2008年03月31日(月) |
Ultimate Sensuous Synchronized Show |
昨日観たcornelius groupのライヴについて。たぶん1曲目の「breezin'」が始まったところで会場に入る。2階席だったんですが、会場は国際フォーラムだったので見やすいわ、音いいわで快適でした。去年のサマーソニックで観た以来です。今日はワンマンなのでステージのセットもスクリーンも照明もとても凝っていて視覚的にはもう他のどのバンドよりも楽しいもので素晴らしかったです。それ単独でも充分面白いスクリーンの映像や照明がステージにクラフトワークのように並んでいる4人の出す音とピッタリ寄り添ってセットで発せられるのでうわー!と大興奮。群を抜いてレベルの高いビデオクリップも、スペースシャワーとかで何度かは見てるんですけど、生演奏の音と一緒に観るとまた新鮮だったりもしました。見たことない電子楽器みたいのを使ってるのとか、曲の途中で突如ミラーボールが4つ4人の上に現れてキラキラ光ってすぐ消え、その時以外もう出てこなかったりだとか。
そういう視覚的なもの以外でも、アルバムの曲がほぼ完全に再現されてる演奏だけでも素晴らしかったです。とくにドラムがいい音で、全体がドラム中心に締まる感じでした。「wataridori」素晴らしかったー。「brand new season」では最前列にいた男の人を客上げ。その人の手を持って、テルミンでエルヴィス・プレスリーの「love me tender」を演奏して終わってからレイをかけてあげてた。アンコールの最後で「sleep warm」やったのがまた優しい感じで素晴らしかったです。演奏している側からしたらテンポやバランスを外せないわけだし、相当神経使うんでしょうけども、あんまりそういう感じがなくて本当に楽しかったし、もともとのアルバムの音1つ1つがいかに選び抜かれた上に絶妙なバランスで曲になっているかってことも生演奏で聴くと改めてすごいなあと思ったライヴでした。帰りに会場出ようと歩いてたら私の前を行く人が薄田さん。別の人も一緒とかでご飯食べたりしたことはあっても、自分1人の時に会って話したことはなかったんでした。その昔、私が渋谷で店長やってた頃、薄田さんが買い物してくれたりした事があったんですけども。
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ツアーTシャツや、会場でも売ったらしいメンバー着用のシャツはunited bambooのものだそうです。オシャレ。あと、座席には1枚1枚ポスターが置かれていて、「sensuous」のジャケットの色に分かれていたようでした。私の座席に置いてあったのは赤のポスター。みんな大事そうに持ち帰ってました。家帰ってよく見たらポスターに私の座席の番号のシールが貼られていた。手が込んでるー。
2008年03月30日(日) |
wataridori |
のんびりと大忙し、という不思議な1日。10時過ぎから両親が遊びに来て、桜餅とお茶は用意しておいたのでおもてなしして、家の横の桜がいっぱいの公園を散歩。お米だの新聞の切り抜き(自炊についての連載6回分)だの他にもいろいろを貰う。午後からは雨になったので、午前中にお花見できて良かった。お花見しなかったというかたはこちらへどうぞ。携帯で撮ったここ何日かの公園ですけど、気分は味わえるかと。
お昼前には2人は帰り、私は清澄白河へ。びしばちゃんと清澄公園の近くのsacra cafe(http://sacracafe.com/sacra/)でお昼ご飯。昨日ワヤマさんにだいたいの場所を聞いてたのに、結局はまんまと道に迷い、ヨーガンレールのお店の人に教えてもらった。前から行きたいって話してたとこだったけど、ご飯もおいしくて感じのいいお店だった。スコーンも買って帰る。自転車買ったら自転車で来れそう。ロールケーキとかも美味しそうでした。すぐ横にあるワヤマさんが話していたいかにも映画好きっぽい人がやってる感じのセレクトレンタルDVD屋Elephantastic.にも寄り道。後で調べたらsacra cafeにも映画好きな人がいるらしく映画のブログ(http://sacracafe2.exblog.jp/)やってたり、Elephantastic.にsacra cafe selectっていうコーナー作ったりしているそう(http://sacracafe.exblog.jp/6125387/)。近所にこういうお店があるのは嬉しいものです。
