tdd diary

2006年07月31日(月) get round in the season

朝7時過ぎには2人とも起きて身支度、荷物まとめ、テントの片付け、大きい荷物の配送出し。9時には昨日約束してたsさんと3人で朝ご飯食べて一緒にsさんの泊まってたテントを3人で片付け、配送出し。途中ヒラノ、コバヤシさんコンビにもまた会えて、また近々と言って別れる。sさんは会社の同僚3人と車で苗場にいらしていて、その同僚の人の車で越後湯沢駅まで私とhさんも乗せてもらえることになり、シャトルバスを待たずに苗場を出発。これホントに助かりました。5人で道中今年のフジロックのことなど色々と話す。三俣の駐車場を通りかかった時、運転していたメタリカ好きの男子が02年のフジロックの時にシャトルバスの運行時間が過ぎたのに気づかず、夜中に半袖、短パンという格好で三俣に放り出されたという、とてつもないエピソードを披露。壮絶ー!三俣から苗場まで、薄着で夜中に歩くことを想像しただけでも死ぬ。「そのおかげで02年のDJシャドウを見逃したんだよなあー。」って笑い話みたいに話すので、「私、そん時のDJシャドウ観たよ」とはとても言えず。

3人と越後湯沢駅で別れて、hさんと2人で新幹線で帰る。新潟トリエンナーレに興味津々だったhさんでしたが、私ももうちょっと体力残ってたら行きたかったけど誘いに乗れず。帰りの新幹線ではなぜかライヴの話より映画の話に花が咲く。hさんは東京まで、私は大宮で降りて家へ。最寄りの駅の一つ前の駅で、私の目の前に座った人を見たら、なんとカズだった。これは本当に有り得ない。私は苗場から帰ってきてるのに、これから仕事に行くカズとたまたま同じ時間の同じ車両に乗るなんて。しかも私は疲れてたのでカズが目の前に座らない限り気づけなかったと思う。すごくビックリして声をかけたら、カズもすごくビックリしてて「今フジロックから帰ってきたとこ。」って言ったら、「このタイミングで会えたのはすごいすごい」と2人して次の駅までずっとそんな。近々会えればと最近メールで言ってたとこだったので、尚更何だかすごいと思う。山から降りてきたらこのサプライズ。行きたいところへ行って、会いたい人に会うべし、ということか。一瞬だけ自分が今なら何でもできるんじゃないかと思えたりした。家に着いて、今年初めて蝉の声を聞いた。


そして泥のように眠る。起きてfishmansの「8月の現状」を聴く。
明日から8月です。



2006年07月30日(日) なんだか夢のあることだと信じてます

今日はお昼前には起きてホワイトのenvyへ。ちっともピンと来ないので移動。その直後にヘヴンで観た、らぞくがとってもいい演奏で通り過ぎながらドキドキする。hさんとお昼ご飯を食べてまたヘヴンの前を通ったら、まだらぞくが演奏しててやっぱりすごくいいなあと思う。3ピースのバンドだったらこういうバンドが好き。great 3とかゆらゆら帝国みたいな感じの良さ。機会があればちゃんと彼らのライヴを観たいと思いました。

オレンジで3度目のdouble famousのライヴを。その前にhさんのバイト先のsさんて方と会い、3人で色んな話。私がいつも観てるスカパーの映画チャンネルの会社にお勤めのsさんは映画好き。明日の朝帰る前にsさんのテントを一緒に片付ける約束などしてそのあとも連絡とったり。ヘヴンに戻ってちょっとだけlikkle mai、ホワイトにも行ってrinoceroseを通り過ぎながら、hさんと分かれて私は小野リサ観にオレンジへ。音がとても小さくて遠くからだと聴こえにくい上にすぐ上空を今年から飛ばしているという遊覧へリコプターがごーごー飛んでいき、最悪。あのヘリコプターはやめるべきだとsさんも話していた。ヘヴンに行こうと思ってたとこで遠藤さん高木さんコンビに再び。3人で話しながら歩いてヘヴンで分かれ、フィッシュマンズのライヴ。

豪華ゲストのそれぞれによる演奏は素晴らしいんだけど、フィッシュマンズのメンバーがいてもそれはやっぱりカバーであるってことを思ったりもしたんだけど、最後に永積タカシの「ナイトクルージング」を観たらどうでもよくなった。素晴らしかったー。ヘヴンは人でいっぱいで、ライヴ前に待ち合わせてたhさんにも会えず、終わったら私が見つけてあげることになってたいなばくんも見つからず。そのままとぼとぼ歩いてたら、ホワイトのとこでhさんに偶然見つけてもらう。すげーすげーっつって、2人でグリーンまで。私はテントに戻って、ナイトクルージングのぐるぐるまわった頭で昼寝してしまう。3日間連続テントで昼寝。テントの昼寝最高。起きてグリーンでstrokes。メンバーが嬉しそうに演奏してたのに好感がもてました。1枚目の曲しか知らないけど、いいライヴでした。ホワイトに移動してsuper furry animalsの最後。それからmogwai。いつ以来かと思ったら03年のフジロック最終日の最後、今日と同じシチュエーションで観たmogwaiが最後でした。いっつもこの人たちのギターノイズ聴くと気分よくなって眠くなるんですけど、今日は聴いていくほど頭が冴えた。レッチリで泣くことはなかったのに、弱っていたのかmogwaiの最後の曲は泣けた。連絡したらhさんはもうテントで、それから2人で会場に戻って夜中まで食べたりしてたら、宿に戻ったいなばくんから電話があったり。また真夜中に温泉に行って、空が明るくなったころ寝る。



2006年07月29日(土) 涙代わりの歌を歌って

お昼に起きて、テントでゆっくりしてたらまたもや時間が迫り、あわててホワイトのeastern youth。「アナタぐぁ〜好きだから〜」と、吉野さんがチャン・ドンゴンの物真似してて耳を疑いましたが、あれやっぱ誰が見ても面白いんだなーと改めてあのCMの破壊力を思う。今日は天気が大荒れになるという予報でしたが、空は快晴。「青すぎる空」を演奏。ほか、順番忘れましたが「夏の日の午後」「浮き雲」「踵鳴る」「破戒無慙八月」などだったと思います。最後の曲が「荒野に針路を取れ」だったのが、自分には本当に特別なことのように思えて、言葉の一つ一つが私の姿勢を正してくれるように感じられ、甘ったれてちゃいけないなあと思う。印象に残ったのがローディーの人。気合い充分で始まったライヴの1曲目で、吉野さんのギターのストラップが外れた。すぐに直せないまま演奏を止めず、ステージにしゃがみ込んでマイクも下げたまま演奏を続けていたので、たぶんストラップ止めるとこがちぎれたとかだったんだと思う。ローディーの人があっという間に演奏を続けさせながらストラップをガムテープでギターにしっかりと貼り付け、演奏したままの吉野さんを立ち上がらせて最後まで演奏をブレさせなかった。アクシデントをアクシデントとせずに演奏を中断しない、させないという姿勢にとても心を打たれた。ドラムのメンテナンスにも素晴らしい瞬発力で反応しており、自分も一緒に演奏をしているのだという感じの仕事ぶりに感銘を受けた。

