でストレスは溜まるし、過食嘔吐もおさまらない。
クリニックに行ってお金払うなら過食する食べ物を買いたいとすら思う。
こんな調子だから治らないのかな。
ストレスが減れば過食も減ると言われるけど、本当にそうなのか。
っていうかストレスが減るなんてことあるのか?
次から次へと心配事、不安な事が増えていく。
誰だってストレスはあるだろうけど、それを私の過食嘔吐なんかより
ずっと上手い方法で皆は解消しているんだろうな。




今日の夜は、お父さんとお母さんが昼から2人で出かけて行って
そのまま夕食も外で食べてくるということで、
私は弟と勝手に何か食べておけと言われた。
妹は塾だからいない。
弟が宅配ピザを連呼したので注文することにした。
お父さんとお母さんが仲良く出かけてくれることが嬉しい。
お父さんが単身赴任する前は、毎日のように険悪ムードで
口を利かない2人だったけど、お父さんの単身赴任で距離ができてからは
だんだん仲が修復されていっているみたいだ。
このままずっと仲の良い夫婦でいてほしいなぁ。




週末はいつも便秘薬を飲んでいる私だけど、
最近は前よりも出なくなった(嫌な話ですが…)。
前は大体3時間で効いてたのに、今はなかなか効かない。
説明書には1〜3錠と書いてあるところを4錠飲んでいるんだけど。
ここ最近、食べちゃ吐いてるから出すものがないのか。
でも全て吐ききっているとは思えないし。
体重計も怖くてのれてない。
もう体重に振り回されないようにしてるんだけど、
やっぱり気になってしまうなぁ。
40kgを切ると生理が止まるから注意しないといけないんだけど…。




明日からまた学校が始まる。
お父さんも東京に帰る。
火曜日は休みで、木曜日から期末テストだ。
ああもう…全てが怖い。
もっと強くならないといけないのに。





2教科だけ出席 2004年11月17日(水)




明け方になって、お風呂に入って制服に着替えてメイクをした。
午前7時半、本当はそのまま家を出る時間まで待つつもりだったけど
空腹に耐えられずに朝ご飯を食べてしまった。
白いご飯を茶碗に2杯、6枚切り食パンを2枚焼かずにそのまま。
過食とはいえない量だけど、私は胃の重さが嫌で嫌で嘔吐した。
午前8時40分、急いで家を出た。


昨日Aさんと約束した時間(8時50分)にギリギリ間に合った。
保健室に入るとAさんがいた。
『来ないかと思った』と言われた。
悪い事しちゃったな…。
1時間目の授業が始まる5分前にAさんと一緒に教室に行った。




1時間目が終わった後、私はすぐに保健室に戻った。
欠課数が危ない教科だけはなんとか出席するけど、
それ以外の教科は耐えられない。教室にいられない。
ああもう…なんでこうなのかな…。


昼休みはAさんが保健室に来て、一緒に昼ご飯を食べようと誘ってくれた。
私は売店に行って、野菜ジュースとりんごヨーグルトと栗あんぱんを買った。
Aさんは家から持ってきたお弁当。
2人で一緒に保健室で食べた。


昼休みが終わって、4時間目の間はAさんも一緒に保健室にいた。
いろいろ話してた。
Aさんは今飲んでいる薬の副作用で悩んでいるらしい。


5時間目の体育の時間、Aさんと一緒に体育館へ。
Aさんは体操服に着替えて授業を受けてたけど、私は制服のまま見学。
試合のタイムキーパーをした。
体育の先生が気を遣ってくれて…ホントこの高校は良い先生ばかりだ。




体育が終わってから、Aさんと一緒にまた保健室へ。
担任の先生が様子を見に来てくれた。
明日は欠課数の危ない教科が3時間目にあるから、
その授業が始まる10分前に登校するということになった。
私は5時間目にまたカウンセリングが入っている。
予定を確認してから、私はAさんと一緒に学校を出た。




