Author : yuzu

 


『楽しい我が家』『ナイン』


『楽しい我が家』
陰謀により崩壊した家庭が最後には楽しい我が家になるという話。
タイトルから、最後は楽しい我が家になるのだろうなとは思っていたけれど、
そこにたどり着くまでは、本当に楽しい我が家になるの・・?と。
優秀な妻とダメ夫。
何がダメって自分の不甲斐なさから妻に反発してばかり、
あげくには妻じゃない女を信じて妻を疑うようになるとかね。
裏切るのは妻じゃない女の方で、妻は夫を救う為に頑張っているというのに。
この妻を主人公におかれていたから視聴者は全面的に妻の支持者になれるのです。
あの夫は思い出すだけで苦笑してしまうわ。
その前に見てた『会いたい』が主人公に降りかかる痛みが強すぎたから
それと比べると『楽しい我が家』はほどよい距離感で楽しめた。


『ナイン』
過去にタイムトリップして兄を救う話?
しかし過去で兄を救ったら、弟である主人公の生活に影響が出始める。
恋人が兄の義理の娘になって、叔父さんと呼ばれたり。
過去と現在の陰謀が絡んで壮大な話となりました。
ラストはあまりよろしくなかったけど、ラスト2話までは目が離せない展開でとても楽しめました。
このドラマは
主人公の男が、前に見たドラマに北朝鮮のスパイ役で出ていたのを覚えてて
思い出しながら見てました。
ハン・ミョンウォルが韓国のスター、カンウと結婚して北朝鮮へ連れてくるというミッションを受けるドラマ。
ハン・ミョンウォルの上司役で、ミョンウォルに好意を寄せていたけど、脇役だったから報われず。
『ナイン』では、このドラマの役の雰囲気をそのまま持ってたから、
今回はハッピーエンドになるよう応援する気持ちで見てましたが今回も残念な結末。
かわいそうに。



兵役がある世界ってどんな感じ?
サッカー選手では29歳までのうちに2年間兵役につく必要があって、
その2年間もチームに参加してプレーできるらしい。
でも、その為にはKリーグでのプレー経験が必要らしく、
今年27歳のサガン鳥栖のDFヨ・ソンヘ選手は今回Kリーグへ移籍することを決めたのでした。
昨日のナビスコカップ試合後に挨拶をして「サガン鳥栖愛してます、ありがとうございます」と日本語で言ってくれました。
兵役の存在は知ってたけど、今回初めて実感したというか。
韓国ドラマで見る俳優さん達も皆経験されてるのねと、やっと理解したというか。
今後見方が変わるかな。
ソンヘのことはずっと覚えていたいです。
 

2014年05月29日(木)

『悪夢ちゃん』『WOOD JOB』


『悪夢ちゃん』と『WOOD JOB』を見てきました。

『悪夢ちゃん』は恩田さんの『夢違』を原案に創られたドラマの映画版。
『WOOD JOB』は三浦しをんさんの『神去なあなあ日常』を原作に、ウォーターボーイズの監督さんにより映画化されたもの。

どちらも良かったです。
2作品続けて見たことで、よりそれぞれの良さを感じれた。

『悪夢ちゃん』は子ども達が集団でいなくなるという設定と、教室の外、向こうの空から黒い雲が・・っていう感じとか
原案の設定を採用して下さっていてとても幸せな気持ちで見てました。
恩田さんのあの世界を、悪夢ちゃんという形で映像にしてもらって本当に感謝したい。
恩田さん抜きにしても、悪夢ちゃんやあやみ先生、夢王子、おじいちゃん、ユメノケに再会できて嬉しかったし
ドラマから成長している悪夢ちゃんがほほえましかったり、
良かった。
映画ならではの臨場感もあったし、見に行って良かったです。

エンドロールまで見終わってすぐに移動して『WOOD JOB』が始まりました。
平野勇気が主人公の林業なお話。
勇気のチャラさはここまでだったか?!と終始不安だったのですが、
考えるな、感じろ!って感じの映画だったので、細かいところはあまり気にせず
リアル林業の世界を楽しむ感じで見ました。
実は『悪夢ちゃん』で保健の先生な優香が『WOOD JOB』にも出てるんですね。
飯田与喜の妻のミキ役で。
優香が出ていたので『悪夢ちゃん』からすんなり林業の世界に移行できたように思います。
ヨキの豪快さが良かった。
シゲばあちゃんや犬のノコ、さんたという子供の存在が薄かったのが少し寂しかったけれど、
感じ取らせようというコンセプトな映画だとは早い段階で分かったから文句は言わん。
なあなあという言葉の意味も説明されなかったし、山の神様も説明なく見せるというスタイルだったし、
神去村にしても、村がメインではなく山と林業を中心に描かれていたし。


