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2007年05月31日(木) 堪能

はしか休講で時間がぽっかり空いたので、前から見たいと思っていた映画「クイーン」を一人で見る。平日なので空いているだろうと思って遅く行ったら、シルバー世代ばかりでぎっしり。100名ほどの小さい映画館なのだが事前に整理券が配られ、番号順に10名ずつ中に入るしくみで完全に満員になった。私は油断していたので前から2列目になってしまい、映画に入り込むまではちょっと苦しい体勢だった。

映画はもうBritish,British。常に舌の先が前歯の裏にくっついたような、吐息までが自己主張するような、英語のシャワーを浴びている感じ。ブレアは日本だと「れぁ」になるが、イギリスでは「ぶれあぁ」で、特に最後の「あぁ」が大きく口をくつろげたようになる発音とか、ずっと舌が前のほうに来ちゃってる「エリザベス」の発音とか、もうたまらん。
若造トニー・ブレアがすごくいい人に描かれているという前評判を聞いていたのだが、本当に「いい奴」だった。ダイアナさんが亡くなった翌年に私たちはイギリスにいて、ちょうど1年たった日にうろうろとロンドンを歩き回ったりしたのだけれど、あの頃のブレアは本当に颯爽としていてよかった。ブレアの話し方も好きなので、彼を演じた俳優の話し方がそっくりなのもまたよかった。

堪能。

映画の後は、母の誕生日プレゼントに手書きパッドつきの電子辞書を買い(私が持っているのより高機能!使いこなせるのか??)、靴を修理に出し、北陸物産展でお土産を買い、電車の乗り継ぎもよく、なんだかいろいろなことがこなせてしまった。

非常勤先Bは、いよいよしらばっくれた学生と対峙しなくてはいけないかなどと、ちょっと緊張感が高まっていたのだが、麻疹で休講だそうだ。ちゃんちゃん。というわけで非常勤先全滅。



2007年05月30日(水) 免許証更新

非常勤先L麻疹休講。
せっかく時間ができたので、免許証の更新に行く。持参品は、更新のお知らせハガキと現行の免許証と手数料のみ。昔は、写真とか書類とかもっといろいろ必要だった気がする。
免許証更新センターは都庁の中にある。迷わず到着するが、テロ対策とかで四方八方にある入り口の六方ぐらいが閉鎖。ぐるっと回ってやっと入り口にたどり着く。後から見たら、無駄に3/4周していた模様。それにしてもこの建物、いつまで経っても街に溶け込まない威容を放っている。
受付でハガキと免許証を提示して書類を貰い、書類に住所氏名を記入したら、次の窓口で手数料を払い、書類に印紙を貼ってもらったら、次の窓口で視力を測ってもらう。乱視なので運転する時は自発的に眼鏡をかけるが、今回はぎりぎりで眼鏡使用にならなかった。今年から免許証がICになって、第一暗証番号と第二暗証番号が必要になったので、4桁の暗証番号を2種類打ち込み、印字してもらって書類の最終チェックを受ける。写真撮影が済んだらところてん式に講習の部屋へ。
講習は30分で終わる。何しろ過去5年間運転したのはほんの数回なので、優良ゴールド免許なのだ。DVDを見て、最近改正された道路交通法の説明などをピンポイントで受けて、新しい免許証を受け取って終わり。凄惨な事故現場の映像など見せられなくてよかった。
出口にはIC読み取り用の機械が並んでいて、できたばかりのIC免許カードの暗証番号を試すよう誘導される。すべてところてん式。暗証番号は3回間違えるとアウトなのだが、いきなり入力を間違えて係りの人に心配される。

非常勤先Bのコピー疑惑続報。怪しい人は1クラス分は全員申し出。それぞれに事情があるらしいが、単にサボろうとかズルしようと思っていたわけではなく、切羽詰って手をつけてしまったというのが正直なところらしい。それでもしてはいけないことは言わなくては。残り2クラスのうち、怪しい1ペアは何も言ってこない。もう1クラスは私の眼力ではコピー疑惑のものは発見できなかったので、多分該当0なのだろう。