今週の金曜日、東京にいるお父さんが帰ってくる。
担任の先生と会って話をするそうだ。




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Usher Ft. Alicia Keys - My Boo
Nelly ft. Christina Aguilera - Tilt Ya Head Back
安室奈美恵 - GIRL TALK
Simple Plan - Welcome To My Life
木村カエラ - happiness!!!
Kanye West - The New Workout Plan
Destiny's Child - Lose My Breath
10-FEET - BUZZING
BENNIE K - サンライズ
Chemistry - Long Long Way
DREAMS COME TRUE - ラヴレター
Ciara ft. Petey Pablo - Goodies
Christina Aguilera ft. Missy Elliott - Car Wash
Avril Lavigne - Nobody's Home


3週間ぶりの教室 2004年11月16日(火)




やっと、やっと教室で授業を受けてきました。
先週の金曜日に保健室登校した時は昼に家を出たから、
朝がこんなに寒くなってるなんて気付かなかった。
高校の近くには大学もあるから、途中の道に大学生がたくさん歩いていた。
少しでも自分の顔を見られるのが嫌で、うつむき加減で自転車をこいだ。
学校に着いて、そのまま保健室に直行した。


まず、1時間目は学校のカウンセラーの先生によるカウンセリングの時間だった。
本当は毎週カウンセリングを受けるということで予約していたんだけど、
欠席していたせいで結局ずっと受けていなかった。
カウンセラーの先生には、今まで学校を休んでいた間の生活を中心に、
過食嘔吐のことを話した。
まだ2回目だから、これから何か解決策を見出せるのかもしれない。
私自身は、カウンセリングなんかじゃ私の過食嘔吐癖は治らないと思ってる。
でも自分の本音を専門の人に打ち明けることで、少しは安心するから
まぁ…いいのかもしれない。


保健室に戻って、2・3時間目は自習するかと先生に聞かれた。
ここで私は本当に情けない言動をしてしまった…。
『どうしても勉強ができない』『学校に居るだけで精一杯』
そう言ってボロボロ泣いてしまったのだ。
思わず本音が出て、表情は冷静なのに涙が溢れて止まらなかった。
人前で泣くなんて格好悪くて大嫌いなのに、馬鹿みたいに泣いてしまった。
恥ずかしくて堪らなかった。


結局、欠課数の危ない4時間目の授業になるまで
保健室に入り浸っていた。
途中で同じクラスのAさんが保健室に来た。
薬の副作用で眠くなってしまったとかで、4時間目までベッドに寝ていた。


昼休みが終わって、4時間目が始まる5分前になって、
それまでベッドで寝ていたAさんと一緒に教室に行くことになった。
私の欠席中に席替えがあったみたいで、私の席が
いつの間にか一番後ろの席になっていたから、あまり目立たずに済む。
それでも久しぶりに教室に入る時は動悸がした。
教室に入ると、隣の席の友達が『すっごい久しぶり!』と叫んだものだから
皆が一斉にこっちを振り向いて、私は少し怖気づいてしまった。


4時間目の授業は、私にとって3週間ぶりの授業だった。
皆の制服が冬服になっているせいか、妙な威圧感を感じた。
皆と一緒に授業を受けている安心感と、息苦しさ。
変な気分だった。




授業が終わってから、またAさんと一緒に保健室に戻った。
Aさんは早退するということで、私もそうすることにした。
一緒に学校の売店で野菜ジュースと珈琲牛乳プリンを買った。
Aさんも何か事情があるとかで学校を休みがちらしくて、
私と同じ教科の欠課数が危ないらしい。
明日は1時間目に欠課数の危ない教科があるから、
明日の朝8時50分に保健室で待ち合わせをして一緒に教室まで行く約束をした。




Aさんと別れてから、私は学校近くのドンキホーテに寄って
約1400円分の食料を買い込んだ。
朝から何も食べていないせいか、頭痛と胃もたれ。
それでも大きな黄色いビニール袋2つに大量の食料を詰めて、
吐き気を堪えながら家に帰った。