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今日も開催中のワヤマーケットにびしばちゃんを連れていく。遠藤さんやナナさんもいらっしゃって賑わっている中、アケミちゃんも途中から来て2人はいろいろ買い物。私もまたいろいろ買う。またもやコーヒーなど出していただいて、お菓子もお土産にいただいて3人で私の部屋、通称「子供部屋」に移動。2人にも桜餅とお茶。雨だったので花見は中止。アケミちゃんは本棚見て「須賀敦子って誰?」とか冷蔵庫見て「冷蔵庫のマグネットはどこで買うの?」と色々質問したり、びしばちゃんは蒼井優の写真集見たりでみんなマイペース。私はその後1人で国際フォーラムのcorneliusのライヴに行く予定だったので、そんな2人を「けえれ、けえれ。」と追い出しつつ有楽町に向かう。
そして観たcorneliusのライヴが本っ当に素晴らしかった。長くなりそうなので明日の日記にて。
2008年03月29日(土) |
every time |
「ちりとてちん」最終回。主人公が出産を終えて子供が生まれたのにも関わらず赤ちゃんの映像が結局最後まで出てこなくて「赤ちゃん出すとこでしょうに!」と昨今の似顔絵会見のごとくイライラしましたが、Uに聞いたら続編製作がもう決定してるんですってね。
仕事後ワヤマさんのお宅で開催中のガレージセールへ。ivyの歴代店番OGの皆さんが一同に。ほぼ皆さんお買い物を済ませたところで、もう帰るころ。いなばさんとしおこんとむっしゅが帰られ、長崎さんと谷田さんも帰られ、中野さんとミキジさんと私が残り、買い物したりお菓子食べたりコーヒー飲んだり喋ったり。初対面だったミキジさん(ivyで「リアル自己満展」をやった方です)の、他に誰も集めてない独創(独走?)コレクションについての話が面白い。特に顔ジャケラーメン(の、フタ)コレクションについての話が面白かったんですが、ミキジさんのサイト(http://www.mikiji.tv/)でそれについてはいろいろ見れるようなのでどうぞ。そのあと、なんの話からだったかマックの救急処置の話になって、ミキジさんが言う方法がこれまで聞いたことないものだったので「メモするからちょっと待って下さい!」つって、ティッシュに書きとめる。
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「なんつッ亭」。こういうのを100枚も集められたそうです。
ワヤマーケットでの戦利品。Tシャツ3枚、よだれかけ3枚、バッグ2つ、シャツ2枚、ソニックユースのビデオ2本、ライトニングボルトのDVD1枚、ダニエル・ジョンストンのレコード1枚、シトラスのレコード2枚、鉛筆立て、カイ・フランクのガラスのコップ、最後に迷ってunited bambooのスカート。そして椅子。とうとう椅子が我が家に!歩いて帰れる距離なので、これらを全部持って帰る。
2008年03月28日(金) |
heart station |
仕事後に近所のタワーへ。「juno」のサントラ、ソウルセット、キリンジ、宇多田ヒカルの新譜をそれぞれ。スペースシャワーでやっていた宇多田ヒカルのインタビューを見たので早く聴きたかったけど、これまでのアルバムで1番好きだ。私のまわりに宇多田ヒカルを好きだとあえて言う人が1人もいないんですけども。いったいどんなデトックスだったのか、離婚した途端にスッキリと可愛くなったヒッキー。インタビュー(鹿野)の中で「beautiful world」って曲を作った時の話をしてたのが印象的だった。エヴァンゲリヲンが大好きで引き受けちゃったけど、プレッシャーで大変だったという話。ふっといい匂いがして、でも次の瞬間にはもう通り過ぎてるような、そういう空気みたいな音楽を作ろうと思ったって話。この曲もいいなと思うしカップヌードルの「kiss & cry」っていう曲も面白い。歌詞の中に「日清カップヌードル」って出てくるのもすごいと思いました。いかにもタイアップな曲からけっこういびつな曲まで、全体がとてもいいバランスで並んでしかも1つ1つのメロディとか言葉のバランスまでとってもちゃんとしている感じが。これこの人がほぼ1人で作っているというのはすごい。
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鼓膜にあたるバスドラと 心地よく突くハイハット とろけるようなBセクション あなたの笑顔がぼくの心に クリティカルヒット いつの間にやらハイテンション
ここんところ1人ぽっちで荒野にばかり心が向かってしまっていましたが、「juno」のサントラもとても良くてめっきり復活。すっかり春っぽくなってきました。あー良かった。タワーの人が何の説明もなくポスターを入れてくれたので、見るまでもなく当然ヒッキーのポスターだろうと勝手に思って、今広げたらキリンジので一瞬頭真っ白に。
あ、あとここ何日かの心の叫び、似顔絵はもういいよ!