2007年05月27日(日) ブルータスお前もか。

非常勤先Bは、受講者全員に同報でメッセージ送信できる学内システムがある。
レポート不正疑惑の件について、身に覚えのある人は正直に名乗り出るよう、さもなければ原則どおりの処分とする旨を、夫にも相談しながら遂行に遂行を重ねて、ソフトでぼやかした表現で土曜日の夕方メッセージを出した。
もう週末なので反応は鈍いだろうと思っていたのだが、今までにクラスでも1、2によくできる二人が順に申し出てきた。この二人、たまたま学籍番号も近くてたまたま、座らせた席も近く。確かにチェックした時点で似過ぎていると思っていたのだが、同じミスのような決定打がなく、普段からよくできるので不正を働く意味がないだろうと見逃していたのだった。
うーむ、ブルータスおまえもか。

それにしても、お互い「自分が写しました」と言っているところが不思議。多分二人で相談しながらやった合作を2回別名保存したのだろう。あとの明らかに怪しい人々からのレスポンスは今のところなし。正直に認めて欲しいなぁ。面倒だから。

もしこれで麻疹で次回休講になったりしたら気が抜ける。


2007年05月25日(金) 世にカンニングの種はつきまじ。

はしかの影におびえながら非常勤先B、3コマ。
先週提出させた課題を、今日になって授業後お残りさんして採点。ちょっと難しかったかなぁと思いながら、チェックしていたら不正(そっくりさん)を見つけてしまった。
PC教室を使うので席はこちらが指定してあるのだが、あるクラスのケースは座る席こそばらばらながら、学籍番号順に並べると4人連続して同じレイアウト、同じ箇所の間違いが複数箇所(^^;。ちなみに男女半々。1年生だから学籍番号近いのが仲良くなりやすいのよね…。しかしそのうち1人は最前列で積極的に質問してくる学生なだけにショックも倍。
もう1クラスは座席が近く、思わず協力しちゃった感じで男女1人ずつ。しかも学校以外で印刷したらしく、インクもフォントも用紙も同じ(しかも、かなり特殊な色と厚さなのでバレバレ)。
もう1クラスは私の嗅覚が鈍いのかみんな真面目なのか、見つからず。
#このクラスは3クラス中一番真面目なのでそう信じたい。

本来ならば当該レポートは0点の上、以降の出席停止(つまり単位取得不可能)になるところなんですが、さて、どうしよう。とりあえず写させた方も写したほうも同罪でこの課題は当然0点として、感想メールを見ると、それなりにいじらしいことを書いているので、情が移る。みんなの前で恥でもかかせるかなぁ、そんなことしたら訴えられたりして(^^;

悩ましい。

しかし、なんでこんなにバレバレなことをやるのかなぁ…もっとうまくやれ!といいたい(-"-)といったら、授業補助のバイト学生が「ばれなければいいんですか?先生!」と大爆笑。そりゃそうだよなぁ。授業補助頼んだり、志願してきたりする学生は真面目でよく出来るもの。誰かのレポート写すなんて発想ははなからないんだよな。


2007年05月23日(水) いじらしいぞ。

各大学はしかによる休講が相次ぐ中、非常勤先Lはまだ注意喚起のみ。
学生さんに授業の感想コメントを出してもらうときに、お題として「もし10日間休講になったら、どうやって過すか妄想を書け。」というのを追加してみた。
酒を飲んで無気力に遊んで暮らすと書いてきたのは再々履修生で、そのほかの初年度の学生さんは「追いつかなくなっている語学の予習を進める」「レポートをじっくり仕上げる」「1日だけ遊園地に行きたい」「補講で夏休みが遅くなるのはイヤなので休講は希望しない」などとなんだかすごくいじらしいことを書いていた。「彼女/彼と旅行」とか「外国に高飛び」ぐらいの妄想は出るかと思ったのだが、なんともいじらしいじゃありませんか。


