猫のおなか赤ちゃんのほっぺパンの生地手のひらで眠る小動物この世界のしあわせを詰め込んだような柔らかさが共通点そう言ったら女の人のおっぱいみたいだってきみがいうからわたしまで世界のしあわせの一部になったようで少し恥ずかしくなった
わたしはあなたを守る影になる誰かに隠れて泣きたいときそっと体を休めたいときぼんやり考えたいときなんにもしたくないときあなたが利用する影になるわたしの涙は小さな棘になって日向で笑顔を浮かべるあなたの心に小さく刺さるそれでいいの
心臓の中でうずいた言葉が出てきたいとうごめいているきみはどこから来てどこへ流れていくのわたしをきみのお家に選んでよあいしてあげたいと体中が叫んでいる血も涙ももう沸騰してしまいそうだ