ボードウォークの途中のステージでdouble famousのライヴを少しだけ。そのあと、また今日も無理しないで楽しむ為の休憩時間を取ることにして観るつもりだったthe likeを飛ばしてグリーンのsonic youth。新譜が今回もかっこいいと思うんですけど、新譜を中心に。途中、有り得ないことに何とジム・オルークが2曲くらい参加した。ジムの変わりにはすでにペイヴメントのベースだった人が入っているので、6人のソニックスとなったわけです。日本人ならあんまりああいうことしないよなーと思う。面白かったけど。リーが「rats」演奏したので安心してアヴァロンの湯川潮音へ。アコースティックの3人編成で「からっ風」「ツバメの唄」「裸の王様」「鏡の中の絵描き」「緑のアーチ」「さよならの扉」などなど。裸や緑は特にぐっとくる。あー観れて良かったーと思う。グリーンの電気。着いたら「shangri-la」やってて、そこから最後まで。やっぱり「富士山」はタダじゃ済まなかった。「虹」も聴けて嬉しい。そのままジッとしてるのはもったいなくて、ヘヴンでthe string cheese incident、またアヴァロンでdouble famousを少しづつ。グリーンでレッチリ。ジョン・フルシアンテのコーナーは今回も。今日はbee geesの「how deep is your love」を1人でエレキギターで弾き語り。02年の時はジョニ・ミッチェルの「both sides now」だった。ライヴが終わってもジョンとフリーの2人だけでセッションしてて、良かったー。ジョンのソロライヴがいつか観たいと思う。

レッチリが終わって、hさんからメールで「今シャトルバスに乗りました」と言われ、hさんもフジロックが今回初めてなので迎えに行く。リストバンドなど交換したりフラフラしてたら、ご飯食べないままで夜中の2時になってた。また真夜中に風呂に行き、明け方に寝る。私のテントに泊まりにきたhさんはガールスカウトをやっているという妹さんから寝袋等を借りてきており、私より準備が万全なのだった。


you're the light in my deepest darkest hour.



2006年07月28日(金) It is on his mind

朝の6時過ぎに大宮。サチコさんが車で大宮まで送ってくれた。新幹線のチケットがすんなり買えて、フジロックが今年初めてだというMさんもすぐにやってくる。6時半くらいに大宮を出た新幹線がなぜか熊谷で止まり、そのままなんと1時間半近く全く動かない。越後湯沢でも長い行列で、結局苗場に着いたのは予定より2時間くらい遅い11時近く。リストバンドもらったりテント張ったりしてるうちにすぐお昼。sakerockも、びしばちゃんからヒロトとマーシーのバンドだと教えてもらってたクロマニヨンズも見逃す。

今年は携帯が繋がらないってことがほぼなくて、メールで先に会場に入ってると言ってた遠藤さん高木さんコンビにレッドマーキーの前で偶然会えてちょっとお話しする。私はそのままマーサ・ウェインライトを観に。お兄ちゃんと微妙に芸風のかぶった妹で、最後にはフランス語でシャンソンみたいな曲をフリ付きで熱唱。そのままatmosphere。レッドマーキーだったからそう変わらないけど夜中に観ても楽しかったろうと思った。品の悪さや音の感じも夜向き。ホワイトに移動してtommy guerrero。よく考えたらレコード持ってて好きなのもあるけどライヴを観るのは初めてでした。フェスってところで変なテンションになるなんてことはもちろんなく、演奏や身のこなし、話し方とかまでとてもスマートで爽やか。かっこいー。夜の室内でも昼の野外でも同じ調子でライヴをするんだろうなあと思うと、だとすれば夏に野外で観れたのはとても良かったと思ったり。オレンジコートに移動してooioo。ワヤマさんがスタッフで来てるとのことだったので袖にひょっこり現れる人見てたり。久しぶりのooiooのライヴでしたけど、とっても良かったー。ドラムとパーカッションのコンビの叩き出すビートが心地よく、ベースやギター2本に声の絡んでいく様もまた気持ちがよくてドキドキしました。最後まで観てヘヴンのblackalicious。2002年にはホワイトステージで観たblackaliciousでしたが、その時の衝撃を思うと新鮮さはあまりない展開なものの、それでもさっきのatmosphereとかとのムードの違いとかを思うと、ヘヴンでhiphopていうのもいいもんだなあと思う。自分の予定ではdonavon frankenreiterを観に行くつもりだったのを、テントにちょっと戻ってあまりにもいい気分だったので昼寝してしまい、起きたらmadnessの時間になっててビックリしてホワイトステージのmadnessへ。今年のダークホースと予想してましたが、最っ高に良かったー。スカのリズムには親しみを持てない自分ではありますが、madnessの曲には独特の可愛らしさが感じられてとても親しみやすいのでした。しっかし去年のthe poguesやgang of fourもまたしかりといった感じで、ガラの悪いおっさんどものカッコいいこと!