2008年03月27日(木) |
sakuraドロップス |
休み。ヒヤシンスの球根を自分の庭扱いしているすぐ横の公園に移したので、あいたプランターにローズマリーの苗を植えた。近くのホームセンターにはローズマリーだけでも10種類くらいあって、違いが分からないのでアープというメキシコのローズマリーを買う。「シンプソンズ」に出てくるインド人のアープーみたいな名前だと思ったってだけでそれにしました。
夕方に公園に散歩。6分咲きといった感じで週末には両親や友達も花見に来るので見ごろになっていそうな桜です。それにしてもこの公園、都内の桜の名所に並ぶいい桜スポットかと思われるんですけど地元の人しかいない。東京中にそんないい場所がいっぱいあるんだろうけど。引っ越して最初の桜の季節なので、写真少しづつアップしていこうと思います。
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私が荒野をさまよっている間に市川実日子が「ほぼ新婚」とか言われてますよ。そうしてるうちに松井からケイト・モスまで。春、なのね。
「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」を見るたびに自分のモノマネスキルをもっと上げねばと思う。
科学未来館のエイリアン展のチケットがあるかと思って、仕事終わってから薬師寺展のチケットを買うつもりという同僚と東京駅の前のチケット安売屋に。「今日のナイターのチケットありますよー」って言われて、えープロ野球ってもう開幕してんだ、と関係ないのも気になりつつ、エイリアン展のチケットは見つけられなかった。前売りとかないのかも。どちらにしても今は春休み中だから混んでるはず。
そこから帰ろうと思って、せっかくなので日本橋の桜通りを通って帰ろうということに。その途中に「小さな喫茶室 三つ扇」という看板を見つけて、どうしても気になったので外から覗いたら、本当に小さい喫茶店でおばあさんが1人でハンドドリップでコーヒー煎れてて興奮。カウンターにいかにも常連ぽい疲れた感じのOLさんが座っていたので、あの人いない時にまた来ようという話に。お店の前にあった手書きの看板も強烈。
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ドイツ人は言うこと違うね。
2008年03月25日(火) |
荒野ニオケル bloodthirsty butchers |
図書館に予約したのが入ったので先週からショーン・ペンの新作「into the wild」の原作のジョン・クラカワーの「荒野へ」を少しづつ読んでいる。ノンフィクションで著者のジョン・クラカワーも登山家。主人公の辿っている道のりを事実にもとづいて書かれている本なので、移動してる距離の感覚とかを知りたいと思ってgoogleの地図とかで翻訳された川とか道とかの名前を適当なつづりで打ち込んで場所を調べようと思うんだけど、あんまりうまくいかない。川や山の名前でその場所の写真が検索で出るのはとてもいいんだけど、全体の移動距離とかになると分かりやすくは見れない。アラスカの見やすい地図があったら1番良さそうだけど、ここまで読んだ時点でメキシコにも足をのばしている。
映画の「into the wild」を見てでも、もともとのこの本を読んででもいいけど、クリス・マッカンドレスが亡くなるまでの足取りをそのまま辿ってみたような人がいないかなと思ってネットで検索したけど、それも見つけられない。なんかいい方法はないか。それにしても映画が楽しみすぎる。クリス・マッカンドレスの両親の反対で、ショーン・ペンが映画化する許可を得るまでに10年待ったという話を読んだ。10年前から映画化する気でいたということは「プレッジ」よりも前からの話かと思われます。
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「into the wild」のサイト http://www.intothewild.com/
ナショナルジオグラフィックの記事 http://www.nationalgeographic.com/adventure/news/into-the-wild.html
クリス・マッカンドレスについて http://en.wikipedia.org/wiki/Christopher_McCandless
2008年03月24日(月) |
「impossible germany」 |
「ちりとてちん」が今週で終わってしまう。これから何を楽しみに朝目を覚ませばいいのさ!と、だんだん悲しくなってきていましたが、この半年間は再放送だったラジオのドイツ語講座が4月から新しいスキットに。「フェリックスの日記帳」というのと、文法関係。テレビの方はアリtoキリギリスの人。自転車屋の店長って設定だそう。自転車屋ー。番組内の別のコーナーには児玉清も。しかしラジオのドイツ語、毎朝6時45分から始まります。実家にいたころは7時5分に放送が終わって、会社行くのにちょうど良かったけど、引っ越してからの出勤の時間と見合わせると早すぎる。これを機に生活のリズムを変えるのも良いかもですが。
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ラジオ http://www.nhk.or.jp/gogaku/german/free/radio/index.html テレビ http://www.nhk.or.jp/gogaku/german/index.html
