NORI-☆
My追加
カラダにいいモノ
夏のバーゲンシーズン、真っ盛りである。 洋服は、ブラウス、カットソー、パンツ、ジャケット…etc.とあれも欲しいこれも欲しい!と思うばかりで優先順位が決められず、ぐるっと一回りしても結局何も買えなかったりすることが多いのだが、なぜか靴に関しては「バーゲン勝負派」だったりする。 というわけで、お中元の手配をするという名目で、珍しく単独でデパートに行くことに成功した7月土曜の午後、さっさと用事を済ませて向かった先は、靴売り場。 向かうは「ウォーキングサンダル大バーゲン」コーナー。 といっても、私は別にウォーキングシューズブランドの愛好者ではない。 自転車に乗る、15キロの子供を抱っこする、会社は急坂を登った丘の上、平地は大股でザクザク歩く、駅の階段は駆け上るという日常生活、低身長なのである程度のヒール高は歓迎するけど、不安定な細ヒールは苦手、幅広甲高なのでつま先のとがったのは×、サンダルは足首ストラップか履きこみの深い安定のいいものが好き。 ウォーキングシューズを履かずして何を履く、という感じなのだが、実はこれまで、ウォーキングシューズを買ったことがなかった。 …だって、なんかウォーキングシューズって、おばんくさいじゃん(^^;) 母や義母が履いているから「その年代のもの」という思い込みがあるのかも? でも、メッシュが入ってたりするあの妙にソフトな素材の風合いといい、何色といい難い不思議な色合いといい、一体成型みたいな靴底といい……いや、それが足に、ひいてはカラダにいい構造であることはよくわかる。 でも、なんか、その「いかにもカラダにいい」「楽」って感じが逆になんか鼻につくというか、素直に良いといいたくないというか… 要は「やっぱり若いコも買うブランドのお洒落な靴がいい」ってことで、まあ、ミソジーズのつまらない意地というか…(いや、ミソジーズ後期はもう立派な中年だってことは自覚しているのだけど…) そんなこんなで、問題の多い自分の足とライフスタイルには最適と知りつつ、つまらない意地と思い込みで敬遠していたウォーキングシューズ(サンダル)をなぜ買おうと思い立ったかというと、昨年夏にデザイン一目惚れで購入したバックベルトのサンダルが、階段を下りるたびにかかとが浮いてパコンパコンと騒音を立てる上に、甲のストラップが華奢でホールドが弱く、自転車を漕いでいて何度か脱げ落ちそうになって冷や汗をかいたので、今年はかなり歩きやすさを追求する気分になっていたのだ。 さらに月末には出張と展示会の説明員で1日立ち仕事をする予定があり、少なくとも1足は、「足にやさしい」靴、今の季節ならサンダルを確保しておく必要がある! ということで、それならバーゲンでお得に「お試し」してみようかな〜となったのである。 ところが、(いつもは素通りしている)専用コーナーに行ってみてびっくり。 サンダルだからなのかも知れないが、思ったよりデザインが豊富で、パッと見、それとはわからないような華奢なデザインのものもある。 コーナー自体がかなり拡張していたこともあるけれど、品定めしているお客たちの年代も様々で、とても活気があった。 中心はやはり50歳以上という感じはあるものの、二〇代と思われる娘の方が手に取って、「これかわいい」などと母親に言いながら試着していたりして、なんか楽しそう。 早速、自分サイズの棚を探して気に入ったものを履いてみる。 甲のストラップがクランク状のデザインで一見不安定なのだけれど、小指側と踵をしっかりホールドしているので実はとても安定感がある。 履きこみも深くてしっかりしている。 そして、何より、インソール(サンダルにも適用可?)が足裏にしっかりフィットして、しかもクッション性があって気持ち良い! 「おおっ!楽っ!!」 履いた瞬間、ストラップを止める前に、既に一人ごちていた(笑)。 これまで、とりあえず普通のブランドのもので、自分の足の条件に合うもの、なるべく足に優しいもの、と選びに選んで、それなりに適したものを見つけてきたと思っていたけれど、やっぱりカラダにいいように作られていることを売りにしているものは、桁違いに「楽」にできているのだった。あたりまえのことだけど。 この1足目試着時の感動(大袈裟)に引きずられるままに、これまでナメきっていたウォーキングコーナーで、白と茶と、サンダルを2足も買って来てしまった私。。。(^^;) 梅雨明け前の今週、さすがに朝から降っている日に下ろすのは忍びなくて木曜日まで眠らせてしまったが、今朝、改めて白い方を出して履いた。 玄関で足を入れた瞬間、また「楽〜♪」とつぶやき、歩き始めたところで、再び「軽い〜♪」とにんまり。 # 楽とか健康とかというキーワードに、 # カラダが素直に反応するようになるのって、 # やっぱり歳のせいなんだろうなぁ…… ま、いいか。 快適なんだから。
2003年07月17日(木)
/