夜中マーキーでscratch perverts。ヒット曲ばっかりをちょっと手を加えて聴かせる3人組DJでした。まさかフジロックで「smells like teen spirit」を爆音で聴くことになろうとは。目を閉じたらnirvanaがレッドマーキーで演奏してるみたいに聴こえるかなあと思ったけどそういう風には聴こえなかった。その後、真夜中に風呂。今年はいつもの風呂屋がリニューアルして復活しており、お湯の濁った温泉だった。すっきりといい気分でまたマーキーへ。Mさんが朝話していたforce of nature。夜明けの空気にピッタリのいい音に包まれて朝5時の終わりまで過ごす。テントに帰って寝る。


車の'ファッキン'CMなんてどーでもいいけどやります、と言ってその昔ホンダCITYのテレビCMに出演したうえに起用された「in the city」を、23年ぶりの来日の最後に演奏した律儀なmadness。しかしフジロックのスポンサーは三菱なのだった。



2006年07月27日(木) 「I've looked at clouds」

仕事が終わって、ヒラノとメール。もう苗場にいるって。私は今年は金曜の早朝に大宮から出発にしました。今朝になってMさんと同じ時間の新幹線で一緒に苗場に向かうことに。ホントに今年のフジはチケットだけ早めに取れてしまったのをいいことに、準備らしきことは全く何もしないままで、ホントにこの2〜3日くらいで全部の用意をしたって感じです。今の時点で新幹線のチケットを取ってもいなかったりします。明日の朝、自由席の券買って苗場に行きます。hさんも土曜の夜からテントに泊まりに来るようで、引きこもってもいられません。

梅雨明けしないままですがたとえ3日間雨に降られ続けても、山も音楽も私とともにそこにあるのです。山で音楽を聴き、ご飯を食べて寝るだけ、それだけの3日間です。考えただけで心が踊ります。今年の自分内ダークホースはmaddness。

eastern youth   「男子畢生危機一髪」
電気グルーヴ    「虹」
フィッシュマンズ  「チャンス」

が、聴けたらいいなあと思います。あとはレッチリのライヴ中にジョンのコーナーがありますように。


と、いうことで3日間山で遊んできます。



2006年07月26日(水) catch

昨日のフジ行動予定では電気グルーヴは元気があれば、と書きましたが。日記書いたあとに、はるみちゃんのブログを読みましたら、先日観たという電気グルーヴのライヴのことを書いてらっしゃって、以下セットリストをはるみちゃんに無断でコピペ(すいません!)。

1.N.O.、2.Nothing's Gonna Change、3.Shangri-La、4.Flashback Disco、5.新曲、6.新曲、7.弾けないギターを弾くんだぜ、8.Volcanic Drumbeats、9.かっこいいジャンバー、10.スマイレススマイル、11.新幹線、12.あすなろサンシャイン、13.レアクティオーン、14.富士山、15.虹
★アンコール 16.ジャンボタニシ、17.Stereo Nights

あくまで電気のライヴでのセットリストですが、これを見て湯川潮音さんのライヴ後はグリーンステージの電気を観ようではないかという気にならざるを得ません。学校ないし、家庭もないし、電気グルーヴを観に行こうではないですか。虹もやるかなー。

お昼過ぎ、いなばくんから「フジロック行くことにした」とメールが。2日前に決めるって凄い、と思ってたら夕方にはhさんからメールがきて「フジロック行くことにしました、テント入れて」って。2人とも3日目のみの参加。日曜はヒマだという学校ないし家庭もないそこのあなた、苗場へ行ってみてはいかがでしょうか。28日と30日は当日券が出るようです。それと、金曜のフジロックにハリウッドスターがスピーチに来るというニュースをさっき見つけましたが、べつの方からフジロックにオーランド・ブルームが来るという話を今日聞きました。この2つを合わせると、オーランド・ブルームが金曜にフジロックでスピーチをするっていう想像に至りますが、詳細全く知りません。

仕事後、渋谷クアトロ。本当に心から楽しみにしていた小谷美紗子さんのライヴ。「catch」からライヴスタート。新譜『catch』、『adore』、『night』から1曲1曲とても大切に歌っていて、小谷さんのライヴが初めての自分は1曲ごとに感動させられる。中でも「母の日」から「奇跡」の流れは涙が出た。歌声の響きを思い出すと今もぐっと来る。「嘆きの雪」や「生けどりの花」なども3人のアレンジで聴くと歌がシンプルに前に出てきて本当に素晴らしい。アンコールではヴェートーヴェンのカバーをトリオアレンジで。最後に小谷さんが1人で弾き語りした曲、知らない曲だったけどとても良かった。今日は聴けなかった曲の中にも大好きな曲がいっぱい。「儚い紫陽花」や「off you go」もいつか聴きたい。またライヴに行こうと思いました。


感無量で会場を出てきてしまい、小谷辞典を買わなかったことを激しく後悔。



2006年07月25日(火) 最後の列車

仕事帰り、1時間くらいで怒濤のフジ用の買い物。Tシャツ2枚、タンクトップ2枚、お菓子、日焼け止め、あと長靴も。地元のタワーでソニックスの新譜と湯川潮音の新譜、ファレルのソロアルバム、トム・ヨークのソロアルバム。家に帰ってTシャツのプライスを外してたら、横で見てたサチコさんが「腐るほどTシャツ持ってるのになんでまた買ってくるの?」というので「フェスにバンドのTシャツ着ていくのが嫌だから」と答える。zazen boysのとてつもないTシャツを着て仕事してたりもするのに、フェスにバンドのTシャツを着て行くのがなんでか嫌なんです。そしたら「あーそれ分かるー。」と言うサチコさん。分かるのか?フジロックは湯川潮音とソニック・ユースが軽ーくかぶっているんですけども、それぞれの新譜を聴くとどちらもいいなあと思う。

ということで、フジロックの行動予定など。
1日目。初日に面白かろうと思うのは夜なんではなかろうかと思っております。ですので午前中は昼寝して過ごしてもいいかなあと思います。sakerockなど気にしつつ、きちんと観に行こうと思ってるのは2時ちょっと前に始まるレッドマーキーのmartha wainwright。ルーファス・ウェインライトの妹。その後も同じ会場のatmosphere。移動してホワイトでtommy guerrero。ooioo、gnarls barkley、blackaliciousはちょこっとづつ移動しながら。余裕があれば矢野顕子、north mississippi allstars、ホワイトでdonavon frankenreiter。そのまま最後はmaddness。そして夜はレッドマーキーのいろいろを、途中寝に帰ったりしながら観て行こうと思います。

2日目はホワイトのeastern youthから。そのままvalencia、レッドマーキーに動いてthe like、ヘヴンのtristan prettymanは余裕があれば。6時からはグリーンでsonic youth、途中で抜けてでもアヴァロンで湯川潮音。そこから移動する元気があればグリーンで電気、なければヘヴンでthe string cheese incident、どちらにしても8時半にはアヴァロンに戻ってdouble famous。そして最後はグリーンでred hot chili peppers。レッチリのライヴが良かったら、この日の夜は大人しく寝る。

3日目は起きられればホワイトのenvyが観たい。無理だったらオレンジコートのdouble famousから。そのあとヘヴンのlikkle mai、グリーンのsnow patrol、ヘヴンに戻ってフィッシュマンズ、そのままゆらゆら帝国、途中で動いてレッドマーキーでkilling joke、グリーンのstrokesがつまらなかったらホワイトのsuper furry animalsに移動。最後はそのままホワイトでmogwai。