『悪夢ちゃん』も『WOOD JOB』も
元の小説の雰囲気は取り入れて下さっていたので、4時間楽しめました。



しかし、この2作品を同じ日に見ることになろうとは。
なんともいえない不思議な感慨深い気持ちになります。
 

2014年05月20日(火)

訂正


今朝のサンデーモーニングでの1コマ。
スポーツコーナーで、進行役?の男性の方がサガン鳥栖と何気なく発言されたところ、
女性の方が即座に「サガン鳥栖です」、と訂正して下さいました。
後に知ったところによると唐橋ユミさんというフリーアナウンサーだそうです。

何が違うかと言うと、アクセントの位置なのですけどね、
サガン、と、鳥栖と分けて読むのではなく、ユベントスのイントネーションで、サガントスが正解。
要するにアクセントの位置はガに来るのが正しい。


本当はそんな違いがあるのですが、
サッカー関係者でさえ間違っている方で呼ぶ人がいるし
在籍選手ですらそう呼ぶ人がいるので
訂正して下さる方がいるなんて!
と感激したのでした。

いや本当に大げさでなく、TBSのメールフォームから感謝のメッセージを送りました。

いつか正しい発音でサガン鳥栖が世に広がる日が来ますように。



最近のサッカーとの関わりまとめ。
スタジアム観戦はご無沙汰してます。
ラストスタジアム観戦からもうすぐ1年になるかと。
でも、スカパー観戦は欠かさず。
サガン鳥栖と、山形恭平さん解説の分の長崎の試合(録画)。
あとは速報サイトでチェック。

ちなみになぜか今、現在
サガン鳥栖は日本でトップです。
長くは続かない気がしていますが、とりあえず残留はできるかと。

一時期、サガン鳥栖を見て楽しめないことがあったけど
あの時に諦めず見続けてて良かった。と思っています。

今日の唐橋ユミさんの訂正は、ささいなことかもしれないけど、
私はとても嬉しかった。
唐橋ユミさん、本当にありがとうございます。
 

2014年05月11日(日)

最近の読書まとめ


昨夜読み終えた柚木麻子さんの『わたしにふさわしいホテル』は
中島加代子という女が作家になる話でした。
しかし普通のサクセスストーリーではない。
ベテラン作家の東十条宗典先生という人を、うまく誘導してまんまと自分がおいしい思いをする話なのでした。
見事に成功したものの、もちろん東十条先生に見つからないはずはなく、
中島加代子と東十条宗典のバトルが度々勃発する。
中島加代子は学生時代に演劇部だったことを生かして、メイドになりきってみたり
東十条先生もやられっぱなしではなくやり返すのですが、
敵対してばかりでもなく、時には協力し合ったりもしながら、
お互いの存在によって、新人作家とベテラン作家が刺激を受け合う関係になっていくのです。
中島加代子のしたたかさと言ったら!
柚木さん、よくこの話を書き上げたなと感服しました。
読んだことある柚木さん作品の中で、私はこれが一番好き。
主人公の卑屈っぽいところ、でも、逆境に決して諦めないところ、そういうキャラを描くのが本当にうまい人だと思う。


さて次は乾くるみさん。
最近読んだのは『カラット探偵事務所の事件簿1』。
やっと読めたこの本の舞台は数年前の日本。
話はもちろん面白かったですが、それより興味深いのは
乾くるみさんがあえて、今を作品に投影されていること。
その年代に書かれた作品を読むとその年に流行っていたことなんかがさらっと出てくるんですね。
この作品は数年前が舞台ですから、少し懐かしい感じ。
これがずっと昔のことだったら、そんな時代もあったんだー、と思うでしょうし、
まさに今、現在書かれているものを読めたら、ここにあるのが当たり前で特に何も思わないかもしれない。
数年前というのは実にちょうどいい。
少し前に読んだ高校の探偵部の話では、「しーはーはー」なんて言葉が出てきたしね。
忘れていくというのを実感している今、こういう形で過去を思い出させてくれることに感謝したくなる。
振り返って過去に出会う為に、
例えばエンピツで日記を続けていくのは有効なことだと思う。
でも、いざページを開いたら何書けばいいか分からないからそのまま閉じたりね。
乾くるみさんみたいな作家さんがいてくれて本当に良かったわ。
これからも続けてほしい。


あと最近は喜多喜久さんを好んで読んでます。
科学×ミステリーな話を書かれる。
科学は全く分からないけど分かりやすく面白い!
どんどん次を読みたくなる。
 

2014年05月10日(土)


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