朝から具合悪い。ふらふらしながら洗濯。アケミちゃんに電話するの忘れてたので電話。花が終わったヒヤシンスの球根を埋めておくと来年また花が咲くこともある、と聞いたので、プランターに植えていたヒヤシンスを葉っぱごと切って球根を袋に入れて横の公園へ。日当たりが良くて水たまりにならないところを選んで、シャベルで土を掘ると、大きな木から離れても土の中は木の根がはりめぐらされていて、なんとか隙き間を見つけて球根を3つ埋めた。危うくミミズを殺しかけたけどそれも一緒に元の場所に埋めた。日曜の公園は人がいっぱい。たぶん犬のウンコを土に埋めてると思われたに違いないけど、誰からも声をかけられずに任務達成。来年見に来れるように場所を覚えて、部屋に戻ってから地図を書いておいた。梨木香歩さんも本の中で、山の中にこっそりチューリップの球根を埋めた話を書いていた。それは若い頃の事で、今はそんな環境破壊の一種のようなことはしないというようなことも書いていたけど。公園の中なら許してもらえそうか。
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少しづつ桜も開いてきました。
2008年03月22日(土) |
write a song |
ずっと前からうちの店に来て欲しいなと思っていた人が来たんだけど、ちょうど私がお昼の休憩に出るところで話しかけられなかった。ちょっとでも時間があれば、その人のやっていることをとても面白いと思っていることくらいは伝えられたのになと思う。最近その人が出した本を、うちのお店に来るお客さんも面白いって話してたことなんかも伝えたかった。
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家に帰ってビデオに録画しておいたインディペンデントスピリットアワードの授賞式を見る。恒例の替え歌コーナーで、「juno」の時だけkimya dawsonが映画の中で使われている「tire swing」って曲をそのまま演奏してて、とっても良かった。ぜひまた日本に来てライヴやってほしいなと思います。「juno」のサントラも良さそうです。
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「tire swing」
I took the Polaroid down in my room I'm pretty sure you have a new girlfriend It's not as if I don't like you It just makes me sad whenever I see it 'cause I like to be gone most of the time And you like to be home most of the time If I stay in one place I lose my mind I'm a pretty impossible lady to be with
Joey never met a bike that he didn't wanna ride And I never met a Toby that I didn't like Scotty liked all of the books that I recommended Even if he didn't I wouldn't be offended
I had a dream that had to drive to Madison To deliver a painting for some silly reason I took a wrong turn and ended up in Michigan Paul Baribeau took me to the giant tire swing Gave me a push and he started singing I sang along while I was swinging The sound of our voices made us forget everything That had ever hurt our feelings
Joey never met a bike that he didn't wanna ride And I never met a Toby that I didn't like Scotty liked all of the books that I recommended Even if he didn't I wouldn't be offended
Now I'm home for less than twenty-four hours That's hardly time to take a shower Hug my family and take your picture off the wall Check my email write a song and make a few phone calls Before it's time to leave again I've got one hand on the steering wheel One waving out the window If I'm a spinster for the rest of my life My arms will keep me warm on cold and lonely nights
Joey never met a bike that he didn't wanna ride And I never met a Toby that I didn't like Scotty liked all of the books that I recommended Even if he didn't I wouldn't be offended
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kimya dawsonの日記にこの時の事が出ていてこの写真。 そりゃジョン・ウォーターズ見かけちゃったら声かけずにはいられまい。 嬉しそうな顔してるー。
2008年03月21日(金) |