本音と建前ぐらいは使い分けるってことでしょうかね。それにしても再々履修生、正直すぎ。


2007年05月18日(金) 話した話した。

なんとなくランナーズハイ。
毎月参加している異業種交流会では毎回メンバーが話(発表)をするのだが、参加半年目にして順番が回ってきてそれが今夜だった。異業種交流会に誘われたときからこの発表というのが心に暗雲をもたらしていたのだが、いつまでも逃げているのも辛いので、依頼があったときは表向き二つ返事で引き受けた。
数ヶ月前に業績稼ぎに学会発表したネタがあるので、それを元にもう少し本音ベースで事例紹介を多くして話すことにしたのが、学会は持ち時間20分の時間厳守だったのに対し、今回は1時間強の講演形式。とてもそこまで膨らませられる話ではないと、かなりナーバスになっていた。
何しろ話の内容に自信がないので、せめて聴衆を呆れさせないようにプレゼンテーションの資料をしっかり作るしかない。ずっとやらなきゃやらなきゃと思いつつ全然準備が進まず、主催者に配布資料用データを送ったのが昨日の深夜。今日は1限〜3限まで授業で、その後2時間ほどスライドの追加をして自分用あんちょこの印刷をした。1時間の話のリハーサルはとてもムリなのであとはぶっつけ本番。
聴衆は毎月25名前後、多いときは30名超なのだが今回はやや少なめの20名弱(というか私が参加した中で最少)。やっぱり内容に魅力がないんだなと思いつつ話し始める。少人数のよさで途中質問が入ったりして、だらだら話をしていたらあっと言う間に1時間20分ほど話をしてしまった。話し始めるとそのぐらい行ってしまうのは、体内時計が1コマ90分になっているからだろうか。
質問も少しでて、主催者には面白かったとほめていただけたのでよかった。
いつも会合は参加者で食事に行くのだが、何も貢献せずに楽しく過ごすのを心苦しく思っていた。これで安心して飲み食いができる。


2007年05月17日(木) 若者の価値観

夜非常勤先I。
その前の電車移動中に眠ってしまい、まだ眠気が取れないのでコーヒーを飲もうとスタバに入る。午後の用事がなくなってしまったので時間はたっぷりある。耳をiPodでふさいで明日行うパワーポイントの資料をチェックしたりする。
駅前のその店には老若男女がひっきりなしに訪れる。大学生らしい若者の姿も多い。私にはスタバは高いという感覚があるので、もし自分が大学生ならばそう頻繁には利用しないと思う。ちょっとグレードを下げてタリーズとか、ベローチェとか、はたまたキャンパス内のベンチでペットボトルとか。
私の左隣には非常勤先Iの見知らぬ学生二人組で、たまに携帯を取り出して外部と連絡を取りながら、企画書らしきパワーポイントの資料をとりだしてなにやら相談している。右隣に座ったのは就職活動中のスーツ姿の若者で、やはり時々携帯で妙な敬語をつかいながら外に出て行ったりしているのだが、ふと見ると、テーブルの上にはコンビニで調達したらしい調理パンが乗っている。彼は席に戻ってくるとおもむろに包装を破ってパンを食べ始めた。これが彼の昼食らしい。飲み物はスタバ商品。スタバのペストリー類は値段のわりにおいしくないので、よその調理パンを食べるのはある意味正解だが、えーと、スタバは持ち込み可なの?しかもこれは贅沢なのかつましいのかよくわからないぞ。何より身体に悪そうじゃないか。
スタバで何か飲めば最低でも280円、調理パンをコンビニで買えば100〜150円ぐらいか。合計して400〜500円ならもう少しバランスのよい食事ができそうなものだが、そういう発想はないんだろうな。