家に着くと、すぐに食べ始めた。
食べないと落ち着かなかった。


白いご飯にひじきをかけて食べていると、お母さんが仕事から帰ってきた。
私が授業を受けられた事で喜んでくれて、嬉しかったけど複雑な気分だった。
極当り前の、学校に行くという事で散々お母さんの気を揉ませてしまったから。
申し訳ないと思った。




今日一日、これだけの事で疲れてしまった。
自分はなんて弱っちい高校3年生なんだ…。
明日はAさんとの約束を破らないためにも、遅れずに学校に行くぞ。





『今はもう、食べるのやめとき。』 2004年11月14日(日)




昨日は昼頃からお腹がすいて過食。
前は適量ならご飯でも食べられたのに、
今は炭水化物を摂る事が許せなくて、でも食べたくて
過食してから嘔吐している。


お母さんに気付かれないように自分の部屋で過食していたんだけど、
やっぱりバレバレだったみたい。
弟の部活の大会の応援に行くためにお母さんが家を出る時に、
私が玄関で「いってらっしゃい」と言うと、
お母さんは「いってきます」と言った後、
『今はもう、食べるのやめとき。』と言った。


なんだか自分がすごく悪い事をしている気がして、
部屋にあった食べかけのメンチカツパンを急いで食べて、
過食するつもりだった菓子パンやお菓子を片付けて、
それまでに食べた分を嘔吐した。




夜はお母さんと外食に行く予定だったから、
着替えて髪をセットしてメイクして、過食のことを考えないように
食器を片付けたり洗濯物をたたんだりして時間を潰した。


テレビで、うちの高校のラグビー部が出場している大会の様子が放送されていた。
決勝戦だから、これに勝てば花園に行ける。
でも相手の高校は毎年のように優勝している強豪チームで、
かなりの点差で負けてしまった。
うちのクラスの男子も出場していて、テレビに映っていた。
試合が終わる直前、泣き出しそうな顔で体当たりしていた。
教室で居眠りをしている彼の面影はどこにも無かった。


おととい(保健室登校した日)、たまたま廊下で会った
ラグビー部の顧問の先生と立ち話をした。
『試合に勝っても負けても盛大に飲む!!』と意気込んでいた。
決勝に進めただけでも嬉しいみたいだった。
今頃は…フラフラになってるのかな。まだ寝てるのかも。




夜の7時、お母さんと2人で串揚げ屋さんに行った。
過食のことは忘れるようにした。
摂食障害のことを話すというよりも、私の性格についてだとか
お母さんの高校時代とか、普通の世間話とか、
とにかくいろんなことを話して、時間はあっという間に過ぎていった。
本当にあっという間で、気付いたらもう10時で。
もっと一緒に話していたかったけど…。
でも『今度は一緒に小旅行に行こうね』と約束できたから嬉しかった。


やっぱり私は、お母さんに甘えたかったんだ。
私に構うなと言いながら、本当は構ってほしかった。
高3にもなって情けないな…。
もっと強くならないといけないのに。
でも、ありのままの素の自分をさらけ出せる相手は、親しかいない。
今の友達の中に、過食のことを打ち明けられるような子はいない。
言ったところで理解してもらえないと思うし、
相手に気を遣わせて関係がギスギスするのも嫌だ。
本当はそんなことで関係が崩れたりしない友達ができたら一番なんだけど。




今日はあんまり天気が良くないみたい。
弟の大会、大丈夫かな…。




保健室登校 2004年11月13日(土)




本当に久しぶりに登校した。
朝ご飯は食べた方がいいと思い、ご飯を食べたが
過食のスイッチが入ってしまって他にうどんを食べて嘔吐した。
嘔吐し終わったのが午前11時頃で、急いで学校へ。
今まで何度も遅刻は経験してきたから、
真昼間に制服で人前を通るのは慣れているはずなのに
やっぱり緊張していた。
しかも途中にある大学で学園祭があってて人がたくさんいた。




学校に着いたら、そのまま保健室へ。
今は実力テスト中だから担任の先生も授業がないからと言って
保健室まで来てくれた。
担任の先生と、保健室の先生と私とでいろいろお喋りをした。
『来てくれてよかった』と言ってもらえて嬉しかった反面、
こうやって保健室までしか来れない自分がもどかしく思えた。