raspberry rush |
仕事後、銀座。アップルストアに行くまでに時間があったのでファインリファインの中の本屋と鳩居堂、銀座三越の中のムーミンの催事見る。アップルストアに行って、故障の修理にどれくらいかかるかの話。「どうしました?」と言われて「ええと…」と説明をしているその状況がすでにひょうきん懺悔室。「修理代は3万5千円くらいですね」水バシャー!ガックリとうなだれている私に、隣に座っていた同じく御相談にいらしていたおじさんが「これとても大切に使ってたんだね、普通は角のとことか削れたりしてるはずだよ」と言って状態の良さを褒めてくれましたが、そんな風に大切に使われていたパソコンを、まさか譲り受けて3ヶ月もたたないうちに修理が必要になるくらい破壊したのが自分だとは言えず、「それほどでも」と代わりに褒められておきました。どうせならバッグの中に入っている初代なのにまだ現役の私のipodでも見せてあげれば良かった。きっと感動してくれたはずだ。
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三越に展示されていたムーミンの家。窓から中を覗くと、ファミリーが勢揃いしていました。ご先祖様グッズがいっぱい売ってた。
まずは自転車が最優先なこともあり、3日通し券か、パソコンの修理かという究極の選択を夏までに迫られているのでした。でも今のパソコン(OS9.2.2)はsafariの時には普通に見れてたものが3割カットくらいで表示されます。1番ショックなのがyoutube見れなくなったことかも。
2008年03月20日(木) |
happiness is a sad song |
放送があれば何度となく観ている「まあだだよ」を、引っ越しをしてから初めて観た。空襲で家を焼かれた先生が小さな小屋で暮らすシーンがいつも好きだと思う。梅雨の時期の雨のシーンから夏が来て秋が来て冬が来る。
お月様えらいな お日様の兄弟で 三日月になったり まん丸になったり 春夏秋冬 日本中を照らす
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黒澤映画好きは、たいがい「まあだだよ」を駄作だと言う。黒澤明の他の作品ももちろん素晴らしいんだけど、この「まあだだよ」は他の作品とは違って、私のとても近くに感じられる大好きな映画。原作が内田百けんだということもそうだけど。人の暮らしの中の小さな幸せがどれくらい大切かということを、どうしようもないけど大好きな先生が好き勝手にやっていることでみんなが教えられていく。
「上質な暮らしとは、プチハッピーのミルフィーユ」だと、小山薫堂が朝日新聞で連載していた深沢直人との往復書簡の中で言っていた。プチハッピーはどこにでもある。図書館の棚に並んでいる本の中の言葉にも、10年前から聴いている大好きなcdの中の音にも、おいしいご飯にも、人との会話にも。
2008年03月19日(水) |
love is no big deal,the falling you feel |
仕事後、下北沢。何度行ってもERAに行こうとすると絶対に道に迷う。なぜだ。前座が始まっている中、Tシャツ買う。2500円。洋服屋でTシャツ買うより安いです。2組目の前座はcomeback my daughters。ぴざおぶです。いつもはフロアの横で物販やってるERAが大混雑している。
maritimeは3つ全部のアルバムからいろいろ演奏。マイクからの放電に見舞われたデイヴィは2回ほど挫けていた。あれ、たまに見かけるけどホントに辛そうですよね。「guns of navarone」から。2回もアンコールで演奏してかなりの曲数だったんだけど、楽し過ぎてよく覚えていません。「protein and poison」て曲がとても好きなんですが、アレンジがちょっと変わってて良かったし、「young almuni」も本当に良かった。3枚目の曲もライヴで観てさらに好きに。
そして本日の「有り得ない」。ERAの階段を降りていって出口のところで入ってくる人とはち合わせした、その相手がデイヴィ。お前に超会いたかったぞという気持ちを込めて「あー!」つったらデイヴィも「あー!」って返事をするので、「サイン下さい」と英語で頼んだら「ok」つってスラっと書いてくれたので、それを見ながら「わー。やった。」と日本語で言ったら「問題ない」と日本語で返事してくれました。お礼を言って左手で握手した。デイヴィは左利きで、その時私は右手にビールを持っていたので。 はるばるミルウォーキーからいらっしゃったんだから、jimmy eat worldの前座も1回くらい観に行けば良かったかなとも思いました。jewの「a praise chorus」って曲にデイヴィがちょっとだけ参加しているんですが、あの曲を一緒にやったりしたんだろうか。
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ハート。
2008年03月18日(火) |
a case of you |
赤ちゃんが生まれたuによくcdrを作って送っていたので、今書いてる途中の手紙にcdrを付けようと思って、壊れる前のパワーブックでcdrだけ先に作っておいたんだけど、直後に壊れて何の曲を入れたのか分からなくなってしまい、通して聴いた。去年出たジョニ・ミッチェルのトリビュートアルバムでプリンスがカバーした「a case of you」を入れたんだけど、きっと初めてプリンスがこの曲を聴いた時からあたため続けてきたアレンジなんではないかと思えてくるようないい曲だ。