2007年05月16日(水) reikona T-shirt

世の中色んなこと考える人がいますねぇ。

reikonaTシャツ

なんかすごく安物みたいです、このTシャツ。


2007年05月15日(火) はしか大流行

はしかが大流行だそうだ。
私が子供の頃は予防接種をして予防するというよりは、積極的に罹患して免疫をつけるのというのはよくある話で、発症した子供の家にわざと遊びに行かせたりなんていうこともあった。子供同士の会話でも、おたふく風邪、はしか、水疱瘡、風疹をいつ済ませたか自慢しあったりしていたので、子供心にも必ず近いうちに罹るかなり身近な病気と認識していた。
しかし、最近の若い人ははしかの免疫がない人が多いとかで、首都圏の大学では教員を含めて集団感染して、学級閉鎖ならぬ大学閉鎖が相次いでいるらしい。
私の非常勤先のうちいくつかですでに感染者が報告されている。ここで思うのは、私のようにあっちこっちの大学に顔を出している非常勤講師が媒介になってたりして…ということである。


2007年05月12日(土) 要望テンプレート

今に始まったことではないのだが、学生さんはリクエストが苦手である。以前も「テンプレート不足」という日記を書いた覚えがあるのだが、待っているとそのまま与えられる、自分中心に育っている、というのもあって、相手を動かして自分の要望をかなえるという能力が育っていない。

先日、2週間の猶予のある課題を出題し、1週間後の授業でリマインダとして、次週提出の際の注意事項を説明した。「質問はありませんか、ないなら終わります」と言って終わったところ、一人の学生がつかつかと近づいてきた。
その学生は、先週忌引きで休んだことを次げた後、
学生A「先週休んだんで、課題って言われても何のことかさっぱりわからないんですけど。」
私「そりゃ、そうでしょうねぇ…。」
学A「…。」
私「…。」
学A「…(゚Д゚)」
私「…、で、私にどうしろと?課題内容を教えろ、ということですか?」
学A「はっ、できれば…。」
私「課題はあーたら、こーたらで、どーちゃら、こーちゃら、です。」
学A「わかりました。」
私「…(お礼の言葉もなしかよ)…」(ト:じっと学生を見る)
学A「…(視線に耐えかねて大声で)わかりましたっ!」
で、学生Aのすぐ後ろに並んでいた学生B。
学B「質問なんですけど。」
私「あなたも同じ質問ですか?」
学B「違います。先週休んだので課題を教えてください。」
私「(同じじゃないか、後ろで聞き耳立てとけよ)課題はあーたら、こーたらで、どーちゃら、こーちゃら、です。」
学B「わかりました(にっこり)」
私「…(やっぱりお礼の言葉はないのね)…」

さて、レポート提出の日。授業前にレポートを一番前の机に提出させておいた。その隣に遅刻者用に今日の配布資料と出席カード。授業が終わって撤収準備をしていると、学生Cがレポートを手にやってきた。
学C「あの、これ、他の人の持ってきちゃったんですけど。」
私「???休んだ友達の分を持ってきたってことですか。」
学C「いえ、あの、間違えて他の人の分を持ってっちゃって。」
私「…(-"-)」
学C「…(="=)」
私「つまり、あなたは遅れてきて配布資料をとったつもりが、他の人のレポートを持って行っちゃったので、今日の配布資料が欲しい、ということですね?」
学C「そうです!ありがとうございます!」
いつまでも原因を繰り返し言っていても、要望を言わなきゃ伝わりませんてば。

かと思えば人が話しているときに、いきなり割って入るのも日常茶飯事。授業が始まって話をしていたら、遅刻してきた学生が話している私の前にいきなり立ちはだかって、電車の遅延証明書をぬっと突き出してきた。世の中キミを中心に回っているんじゃない、証明書だけを出されても名前もわからないし、何しろ人が話している最中にいきなり、さえぎるようなまねをするんじゃない馬鹿者!と言いたいところを、かろうじて最後の「馬鹿者」だけを抜いて諭すと、「はぁ」と言いながらの席に戻った。授業を再開するとまたも教室に入ってくる学生がいて、まっすぐ私のほうに向かってくるのを視界の隅で見ていたら、近くの学生が彼の服を引っ張ってその場にとどめ、事情を説明していた。あとでその引き止めた学生をほめたら嬉しそうにうつむいていた。かわいいぞ。
それにしてもその二人、いつも態度が悪いというほどではない程度に困ったちゃんなのだが、電車遅延が理由で遅れてきたのはその二人だけ。他はどれだけ態度がいいのか。