保健室には1つ個室がある。
そこで保健室登校している生徒が勉強しているそうだ。
でも、1年生で4人も保健室登校している生徒がいると聞いて
少し驚いた。私と同じで教室に怖くて入れないんだそうだ。
私が1年の頃は、とにかく受験から解放されたことと、
この高校に入れたことが嬉しくて元気に登校していたなぁ。
あの頃の私はどこに行ってしまったんだろう。


家で過食嘔吐してすぐに登校したからか、身体がすごくダルかった。
喉が渇いて、手が痺れるような感覚があった。
保健室の先生に『売店で昼ご飯を買っておいで』と言われて
野菜ジュースと珈琲牛乳プリンを買ってきて食べた。
それまでは手がガクガクしていたけど、やっぱり食べるとおさまった。
本当に私は過食嘔吐で自分の身体を痛めつけているなぁと思った。
せめて朝ご飯は普通に食べるようにしないといけないな…。




図書室で少し勉強してから、午後2時半頃に学校を出た。
来週からも一応保健室登校ということになっているけど、
できることなら授業に出たいと思う。
欠課数の危ない教科は、火曜日と木曜日にある。
その授業だけは絶対に出席する。




私が家に帰ってしばらくして中1の弟も帰ってきた。
いつの間にか背を随分追い越されていた。
一緒にテレビを観ながら話をするのも久しぶりだった。
30分後に弟は部活に出て行った。
明日あさってと大会があるそうだ。
部活、頑張ってるなぁ。偉い。




午後6時頃に疲れて眠って、起きたのは午前4時。
こんなに寝るつもりはなかったんだけど。
もっと引き締まった学生生活を送りたいよ…。
中途半端な時間で夕ご飯を過食するわけにもいかず、
お風呂に入って今に至る。


今日の夜は、お母さんと一緒に外食だ。
どこに食べに行くかはまだ決まっていないけど、
こんなことは本当に久しぶりで、すごく楽しみだ。




先生が家に来た 2004年11月11日(木)




あいかわらず学校に行けない毎日を送っています。
朝5時にお風呂に入り、制服を着て、髪をセットして、
メイクをして、家を出る時間になるまで机に向かっています。
でも勉強しているわけではなく…。
ボーッとしていたり音楽を聴いていたり。
少しでも『学校に行きたくない』という気持ちを起こさないように
しているんだけど、いざ家を出る時間になると
緊張して動けなくなる。
そのままひたすら机に向かい続ける…。




そんな毎日でしたが、今日は違った。
携帯に担任の先生からメールが届いていたんです。
『突然ですが、今日の午後にお邪魔します』という内容の。
お母さんは仕事でいなくなるので丁度良かった。


朝から何も口にしてなかった私は、急いで過食した…。
あと2時間後には先生が来るのに私は我慢ができなかった。
残り物のご飯1合と、お豆腐半丁と、卵2個分の卵焼きと、
卵1個分のスクランブルエッグ。
いつも過食する時の量より少ないけど、時間がないから急いで…。
そして嘔吐した。




30分後に先生が来た。
もう2週間以上会ってなかったけど、いつもの先生だった。
いろいろ話した。
今日と明日は実力テスト中だから、授業は無いということ。
欠課数が一番危ないのが英語(OCB)で、あと6回抜けたら卒業できないということ。
保健室登校でもいいから、少しずつ学校に来ること。


明日は一応、保健室に行くということになった。
先生は私のことを理解してくれているし、いろんな点で気を配ってくれている。
いつまでも先生に負担かけちゃいけないな…。
頑張ろう。




お母さんから朝、パソにメールが届いていた。
同じ家に住んでいるのにメール交換なんて変な感じだけど、
面と向かって話すとどうしても感情的になって気持ちをうまく伝えられないから。
そんな点で私とお母さんは似ている。
お母さんは『今週末の土日に1泊2日の小旅行に2人で行かないか』と
提案してくれた。無理には言わないけど、と。