フリーにはこの格好で出てきてもらいたいんですが、どうでしょうか。
とかいって、コスプレしないどころかむしろ何も着ないで出てくる可能性すらあったりするんですけど、この人の場合は。



2006年07月24日(月) me and my friends

朝、同僚にやっぱりサラ・ジェシカ・パーカーは嫌だって話。「sex and the city」のすごくアメリカ的な感じというか、「ニューヨークではこれが当たり前」的な感じがけっこう苦手だという話。4話見ただけだけどもっと色んな嫌いなとこを挙げられる。アメリカ人ならいいけど、日本人で「sex and the city」が大好きって人は信用ならないと思うとまで暴言。

manzaさんの日記を読んで初めて知ったんですが、先日の「私bow」のラインナップにも並んだハル・ハートリーの新作がなんと「ヘンリー・フール」の続編だという話。しかも内容がスパイものだそうです。サイモンの姉のフェイが主人公になっているそうで。観たい気もするけど嫌な予感でいっぱいです。「ヘンリー・フール」好きだったので。どうなんだろう。

フジロックの話題のメールをもらったりして、日ごとに楽しみになってきました。行動予定考えないと。日曜にテントも干せて、明日の仕事後で買い物。梅雨明けしないままの苗場ですが、台風でも来ない限り晴れ間もあるかなあと思います。今年も1人出発の1人帰宅となりましたけど、先に会場に行ってる友達にも向こうで会えるのが今から楽しみです。同僚からは変人扱いですが、1人でどこへでも好きなところへ行きます。考えてみれば休み時間に友達と一緒にトイレに行ってた時代など、人生の中で1度もなかったのでした。


流されない強さと、好きなことに向かうフットワークの軽さ。
マギー・ギレンホールを目指すにも、まずは格好からでしょうか、やっぱり。



2006年07月23日(日) 迷走中

スカパーでドラマ「sex and the city」の放送が始まった。昨日と今日で5、6、7、8話を見た。今のところ笑える冗談はあっても面白いと思ったエピソードが一つもないんだけど。これはむしろ自分に危機感を持った方がいいんでしょうか。FOXでやってる「アリーmy love」はシーズン4なのでラリー役でロバート・ダウニー・Jrが出ていて楽しみ。アリーとラリーがうまくいってる時の「アリーmy love」が1番いいなあと思う。

先日、職場の同僚と話してて私はサラ・ジェシカ・パーカーを目指す、とその時点で「sex and the city」を1回も見たことないのに宣言。ロバート・ダウニー・Jrと7年間つき合って同棲したうえで破局、結婚したのがマシュー・ブロデリックという、「犬の会」会長としては王道に見えるサラ・ジェシカ。とはいってもサラ・ジェシカ・パーカーになりたいというのとはちょっと違うんだけど。同僚のKからはまずは格好から変わらないとと言われた。やっぱりここでもスカート問題か。面白味の方から頑張ろうかと思ったんだけど。


毎日がルンルン、みたいな。よく分かりませんが。



2006年07月22日(土) 犬の会

仕事後、同僚のUと会社を出て自転車で会社に来ているUは自転車で、私は半蔵門線で一駅だけ電車に乗って水天宮前で待ち合わせて、日本橋小学校のある施設へ。ちょうど日本橋の大納涼祭っていうお祭りの最中で、東京音頭で盆踊りしてて懐かしい。子どもの頃の団地のお祭りを思い出します。お祭りに行ったんじゃなくて、同じ施設内にある日本橋図書館に行ったんでした。

家の地元の図書館は市内に本館、南部、北部、あと移動図書館もあるんだけど、私が行くのに便利な南部図書館にCDが置いてないことと、他の図書館からの取り寄せも不可っていうのがとても不便だなあと段々思っていて、だったら職場の最寄りの図書館はと思って探したら、中央区には月島、京橋、日本橋と三つ図書館があって、職場は京橋なんだけど、京橋図書館は思いっきり銀座寄りの新富町にあるので、日本橋の方が行きやすいということに。Uと2人で利用カードを作ってもらって説明も受ける。土曜日は7時までだったので、時間があまりなかったんだけど、建物をひと回りしたら、5階と6階が図書館で6階は児童向けになってて5階が本とか雑誌とかcd。すぐに落語のcd探したら志ん朝のが1枚もない。1枚も置いてないんじゃなくて、全部借りられているのだった。でも地元の南部図書館では取り寄せもできないので、本を借りるのもこっちに移行して、cdは地道にリクエストして聴こう。邦楽や洋楽のcdも色々あった。湯川潮音さんのもあった。視聴覚用のモニターの前の椅子2つに小さい女の子たちが3人並んで座って「ちびまる子ちゃん」見てて可愛かった。日曜にはテレビでやってるのにね。お気に入りのエピソードとかがあって、見たかったのかも。


突然ですが、犬顔の人(老若男女問わず)をこよなく愛する
「犬の会」を作りました。メンバー私だけですが。



2006年07月21日(金) never let me go

昨日、映画館の帰りにファインリファインとブックファーストに寄り道。ファインリファインではbowの特集みたいなコーナーが出来ていて、bowで上映される作品を中心に映画のプログラムとか映画関連の書籍が並んでました。端っこの方では春に表参道でやってて観に行けなかったヴィム・ヴェンダースと奥さんの写真展「尾道への旅」の写真も数点展示されててポストカードとかも売ってました。何も買わなかったけど。ブックファーストで、最近読んだどの書評でもベタ褒めのものばっかりのカズオ・イシグロの新作「私を離さないで」とクウネルの新しいのを買って帰る。

クウネルの音楽のページで青柳拓次さんがハワイの音楽のことについて語っている。この前出した「rainbow hawaii」を入れて16枚ハワイの音楽のアルバムを選んでいた。これ少しづつ見つけていって聴いていこう。前に確か青柳さんが「frozen hawaii」ってコンピレーションみたいのを出したと思ってたんだけど、ちゃんと調べたら青柳さんが作ったのは「bonjour hawaii」っていうコンピレーションで、それのリミックス盤が「frozen hawaii」でした。どちらもbonjourから出ているようです。