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自分の中の常識やルールをほかの人に当てはめようとすると、すれ違いが生じて一方もしくは両方がつらい。かといって、自分はそういうふうに思わないと感じた時に、黙っていることがいいわけではなくて、自分はそう思わないとそう感じた時に言った方がいいんだと思う。お互いの考え方を受け入れられないにしても、そういう人もいるということを認識するきっかけになる。まったく報われない片思いも、チベットのことも。独特なアプローチの片思い話を、もうちょっとくらいは聞いてあげようと思います。自分とは違う考え方をする人がいるということを知って、できることなら視野を広げていきたいものです。それでもまあ、同じように見てくれる人や、同じように聞いてくれる人のそばは、やっぱりとても居心地がいいわけだけど。
2008年03月17日(月) |
heresy and the hotel choir |
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水曜日は下北沢ERAでmaritimeのライヴがありとても楽しみですが、チケットは売り切れているようです。アルバムの1枚目にも2枚目にもそれぞれ来日した時にデイヴィにサインもらったのを思い出したので、3枚目持って行ったらまたサインくれそうと思います。結局ピンと来なかった3枚目を何度となく聴き続けており、すっかり馴染みの作品となっていたのでした。
通りすがり師匠にわざわざ近所まで来ていただき、どうにもならなくなったパワーブックを見てもらうことに。私のいつもの寄り道エリアでしたが、平日の仕事帰りにしか来たことない場所なので、いつも賑わってるところが閑散としてたり、逆にあるのは知ってて行ったことなかった隅田川沿いの公園にも行ったりした。
本気で何もしてないんですけど私の破壊っぷりは相当のものだったらしく、結局修理が必要だということに。さらに別の方法まで伝授していただいて家帰ってセットしなおすも完全復活ならず。やっぱり自分は10.5なんて器じゃなかったんではないかというような気がしてきて、youtube見れたりwilcoのウェブキャスト聴けたりして楽しかったなあという記憶に思いを馳せつつ、前のパソコンをクロゼットから出してきてセット。
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去年から聞かされている報われない片思いについての話をまた今日もお昼食べながら聞かされて食傷気味に。もう充分聞いた。年上の女性だけど、なんていうかアプローチが独特過ぎて、聞いているとこっちが落ち込んでくるような話ばかりで辛い。自分と物事の価値観が全然違う人から、その人の恋愛観を聞き続けるのは正直しんどい。しかももう充分聞いた。去年からずっとだ。なんで私に話すのか。
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私の仕事が終わる頃、びしばちゃんが眼鏡を買いに日本橋へ。コレドの中の眼鏡屋でいろいろフレームを試している横で、眼鏡の必要はないのに私もいろいろ試してみる。そこから本日の「有り得ない」。びしばちゃんが買った眼鏡で、2人同時にスロットのスイッチを押すという抽選ができると言われて、私が4万円の食事券を当てた。コレドの後ろの、スペイン人女性が総料理長をつとめるという高級レストラン。それは彼女のご両親への親孝行に使うことになり、ご飯へ。
たいめいけんに入ろうとしたら行列。つぶれたと思っていた、ますたにラーメンがちゃんとやっていた。同じ通りの少し先にある別のラーメン屋と勘違いしていたみたい。職場の同僚にもますたにラーメンがつぶれてたと話した気がする、、、そのあと近くのコーヒー屋でまた色んな話。ホッとした。
2008年03月14日(金) |
defining moments |
有り得ないような出来事がぽつぽつと起こり、またも何かに呼ばれている日々です。今日の「有り得ない」はドイツ製の麻の布に縫い針が一緒に織り込まれていました。フランス製やイタリア製ならともかく、ドイツ製のものでそんな事はまず有り得ないんですが。そういうことがぽつぽつと続いて、少しづつざわざわしてくる時期というのがあります。
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春ですからね。
いつも通りのお休み、のはずが2代目を襲名したパワーブックが前触れもなくいきなり壊れた。突然全く反応してくれなくなったパソコンを前にぼーっとしながらも師匠から応急処置のやり方を教えてもらってitunesのファイルを前のパソコンに移す。その間中、つけっぱなしにしていたスカパーから00年代邦楽ロック特集という番組をやっていて「バリヤバイ!バリヤバイ!」とナンバーガールの「zegen vs undercover」が聴こえてきて、ただでさえもうじゅうぶんヤバいと思ってるのに焦りに拍車がかかりつつもなんとか移せた。のかどうか確認のしようもない。
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「1995年から 自力を信じてます」
近所のスーパーはシネコンが入っており、スーパーの入り口にはそこで公開予定の映画のポスターがけっこう早めに貼り出されます。そこを通り過ぎて初めて「ランボー」の新作が出来ている事を知りました。ちょうどご近所同士の会話でその話になり、私が「ロッキー」も「ランボー」もシリーズを完結させちゃったら、スタローンのやることがなくなっちゃいますよね。と言ってたんですけど、「ランボー」終わらせて引退するって話もあるらしいです。 つい最近は「インディ・ジョーンズ」の新作なんてものまで出来ているらしきポスターを見てビックリしました。しかもケイト・ブランシェットが出てくるらしいです。この人はいったいいつ休んでるんでしょうか。
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シリーズものは数々ありますが、たいてい1番面白いのは2作目だという気がします。
2008年03月11日(火) |
summertime rolls |