2007年05月08日(火) 大人になってわかること。

一日家で仕事。
本当は外でランチをとか、映画をとか、もくろんでいたのだが、GWにあまりにだらけてしまったので却って大変なことに。楽しいことは延期して黙々と。
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私はIEのホームをgoogleのパーソナル画面(igoogleになったんですか?)にしてあって、さらにそこにniftyの瞬ワード!という今一番niftyで検索されている言葉が表示されるようにしてあるのだが、はあはあ前置きが長い、そこを今朝みたらトップ3が「辻希美」「杉浦太陽」「辻 希美」。あららと思っていたら、なんとできちゃった婚だとか。
辻ちゃんといえばつい先だって、ギャルユニットを組んで記者会見したとたんにおなかが痛くなって舞台降板とか、いろいろ騒ぎになっていたのに、ふーん、そういうことだったのか。周囲は祝福する声が多いようだが、おばちゃんは、「辻ちゃん」という商品でご飯食べてる、あまたの大人達のダメージを考えてしまったよ。新しいユニットの人たちも大打撃だよな。辻・加護がローティーンの頃は本当にかわいいと思って、ハロモニも欠かさず見てたし、(お直しを重ねて)見る見るきれいになっていく彼女達を見て、「芸能界の水で洗われるときれいになるのねぇ」なんてのんきなことを考えていた私だったのも遠い昔の話だ。
しかし年端の行かぬうちからロクに学校も行けずに仕事とレッスンとに明け暮れて、たくさんのお金を周囲の大人たちに儲けさせて、方や未成年喫煙、方や未成年妊娠結婚(婚姻届は二十歳を待ってするらしいが)ですよ、奥さん。彼女達は確かに子供の頃の夢をかなえただろうし、彼女達より年下の子供達の絶対のアイドルだったこともあるのだけれど、何がよくて何が幸せかはわかりませんな。
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非常勤先Lで借りたフランス語のテキスト、1ヶ月で終わるカリキュラムになっていて、貸し出し期間が1ヶ月。これはやるしかないでしょう、と始めたのだがやはり授業のある日はできず。GWも遊んじゃってできず。返却期間が迫っているので、昨日今日で必死に書き写した。コピーすると絶対見返さないので、同じ見返さないなら書き写そうって寸法でさぁね。ノート丸1冊と3ページになった。手が痛いじょ。
昔、大河ドラマで勝海舟が若い頃「ドゥーフ・ハルマ」を2部書き写す逸話がでてきて「へーん」とか思っていたのだが、大変さはよくわかった。


2007年05月07日(月) てれこ

先週美容院に行ったときにぱらぱらめくっていた雑誌に、すばらしい包丁が載っていた。中華包丁をもっと手軽に使えるようにアレンジしたもので、かぼちゃなどらくらく切れるらしい。多分トマトも薄く切れて、しかも奴は切られたことに気づかないぐらいだろう。
オンラインで買えるとあるので、家に帰って早速注文してみた。注文すると、送料を含めた金額と注文番号が提示されるので、まずその額を振り込み、先方が入金を確認し次第商品が送られてくる仕組み。
GWのはざまでとてもATMが混んでいたが2日の朝に振り込み、3日には届いた。早い。発送元は隣の区内のデパートのショップで、店頭にあるものをそのまま梱包して送ってくるらしい。
届いた包丁はやはりピカピカでかっこいい。なんだかもったいなくて使えないないでいるのだが、今朝になってメールが届いた。曰く、「入金を確認しました。商品の到着までしばらくお待ちください。」
お待ちくださいって言ってももう届いちゃったもんね、と思っていると数分後に「発送してました」というメール。店頭は開いていたが(そして宅配便やも営業していたが)、オンラインショップのスタッフは今日がGW明け初日出社の初仕事だったんだろうなぁ。