QRコードって簡単に作れるんですね。↑こちらからどうぞ。
生産者の顔が出ます(ウソ)。



2006年07月20日(木) 私の愛する「人間ぎらい」さんへ

今日は朝からビクトル・エリセ祭り。休みの日に朝の10時から映画観るなんて何年ぶりか。久しぶりの朝の千代田線で日比谷へ。結局何もチケットを用意してなくて当日券で10時から「エル・スール」、お昼の1時から「ミツバチのささやき」。両方とも満席だった。特に「エル・スール」の方は朝の1回だけで、その後の1時4時7時の回は「ミツバチのささやき」になってしまうので、朝からでも人が入ってました。

先に「エル・スール」。後ろの方の席でぼーっとしてたら、今起きてきたって感じの上下ともジャージを着た人が入ってくるのが見えた。きっと朝の10時に日比谷来るだけでいっぱいいっぱいだったんだろうなあと(私もだけど)思って見てたら、中原昌也さんだった。上映が10分遅れ、さらにぼーっとしてたら中原さんに「あ、どうもー。」みたいに挨拶している人がいた。その人が私の斜め前の席に座るのを見てたら、西島秀俊だった。あー冬吾さんだ、と思う。かっこいい眼鏡かけてて素敵でした。

映画終わってシャンテのすぐ前にある三信ビルのニューワールドサービスへ。ハンバーガーとコーヒーのセットを頼む。ビルの解体が決まっているので、ニューワールドサービスがどこかに移転しない限り、ここのハンバーガーももう食べられなくなってしまうのかもと思う。嫌だなあ。このまま1時から映画観たら、お腹いっぱいだし寝るかもと思って日比谷公園まで行って散歩する。

1時から「ミツバチのささやき」。「エル・スール」もそうだけど、光の感じがとても印象的。外から部屋の中に差し込む光とか蝋燭やランプの灯り。夜の暗闇も。いつまでも残って、時々思い出したり、夢に出てきたりしそうな色んなシーンがいっぱい。ちょっとした光りの揺らぎや、女の子が言葉を発する声の調子、風の強さや、炎のかたち、そういうのまで全部考えられて撮られてるんじゃないかなあと思うくらい、何から何まで心に残る。10年で1本というペースで映画を作るとこうなるのかなあとか。



2006年07月19日(水) rainy day woman

私がやるならば、と思ってbow10本を選んでみました。best of the worldなのでなるべく色んな国の映画をと思ったんですけど、やっぱアメリカ多いなあ。それぞれ好きな映画でもありますけど、単純に今映画館で観てみたいなあと思う10本。客が入らなそうなのばっか。

・「やかまし村の春夏秋冬」
86年、スウェーデン、ラッセ・ハルストレム監督

・「銀河鉄道の夜」
85年、日本、杉井ギサブロー監督

・「バーディ」
84年、アメリカ、アラン・パーカー監督

・「パンチライン」
88年、アメリカ、 デヴィッド・セルツァー 監督

・「バタアシ金魚」
90年、日本、松岡錠司監督

・「フェリックスとローラ」
00年、フランス、パトリス・ルコント監督

・「マンハッタン」
79年、アメリカ、ウディ・アレン監督

・「ガープの世界」
82年、アメリカ、ジョージ・ロイ・ヒル監督

・「海を飛ぶ夢」
04年、スペイン、アレハンドロ・アメナーバル 監督

・「ヘンリー・フール」
97年、アメリカ、ハル・ハートリー監督



2006年07月18日(火) amputechture

午前中、ケータイにびしばちゃんからメールが。新宿から総武線に乗ってて、隣に蛭子さんが座っていますってー。

the mars voltaが新譜を出すのが楽しみだなあと思ってて、この前zazen boysのライヴのあとでhさんがザゼンの新譜はちょっと難しいと思ったっていうような話をしてたのを思い出す。面白さが進み過ぎて難しいってこともあるのかも。バンドがアルバムを何枚か出していくとして、面白さを追求していくと常に分かりやすい上にかっこいいところに着地するのは難しいかも。前回の地点から離れようとすれば、分かりにくくなってくる面も出てくるのは仕方ないことなのかも。もう何枚もアルバムを出しているような好きなバンドが、それまでとは違っていながら、かといって難解にもなることなく新しい音を聴かせてくれて、それがカッコ良かったリすると、単純にいいなあと思うのとは別に凄いことだなあとかを思います。最近ではfugaziやfolk implosionが新譜出した時に思いましたけど、それだってfugaziの「argument」なんてもう5年も前の話だ。mars voltaの3枚目はどうかなあと楽しみです。


ジョン・フルシアンテが参加しているそう。年内には来日でしょうか。



2006年07月17日(月)

夕方、表参道へ。nuno worksで当房さんのワークショップ。口金の付いたポーチの進化型。自分の名前のタグも付けられたー。それにしても全部手縫いで作ったりするのはとても久しぶりでした。刺繍をしてもポーチとかかたちにして残せないものが多いので、自分で手で縫って作ったものが次の日から使えるのが嬉しい。

家に帰って、スカパーで黒澤明の「夢」を途中から観る。あの水車小屋のある村のシーン、あの水車小屋のところに一昨年の5月ヒラノと行った。長野の安曇野に行った時に見に行った。あそこに行ってから「夢」を改めて観たのは今日が初めてだったけど、あの場所は本当にきれいな小川と水車小屋しかないところなんだけど、花を咲かせたり、橋を渡したり、何もないところに対する色のつけ方みたいなものと、あと全く別の場所との編集での繋ぎ方を目の当たりにしてビックリする。魔法のよう。始めから撮りたいものがすごく明確にあれば撮れるのだろうか。


黒澤明といえば私がとても好きな「椿三十郎」を森田芳光がリメイクするというニュースを見た。三十郎は織田裕二だそうだ。それを言っちゃあ元も子もないけど、リメイクする意味がよく分かんない。作らないでいいよ。



2006年07月16日(日) 牛一頭

オールスターMVPの賞品は100万円と牛一頭。牛一頭って。牛って!好きな食べ物はと聞かれて「肉。」と答えるといつも意外だと反応されます。そんな風に見えないと言われて心外です。この前、肉について熱く語ってたら「肉なんて一週間に1回くらいしか食べなそうなイメージだったけど」と職場の人に言われました。肉が週1なんてことはあり得ません。どんなイメージだそれは。貝類と辛いものは好んでは食べませんが、それも出されれば食べます。もともと食べ物に好き嫌いはあんまりないです。でも好きなのは肉。鶏と牛ー。

ということで、今日も最強焼肉屋へ。私の誕生日のお祝いと、予約を入れた当初は入院が決まっていたので壮行会のような主旨もあって。次回はとうとう初お目見えの妹の彼氏がやってくるようです。私と同い年だってー。


夜、板尾の嫁のダンス!!!!!