私はすごく嬉しい。
お母さんがこうやって私のことを心配してくれて。
一緒に小旅行なんて予想もしていなかった。
行きたい…でもそうなると食事はすべて外食になる。
嘔吐できない。
来週の月曜日から学校に行き始めようと思っている私には
まだ余裕がない。
お母さんには本当に申し訳ないけど、小旅行は断ろうと思う。
せっかく私のことを考えて提案してくれたのに、
ごめんなさいごめんなさい。
だから、一緒にどこかに食事しに行こうと誘うつもりだ。
家に帰ってきてから嘔吐するだろうけど、お母さんと2人で一緒に
食事して話をすることは嫌いじゃないから。
自分勝手だとは思うけど、気を楽にして話す機会は逃したくない。




明日は行くぞ、学校(の保健室)。





足がすくむ 2004年11月09日(火)




学校には、まだ行けていません。
支えてくれる人がいながら、こんな自分に呆れてしまう。


月曜日も、今日も、明け方になると制服を着たり
メイクしたりと学校へ行く準備はした。
いつでも家を出れる状態だった。
午前7時35分、朝補習が始まる時間になっても動けない。
午前8時40分、朝礼が始まる時間になっても動けない。
緊張と息苦しさで動けない。


遅刻してでもいいから行こうと思う。
マンションのエレベーターの前に立つ。
下へのボタンを押して待つ。
エレベーターが来る。
でもそこから動けない。




外が怖い、人が怖い、学校が怖い、授業が怖い、勉強が怖い。
でもそれは今までもずっとそうだった。
その感情を押し返せなくなった今の私は、後退しているということなのか。
何も前進できていないということなのか。




制服のまま部屋にこもっていると、午前11時頃、
お母さんが仕事のために家を出た。
もういてもたってもいられない。
私は過食したくて堪らないんだ。
家にある物を食べれば家族に迷惑がかかると思い、
外に買いに行こうと思う。
制服を脱いで着替えて玄関に立つ。
でも外に出られない。




去年の担任の先生からメールが届いた。
私が本当に尊敬している先生。
いつも忙しくて疲れているだろうに、長いメール。
こんな先生に出会えて本当に私は幸運だと思う。
支えてもらっているということが本当に嬉しい。
でも先生の励ましをいつも裏切る自分がいることが
申し訳なくて情けなくて悲しくて憎らしい。
学校も勉強も、私がやらなくて誰がやるのか。




木曜日と金曜日は実力テスト。
なんでもうちの高校のラグビー部が
大会で決勝まで進んだとかで、土曜日は全校生徒で応援に行くとか。
え…全校生徒…?


高校生活最後の年も、私が家にこもって食べ散らかしている間に
いろんな事があって皆はいろんな事を経験している。
私だけが取り残されていく。
皆の波に乗りたい。
でもどこか、それを拒む自分もいる。
せめて自分の波に乗りたい。


明日は学校まで行けるんだろうか。
行ける、と思うしかない。
もう緊張している。






学校が怖い 2004年11月07日(日)




来週から学校行くぞと決めてから落ち着かない…。
1週間以上休んだからいつも以上に不安だ。
クラスの皆には「得体の知れないサボり魔」とでも思われてるのかも。
登校して教室に入った時に感じる視線が嫌だ。
別に大したことじゃない。
でも怖いんだ、他人の視線が。
いつからこんな風になってしまったんだろう。


当然、授業も間が空きすぎて訳わかんないだろうな。
毎度毎度友達のノートあさり、ごめんなさい迷惑かけて。
もういちいち自分のノートに書いて写すよりも
一気にコピーした方が早い程の量が抜けている。
期末考査あるのに、こんなんじゃダメだ。
卒業できるだけの成績は取らないと…。




今は卒業に重点を置いて頑張ろうと決めたけど、
ああでもやっぱり志望する大学に行きたい。
お父さんは「東京に来て浪人すればいい」と言ってくれるけど
どうせなら大学行くために東京に行きたい。
受験のプレッシャーに押されて勉強できない私が
こんなこと言うのは馬鹿だってわかってる。
でも高校卒業も大学合格も、どっちも今年で手に入れたい!
周りの友達と同じように、一緒に卒業して大学進学したい。