サマーソニックにalicia keysが来る。devoと同じ日だったら観に行きたい。sex pistolsって書いてある気がしますが、これは無視していいんでしょうか。全体的に、そんなに寄らんでもってくらいにイギリス寄りなラインナップですが、それにverveは解散したんじゃなかったか?今年はお盆より早い日程。土曜の方だったら行けないかも。 フジロックにはブリーダーズが来ると言う。今年のフジロックに行っている自分が全く想像できないんですけども、誰か絶対観たいバンドが決まればいいのかも。
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そういえばちょっと前にペイヴメントが再結成だって!というメールを受け取る、というとてもリアルな夢を見ました。
2008年03月10日(月) |
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仕事後、ワヤマさんとご飯。いつもの歩いていけるデニーズ。理由が自分でも詳しく分からないことでぼんやりと不安になって落ち込んでおり、説明するのがすごく難しいことをなんとか話す。あんまり人に話さないことをワヤマさんに話すことが時々あって、そのたびに気を楽にさせてもらっている気がする。と、書くと何かのカウンセリングみたいで変だけど、実際は全くそんな感じではなくて、それもまた説明できるものでもないんだけど。
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「わからないということに耐えて ひとりとひとりを繋ぐもの」
インディペンデントスピリットアワード、生中継はなかったけど受賞式の放送はあるみたい。ノミネートと受賞の結果はこちらで見れます。
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どこのおじさんが入ってきちゃったのかと思ったらショーン・ペン。「into the wild」は低予算では作れなかったのかな。ロビン・ライト・ペンが相変わらず綺麗。
仕事帰り、同僚と丸善に寄り道。前にここでもちょっと触れた、「大人の科学マガジン」の最新号のおまけのテルミンminiが触れるように置いてあったので、スイッチを入れて音を出してみたけど、電池の切れかかったオモチャの電子ピアノみたいなびっみょうな音で、とても映画の「テルミン」のテルミン博士のように演奏することは出来そうになかったです。
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teen VOGUEの新しいのを買って帰る。今月はプロムの時期なのでプロム特集で楽しいです。日本にはプロムがありませんが、何着るだの、写真撮るだのといったノリとしては成人式とかが似た感じがあるかもなあと思います。私の成人式の写真は、全く興味を示さない娘になんとか着物を着せて、サチコさんが自前のカメラで撮った写真です。成人式のために計画的に髪をのばすという人の話を聞いたことがありますが、全く興味がなかった自分は20歳の当時なぜかベリーショートというトンガリっぷりで。出来上がった可愛気ゼロの写真を見て「鼻っ柱の強い女流作家みたい」と、親孝行のつもりで頑張ったのにサチコさん本人から言われたのでした。
イギリスのアマゾンから注文していた本が2冊発送されたとメールが来た。27ポンドって日本円でいくらなのか。予約したのは1月とかだったので、忘れてる。
そのイギリスのアマゾンで見かけて気になっているのがready bedというもので、日本のアマゾンにはまだ出ていないようです。畳んだ状態では大きめの寝袋くらいなんですが、広げてたぶん一体になっているっぽいエアマットに空気を入れると寝袋よりもベッドに近い感じになって、これ友達とかが泊まりに来た時なんかにとても便利なんじゃないかと思われます。小さい子供用だけかと思ったら大人用も色んなサイズがあるみたい。私が買うならキッズサイズより少し大きめのジュニアサイズとかでも良さそう。子供用はトーマスとかポケモンとか色んなキャラクターの柄があって楽しいです。日本でも売り出したら買いたい。イギリスの会社のものみたいだけど、海外ではトイザラスとかで売ってるみたい。日本のトイザラスにも並んでるのかも。 ready bedのサイト。 http://www.readybed.com/
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どちらに偏っても自分じゃないみたい。バランスが大事。スタンスは変えず。というか、変わらないように必死になってる。もしくは強烈なショックに見舞われて、変わるしかなかったと納得できるのが理想なのかも。
2008年03月06日(木) |
seven seas |
休日。天気も良く花粉の心配しながらも布団を干してボーッとしたりしていて、お昼の2時頃にwilcoのニューオリンズのライヴ中継が始まる。今回は写真アップなしで静止画が変わらなかった。で、それを聴きながら生まれて初めてチャットというものをしました。総勢12名でのチャットです。英語なので言ってることが半分くらいしか分かりませんでしたが、チャットは一言で発言を済ませようとするので英語できなくても楽というのがあります。今回のライヴはなぜかニューオリンズ時間で夜11時スタートということもあり、感じ良く盛り上がっているライヴの途中で「もう寝ます」とか言ってるアメリカ人もいました。そういうマイペースな人好きだ。
もうライヴも終わりかけたところでワヤマさんから電話が来て、モスでお茶する。ご近所同士でここらへんの住み良さを讃える話をよくする。花粉症用の目薬くれる医者の話、あと向井さんの話、映画の話も。
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ワヤマさんから貰ったまんじゅう、のらくろだ!