2006年07月15日(土) 夏をはこぶ、

仕事後、渋谷。びしばちゃんと待ち合わせて青山フラワーマーケットで小さいブーケ。バッグの展示で会場は色とりどりだろうなあと思って白い花のブーケにした。渋谷から青山まで歩く。nuno worksってところで当房さんが個展のオープニングパーティー。会場のnuno worksってところのテキスタイルを使った当房さんの作品があちらこちらに展示されていて楽しい。定番のかたちのバッグにがま口のハンドバッグ、肩掛けの大きめのバッグなどいろいろ。写真日記で見れます。肩掛けのバッグがいいなあと思う。無事にお花も渡せて作品も色々と見れて満足。びしばちゃんと表参道でタイご飯。そのあとニドでコーヒー。絲山秋子の本の話、堀江敏幸の話、それで結局吉田修一の話も。



2006年07月14日(金) best of the world

17日が海の日で祭日なんだけど20日の木曜日も有休取ろうかなあと今頃思っててまだ考え中。日比谷のシャンテシネで始まったBOWで、20日の木曜日と次の日金曜日はビクトル・エリセの「エル・スール」と「ミツバチのささやき」2本を上映するので、それを観に行きたいです。やっぱし有休とって観に行こう。あとbowで観たいと思ってるのは、8月2日の仕事帰りに行ければタルコフスキーの「サクリファイス」、8月3日は仕事休みなので早起きできれば「コンタクト・キラー」。他にもナンニ・モレッティの「親愛なる日記」とかジャームッシュの「デッドマン」なんて映画館で観たら良さそうって思うんだけど、そのどちらもフジロックに行ってる時の上映なのだった。ちなみに「エル・スール」と「ミツバチのささやき」、ニュープリントでの上映とのことでしたが、普通のプリントの上映だそうです。1回券は1300円、3回券は3000円。タイムテーブルはこちら


デップ様はただいま来日中。



2006年07月13日(木) take me too

自分用メモいろいろ。

今週土曜日から月末まで、当房優子さんの個展「夏をはこぶ、」が表参道のNUNO WORKSで。土曜は7時からオープニングパーティー。会期中にワークショップも。

今月いっぱいまで吉祥寺のトムズボックスで荒井良二さんの小さな展覧会。でもトムズボックスは木曜日が定休。

「小学生日記」のhanae*ちゃんの新刊「本を読むわたし」がもう出てるみたい。名前も華恵ちゃんに。

マギー・ギレンホールが出てる「ワールドトレードセンター」が秋に公開。監督オリバー・ストーン、主演はニコラス・ケイジ。

10月にron sexsmithが来日。チケットは8月12日発売。


ロンにもらったサイン。



2006年07月12日(水) all of me

仕事後、シャンテ。レディースデーでパトリス・ルコントの新作「親密すぎるうちあけ話」を観る。予告が流れてる時、隣に座った人がコンビニのおにぎりを4つくらい食べてて、どんな腹ぺこレベル!?と気になる。で、本編が始まって女が男に打ち明け話を始めたか始めないかってくらいの時点で、すごい鼻息が聞こえたのでビクッとして隣の人を見たら、寝てやんの。早っ!始まって10分くらいで曝睡てすごい。おにぎり4個も食べるからだよー。ってか、何しに来てんの?っていう。

ルコントの映画にはたびたび、「可愛いおじさん」が出てくる。可愛いおじさんはひとりぼっちでちょっとさみしい。可愛いおじさんは音楽とダンスが好き。可愛いおじさんは好きな女性をキョロキョロ見る。可愛いおじさんは好きな女性のあとをつける。可愛いおじさんは女性の秘密を知るけどますます好きになる。このルコントの「可愛いおじさんシリーズ」のあれやこれをすべてクリアした可愛いおじさん映画。ドキドキして目が泳いじゃったり、すごく傷ついたり、迷ったりがカメラの動きで伝わってくる。可愛い映画。おにぎり食って寝ちゃう人には分かるまい、この踊るようなおじさんの恋心が。



銀座まで歩いてブックファースト。遅くなったけど恒例となった自分への誕生日プレゼントに本をいろいろ。

・「志ん朝の高座」 横井洋司
・「愛の妖精」   ジョルジュ・サンド
・BRUTUS 本の特集
・teen VOGUE
・THRASHER MAGAZINE

5冊で7千円弱。3号まで出てて全部いいなあと思いながら立ち読みしてたNYLONの男子版NYLON guysも探したんだけど見つけられなかった。guysは男向けだけどとても私の好きな感じの雑誌で、機会があれば3号とも買ってしまってもいいかも。ABCのセールとかで売ってほしい。「愛の妖精」は梨木香歩さんが子どもの頃に好きだった本として紹介していたので気になってた本。



2006年07月11日(火) 小さき花を見るために。

ジダンが何を言われて頭突きに至ったかって話を同僚がしていて、家族を侮辱されたって話があるみたい。今日の「純情きらり」では冬吾さんの絵をつまらなくなったと言われた笛姉ちゃんがブチ切れる。もともと良妻賢母な気質だった笛姉ちゃんが「文句言われんのは本当に嫌だ。黙って聞いてられん!」ってブチ切れ、ここまででたぶん初めて自分が芸術家の妻であることの自覚を持つ。
家族のことも含めて自分の好きな人の文句言われても黙っていられる人間でいてはいけないなあと思う。頭突きしなくてもいいけど。黙っていられない時は黙ってなくていい。でも頭突きが必要であれば頭突きもまたよし。


ですよね、師匠。



2006年07月10日(月) world cup championship

昨日のワールドカップの決勝戦、私、生中継を試合終了まで観てたんですけど、ジダンの頭突きもあれはあれでいいような気がしますが、決勝戦のハイライトを色んなテレビ局で見たのに、もう1回見たい2つのシーンをどこの局も放送してくれませんでした。