でも無理なんだ、今の私には。
目標ばかり高く掲げるから、こんな状態になってしまった。
二兎を追う者は一兎をも得ず…。
こんな自分になってしまったのは自分のせいだ。
否定してばかりじゃダメだ、受け入れないと。
まずは卒業するんだ高校を。
大学受験はその次だ。




今日、久しぶりにお母さんと会話した。
陸上部の妹と弟の大会があったらしく、県大会に進める結果を残せたそうだ。
2人とも黙々と頑張っていて偉いと思う。
妹は中3で受験生なのに部活もまだ熱く頑張っている。
でも毎晩10時まで塾で勉強して、成績も良い。
これなら志望校にも確実に受かりそうな勢い。
そんな妹と自分を比べていつも劣等感を抱いてしまう私だけど、
見習わないといけないなぁ…。




1つ、新しい問題が発生した。
今住んでいるマンションで排水溝の異臭の苦情が相次いでいるようで
どうやらうちの階が原因らしいとのこと。
どう考えても私の嘔吐が原因じゃないか!!
毎晩トイレに吐き続けて4年は経っている。
問題が起きない方が不思議だと思う…。
もしこの事がマンションの管理人側に知れたら
うちは引越しを余儀なくされる。
この前、業者が来て配水管の洗浄をしていたから
今は異臭問題はおさまっているらしいけど、私がこのまま
嘔吐を続ければまた同じ事が起きる。


そんな訳で、事情を知ったお父さんが
排水ポンプ用洗浄剤を通販で私宛に届くように手配してくれた。
これで解決すればいいけれど…。


私は人に迷惑をかけてばっかりだ。
こんなに周りを振り回しておきながら、
過食も嘔吐も止めることができない。
学校にも受験にも立ち向かえない。
弱すぎる、自分に甘すぎる…。




でも来週からは学校に行く。
自分で決めたことくらいは実行するんだ。




浪人と留年 2004年11月04日(木)




先週の火曜日から、ずっと、学校行ってません。
家でずっと食べては吐いて、疲れて寝て、起きてまた食べての繰り返し。




学校が嫌いなわけじゃないし、友達がいないわけでもない。
ただ受験が、勉強が怖くて何も考えたくなくて
ひたすら食べて気を紛らわせたいだけ。
全ては現実逃避。




たとえ手遅れだとしても、前向きにがむしゃらに勉強してれば
結果はどうであれ、それが自分なのだから後悔することはないのに、
今の私は過食に溺れながら『高校卒業』と『大学進学』を
一度に果たそうとしている。
周りの友達にとって、この2つの目標を達成することは
ごく当り前のこと。
でも私は、焦りと不安で今の状態から逃げて諦めて、
2つどころか1つも果たせずに終わらせようとしている。


父が、今は『高校卒業』のことだけ考えろと言った。
担任の先生も、「受験のチャンスは来年もある」と言った。
去年の担任の先生も、「一緒に卒業式を迎えたい」と言った。


私は、浪人して受験生をもう1年やるなんて耐えられないと思っていた。
でもそれ以上に留年することは耐えられない。
今は自分の状態を受け入れて、できることをまずやるしかない。
とにかく学校に行って、今の高校を卒業する。
まずはこの目標を達成しないと、大学受験も無くなるんだ。


だからといって受験を諦めるわけではないけれど、
卒業と受験、2つが重すぎて前に進めないのなら
受験は少し横に置いておいて、まずは卒業を目指そうと思う。




学校をサボったり、過食したりすることで私は逃げ道をつくってきた。
逃げ道を知ってしまった私には、中学の頃のように
がむしゃらに勉強することは難しい。
今の私は弱い。自分に甘い。
こんな自分から脱却するために、今は一歩ずつでいいから
前に進んで壁を乗り越える必要があると思う。
「できない、できない」と地団駄踏むより、できることから一歩ずつだ。





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大学生と過食症
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