そういえば昨日半年ぶりくらいでmixi見ましたらトップのページとかの表示とか変わってたり、またそれがちゃんと表示されてるのを見るのは初めてだったりもしまして、別にだから何って話ですが。
そんなこんなしてる間に、フジロックのアーティスト発表。my bloody valentineだってー。
仕事後、図書館。 ・「志ん朝復活(り)品川心中/抜け雀」(cd)古今亭志ん朝 ・「home & abroad」(cd)style council ・「バン・マリーへの手紙」堀江敏幸 ・「ティンブクトゥ」ポール・オースター と、チェスの本を延長。
前から借りたかったblues brothersのアルバムを見つけて、やった!と思って借りてきて家で聴こうとしたら、なぜかstyle councilのライヴアルバムになっていた。借りたいと思ってないしいつ入れ替わったのか全く記憶にない。しかも、家に帰ってきたら、ソウルセットのAXのチケットに当選しましたというメールが。先行に申し込んだ記憶がない。心配だ、自分が。
uから女の子無事出産の便りが届いて安心。プレゼント何にしようか。
group_inouの新譜が4月9日発売。フルアルバムとしては1枚目ということになるみたいです。そのアルバムに収録されていると思われる「coming out」という曲のビデオが↓こちらで観れます。リンク飛ぶとビデオはじまります。 http://jp.myspace.com/myxjp 相変わらずとても面白いです。アルバムがとても楽しみですが、彼らのイベント「PR」の2回目が4月6日にunitにて。1回目をたまたま見させていただいたので、2回目は自力で行こうと思っています。足を運ぼうという気になりました。そう考えたらたまたま観れたりが度重なって、彼らのフロアアクトも入れれば日本のバンドの中ではzazen boysの次に回数観てる人たちかもしれない。お時間ある方はぜひどうぞ。PR、1回目に行ってその若々しい空気に押し出されたので、行こうという方はご一緒しましょう、誘います。
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前回5周年のcdrプレゼントをやった時に、group_inouの「BPA」って曲を入れたら思いのほか反響が大きかったので、ライヴを観れない方もアルバムは気にしてみて下さい。
2008年03月04日(火) |
unlikely japan |
wilcoがアメリカ時間の5日夜11時にニューオリンズのライヴの模様をまたネットで流すみたいなんですが、もしかしてまた私が休みの日のお昼頃になるんでしょうか。時差の計算ができませんが、なんとなくそんな感じが。3月のオーストラリアのツアーも間近となってきましたが、日本には結局来ないっぽく、とても残念。
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そういえば、ソウルセットのAXのチケット、先行予約に申し込むのを忘れてた。ソウルセットといえばTOKYO MOOD PUNKSの「ザンジバルナイト」っていうイベントに出るようですが、ラインナップが面白そうです。野音にて。詳しくはこちら。
前に箭内道彦が面白いって話だけで友達何人かと大盛り上がりしたのを思い出しました。箭内の仕事は東京メトロのあおいちゃんのCMとかも好きですが、仕事とかよりも本人が面白いっていう話で、情熱大陸出た時の話など。仕事の展示はこちら。
同僚が先週、「ノーカントリー」の試写会に行ってきて感想をちょっとだけ聞いたりして観るのが楽しみになってきました。聞いた感じからすると「ファーゴ」みたいな感じの空気っぽく、でもあのおどけたようなサスペンスの感じが今回はけっこう怖い感じになってる風。六本木ヒルズで上映するみたいなのでレディースデーで観れそう。
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祝4冠。マラカスでも持ってるみたいだけど。
コーエン兄弟にダルデンヌ兄弟、ウォシャウスキー兄弟。姉妹監督とか姉弟監督、兄妹監督がいても楽しそうですが。一時期ウォシャウスキー兄弟の兄ちゃんが女になったので姉弟監督になったと言われてて面白かったんですけど。
スカパーで「かもめ食堂」の放送があったので、DVD持ってるんだけどなんとなく観た。群ようこの原作本は読んだことないんですが、映画終わった後の解説で、原作本の中では小林聡美が演じている女性は、自分の店を持とうと色々努力をしていて、最後に宝くじで1億円が当たってフィンランドに店をかまえるに至ったという話をしていて、あ、なるほどねーと思った。そうでもなきゃフィンランドに食堂っていう発想にならないだろう。作品の中で片桐はいりが「来てやらないわけにはいかなかったんです。」って話すシーンがいいですよね、って解説の人が言ってて、私もいいなあと思う。具体的にどんなことがあったかというのは話さないけど、遥々フィンランドまで来てやらないわけにはいかなかった、というような表情で。
「めがね」も同じような感じではあるんだけど、南の島で海を眺めてまったりするのは、あれは実際に自分が行って何もしないで海を眺めているなら最高ですけども、映画として観ると人が海でまったりしているという映像を観ている、というところに面白味を見いだせなかったからピンと来なかったんだなあと、「かもめ食堂」の方を観て思いました。
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料理する時にエプロンはしない派ですが、1つくらい持っててもいいかなと思いました。
2008年03月01日(土) |
coffee & TV |
仕事帰りにコレドで買い物。面白いかたちの小皿2つと色が気に入ったマグカップ。マグカップなんてもういくつも持ってるのに。灯台のかたちの容れ物の塩も一緒に買う。
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小皿より少し大きめのものもあった。
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