一つは試合開始直後に体当たりされた時のフランスのアンリです。倒れこんで起き上がれなくなったアンリの状態を見て、フランスのチームメイトもだけどイタリアの選手も救援を求めてベンチに手を上げていたほど、アンリがフラフラになっていた。話しかけても目の焦点が定まらず、なんとか立ち上がってみたら「酔拳」のジャッキー・チェンも真っ青のフラッフラ!しっかりしろーっつって肩を揺さぶられたら、そのままその人の肩に頭をでろーんともたれてしまいました。あーこりゃもうダメだー。と思ったんですけど、今始まったばっかの試合で、ワントップのフォワードをフランスは交代したくない。それで無理無理にアンリを一時外に出す。次の瞬間!これでも食らえー、とばかりに救援スタッフが何やら茶色い小瓶をアンリの鼻の下に差し出し、くんくんと匂いを嗅いだ直後「ギャ!」って感じに頭が仰け反るほどのリアクションのアンリ。どんな気付け薬の匂いを嗅いだというのか、その後、延長戦後半の交代まで走り続けたアンリであった。これこそまさに人体の不思議!あんなフラッフラだったのに!お前は「ベスト・キッド」のダニエルさんか。あまりに珍場面過ぎてどこのテレビも取り上げやしない。もう1回見たいよう。何の匂いなんだろう。酔っぱらいや電車で寝てる人などに嗅がせて闘争心をかき立ててあげたい。あと仕事中に眠くなった時とかに良さそう。

あともう一つは優勝して浮かれ過ぎて真っ白いブリーフで競技場を駆け抜けたイタリアのガットゥーゾ。生放送の時は何度も映ってたのに、ハイライトでは1度も見れませんでした。スタッフが慌てて短パン渡しに駆け寄ってたよ。
ちなみにアンリとガットゥーゾ、2人とも私と同い年です。バカだねー。


勝利の瞬間、嬉しすぎて四方八方に飛び出すイタリアっ子達。全員が向いてる方向バラッバラ。まとまりなくって最高だなあ。



2006年07月09日(日) イタリア勝利

fのお家に行って夕飯を食べさせてもらうことになっていたんだけど、午前中にメールが来てキャンセルに。何だか本当に色々と大変なf。でもあんまり深刻に言わないので、こちらもあんまり深刻に答えない。冷蔵庫にビールが残ってたので飲んで本読みながら昼寝。

夜中からとうとうワールドカップの決勝戦です。ドイツとブラジルが残ると思ってた決勝に、イタリアはともかくフランスが上がってくるとはリーグ戦観た感じでは有り得なかったんだけど。しかもジダンが頭突きで退場で引退なんて。フランスはサポーターもけっこう感じ悪い。イタリアは最後まで我慢強い感じだった。お昼頃NHKでやってたワールドカップのハイライトでベストゲームがどのゲームだったかって話をしてた。私のベストゲームはトーナメントのメキシコ・アルゼンチン戦。決勝戦よりいい試合だった。


全然関係ないけど、イタリアっつって思い出したのがチョコレート。仲良しのお客さんがお中元でお店に持ってきてくれたBABBIってイタリアのチョコレートがすっごく美味しかった。もらったのはウエハースだったんだけど、他のも美味しそう。今度買ってみよう。



2006年07月08日(土) パンとスープと豆の煮たの

図書館から携帯にメールが。予約入れてた本が入ったという内容。絲山秋子の「袋小路の男」。びしばちゃんが絲山秋子の本が面白いって話をしてたので、パソコンで検索したらほとんど貸し出し中で、本館からすぐに取り寄せできるのがこの本だった。地元の図書館は土曜日も夜9時まで開いている。とても便利。パスワードも発行してもらったので、自分の家のパソコンから本の予約もできるみたい。でも私が行ってる小さい方の図書館にはcdとかが置いてない。本館の図書館には落語のcdもいっぱいあるんだけど、cdはなぜか取りよせが出来ないそう。



帰り道、借りてきた「袋小路の男」を読んでたらしおりのヒモに結び目が。これを結んだ人の、心の袋小路を想う。



2006年07月07日(金) a summer song

七夕。仕事後、上野。やっちんとnと3人でご飯。2人とも最初に私の話聞いてくれるつもりでいたみたいだったけど、なんとなく淡々と。でもこういう時にしれーっと、淡々としか私が話せないのもよく分かってる友達なので、気が楽に。そのあとは久しぶりに会ったのでみんな近況を色々。恋愛がらみであまりに悶々としてる状態に頭に来て、思わずベトナムに旅行してきた話とか。自分の価値観が全く通じない人ばっかりで、吹っ切れるというよりどうでもよくなっちゃったって。帰りにやっちんと話したら夏に1人旅で山梨に行くそう。私も旅に出たいなあと思う。

家に帰ったら遠藤さんからカードが届いてた。字の感じとかもとてもいいなあと思いながら見る。フジロックのチケットも一緒に届いてた。


ずっとわたしは待っていた。
わずかに濡れた
アスファルトの、この
夏の匂いを。

今年もナンタコスの季節です。



2006年07月06日(木) 流れ行け 時よ

誕生日がたまたまお休みなんてめったにないから、いつも行けない朝顔市に行こうかなあと思いつつ、結局家でダラダラと。「吾輩は主婦である」を見る。「恋したっていいじゃない」っていうたかしの発言に、お向かいの奥さんが「渡辺美里だな!」って。このドラマでかなりはじけているように見える竹下景子が「郵便配達は二度ベルを鳴らす。」って言って、分かってないっぽいお向かいの奥さんに「映画だよ、ジャック・ニコルソンのっ!」って。

夕方、三茶に行く前に渋谷に寄り道。ブックファーストへ。自分にお誕生日プレゼントでもって思ったんだけど、teen VOGUEは立ち読みしてしまったし、前から読んでみたいと思ってる本は図書館で借りればいいように感じられた。唯一買おうと決めていた「志ん朝の高座」は、落語関係の本のコーナーにはなかった。またそのうちにと思って何も買わず、三茶へ。びしばちゃんと待ち合わせてシアタートラムへ。私は黒、びしばちゃんは紺の、それぞれギンガムチェックの半袖シャツ。

珍しいキノコ舞踊団を主宰する伊藤千枝さんのソロ公演「私、潜るわ。」の初日です。始まる前から会場では色んな音楽が流れている。たぶんみんな伊藤さんの好きな音楽なんだと思う。tom waitsの「martha」とかエレカシの「月夜の散歩」とか。聴きながら「月夜の散歩」は本当にいい曲だなあと思う。下の画像の宇宙服の伊藤さんが初っぱなから、駆け回るように踊ってて観てる人もみんなケラケラ笑う。ステージが暗くなって宇宙服のままでしゃがんだ伊藤さんにスポットライトがあたり、そこにつつーっとマイクが降りてくる。すっと立ち上がって「あ、どうも伊藤です」みたいに話しだして、みんなまたケラケラ。今回は本当に誰も止める人がいなかったので、大好きな音楽で好きなようにやらせていただきました。って言いながら色んな曲で色んな踊り。扇風機で風を受けながら「ひとりタイタニック」とか。パラシュートを着けた人形(G.I.JOEみたいな感じでなく、バービーの彼氏みたいな色っぽい人形)がまた上からつつーっと降りてきて、その人形から小さいバラの花束を受け取ったり。bill withersの「just the two of us」とかnat king coleの「fly me to the moon」とか色んないい曲で。素晴らしい音楽が耳から入ってくると、聴こえてくる音を言葉にして言い表わしたくなります。私の場合は。この人の場合はダンスで表わしたいんだなあと思いながら観る。


アンケート用紙に「モテるためにはどうすればいいと思いますか?」の項目が。私が知りたい。モテたい。ちなみにプログラムの中に伊藤さんによるモテるためのチェックリストっていうのがあった。その中の一つが「スカートを履く」。そうか!ってことで、今日から29歳です。スカートも履きます!まずはスカート買いに行かなくちゃ。持ってないから。



2006年07月05日(水) 親愛なる日記

お店に台湾の人っぽい大家族が。お母さんが友達に頼まれて買いに来た色んなものを、日本語が少し話せるおじいちゃんが説明して色々とたくさん。それを小さい子から大きい子まで8人くらいの子どもが、みんな超でっかい声で北京語を喋りながら待っている。待っているというか私とおじいちゃんとお母さんの話してる横で興味津々に見ている。おじいちゃんの日本語が、昔の日本人に習った日本語で、難しい言い方だったり、すごく丁寧だったり。台湾に行った時に話した台湾の人たちは、日本語を勉強して話している人たちだったので、あんまり意識しなかったけど。でもこんなふうに孫とかと一緒に日本に来て、おじいちゃんが通訳してくれるのはちょっと微笑ましかったりも。

仕事後、同僚によるお誕生日のハトリさんに美味しいものを食わす会@串焼き屋。前夜祭ですが明日は仕事が休みなので今日。去年に引き続いて2回目。ここでもがつんと行きます宣言。でも力抜いていくくらいでいいんじゃないかと言われた。


そうかもねー。



2006年07月04日(火) 予想外の時をさがしてる

仕事帰り図書館。いる間ずっとオルゴールみたいな音でスピッツの曲。

・「トリツカレ男」   いしいしんじ
・「びんぼう自慢」   古今亭志ん生
・「志ん生長屋ばなし」 古今亭志ん生
・「あしながおじさん」 J・ウェブスター

「あしながおじさん」はフォア文庫ってところの。谷川俊太郎が翻訳、挿し絵を長新太さんが描いているもの。調べたら今は理論社ってところから出てるみたい。子どもの頃に読んだのはウェブスター本人が挿し絵を書いてるものだったけど、その挿し絵もけっこう好きだった。



なんだかほんのひと月くらいのことだったのに、ペースを取り戻そうと躍起になってる感じがあって、どうにも。意義深いと思えることができると思えていた。見当違いなのは充分わかっているのに無力感みたいなものでいっぱいだ。情けないけど結局またここにかえってきてしまう。10代の頃に友達が病気で亡くなった時からそういう感じがある。何もなかったみたいに生活できている自分が時々どうしようもなく後ろめたい。その人たちの分までしっかり生きようとかが、わかってるつもりでも時々どうしても思えない。どうしても消えない後ろめたさがあって、それはもうこれからもずっとそうなんだと思う。



2006年07月03日(月) believe in me

職場から刺繍の展示会を見に、制服のままで銀座まで。首都高の京橋の入り口らへんまでだからけっこう歩いた。夕立ちが上がったばかりで湿度120%って感じの蒸し暑さ。スーツ着て歩く人は大変だ。

夕方、骨髄移植のコーディネートが終了と連絡が。検査も済んで選定され、6日に家族と弁護士が立ち会って最終同意面談をすることになっていて、入院の日程や病院、手術の日取りまで決まっていたところに突然。相手の方が亡くなったのかもしれないし、治療方針が変わったという可能性もあるそう。具体的なことが色々決まって、職場の人や友達にも話していたので報告を。自分が感じていたよりけっこうまわりに心配かけていたようで。でもたぶん同じ状況になったら同じ判断をすると思う。とはいえこの1ヶ月くらいは色んなことを考えた。今はなにも考えられないなあと思う。他人で血液の詳細な型が合うのは、少なければ100万人に1人だとも言われている。その人の経過がよくなるといいと思うし、自分が何ごともなく生きていられるのを当たり前と思っちゃいけないと思う。



2006年07月02日(日) we need a holiday

携帯が新しくなって、色んな機能を取説なしの手探りで色々試しています。新しい携帯はMP3プレイヤーみたいにも使えるようです。一応、信じられないくらいデカくて重いipodがあるので、別に携帯で音楽を聴けなくてもいいんですけど、イヤホンとかも付属で付いてきてるので、試しにどんな音か聴いてみたくなりました。着うたフルっていうので1曲フルでダウンロードしてみることにしました。で、ダウンロードしたのがなぜかマドンナの「ホリデイ」。そんでまた音もけっこう良かったー。


「holiday」madonna
アルバム「you can dance」収録曲。
これくらいの時のマドンナのライヴが観れるDVDがほしい。



2006年07月01日(土) ろんどんぱり

連絡しようと思ってたやっちんからメール。nも一緒にご飯行くことに。3人で会うのはすごく久しぶり。fともメールでやりとり。ちょっと時間が経っただけでこの前会った時とはいろんな状況が変わってしまう。大変な状況にいても普通に生活できている人を見ると、自分もあんな風に振る舞えるものだろうかと考えてしまう。でも、普通じゃない状況であればあるほど、けっこう普通みたいに振る舞えてしまうということがある。でもそれはあくまで普通みたいに振る舞っているだけで、普通ではない。そういうところをきちんと汲んであげられる人であれればと思う。fとも近々会うことに。

明け方、ブラジルがフランスに負ける。4強の半分しか当たらなかったー。残ったのはドイツ、イタリア、ポルトガル、フランス。ドイツとイタリアで勝った方がそのまま優勝するような気がします。ダークホースはポルトガル。sは大好きなインザーギがイタリア戦に出るか気にしている。スタメンはないかもだけど3位決定戦なら出るかもねー。


優勝してほしいのはイタリア。


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hatori [mail]