ところで、振込みをした朝のこと。銀行の前にわらわらと人が集まっていると思っていたら、花売りが出ていた。横付けした軽トラックからダンボール箱をどんどん降ろして地べたに置くと、お客さんがつかみ合って何十本と言う束のまま担いで持って帰っている。客層は60代以上の人がほとんどで、小走りに近寄ってくる人もいる。無料で配っているのかと見まごうほどの勢い。「もう始まっちゃってたのね」とか「また今度ね」とか言い合っているので、どうも事前にあるルートで告知をしてゲリラ的に売っている様子。
世の中いろいろあるもんだ。


2007年05月05日(土) やりきれない。

エキスポランドでの事故、あまりの痛ましさに言葉も出ない。
被害にあった十代の女性は社会人2年目の人だそうだが、まだまだ遊びたいさかりに毎日仕事をして、この日を楽しみにいろいろ計画していただろうにと思うとやりきれない。彼女自身が苦しんだり恐怖を味わったりしないうちに逝ったのなら、まだ救いがあるのだろうか。
やりきれない事故や事件が多かったGWだった。


2007年05月03日(木) ジェネレーション

夫の家族と食事会。楽しく中華の円卓を囲む。
が、居並ぶ大人たちの前で、ヤングジェネレーションは、今年6歳になる甥一人だけ。その原因のほとんどはわれわれにあるのだが、向こうもこれからもたぶん一人っ子なので、この甥が将来子沢山にでもならない限り子孫は間違いなく先細りである。
で、この甥。いまやなんでも吸収してしまうお年頃なので、どんどん食べて、どんどん語って、どんどん質問して、片時も休む暇がない。【義妹】ちゃんが「こうなると、もう誰にも止められないんですorz」と言っていたが、このお方と毎日向き合う【義妹】ちゃんの言葉だと思うと重みがある。何しろピュアなので、追究も容赦ないのである。大人たちがレストランの味についてちょっとゴニョゴニョ言っていると「それどういうこと??」と説明を求めて全てを明らかにしてしまうし、義母が「この子はいろいろ散らかしてくれる」といえば「なんで『くれる』ってつけるの?」と文法的にも心情的にも説明が難しい質問を投げかける。
レストランで走り回るような子ではないのだが、その後立ち寄った夫の実家では常に走り回り、最後は椅子に激突して歯で口の中を切ってしまったらしく、さすがにびっくりしたのかトーンダウンした。
***
帰りにデパートに寄る。私が気に入っているメーカーの靴で紳士物も別フロアに入っていたのだが、それが撤退していた。最近の若い店員さんは他メーカーの商品知識がないらしく、男性の店員に「○○の商品はありませんか?」と聞いたらまったくIt's Newの単語だったらしく「○…(はぁ)?」と固まってしまった。横から引き取って同年代の女性店員が「○○は婦人物はありますが、紳士物のお取り扱いは当店では*ございません*。」ときっぱり。「なくなりました」ではなく「ございません」。2年前には確かに入ってたのよ、よよよ。というわけで「前はあったんですよ」と一応言ってその場を去る。
別のデパートに行くと、今までなかったのがリニューアルして取り扱いが増えたらしく、品揃えは少しではあるがその中から目的に合うものを見つけ出す。このデパート、新装開店で他店から応援を頼んでいるのか、やたらと年配の店員さんが多い。新しいブランドは知らないが、接客の基本を抑えているので、気持ちよく買い物ができた。
ついでに夫が今度の出張に持っていくかばんを買うと言い出したので、私もついていく。これも気にいっているメーカーがあって、以前はブティックとして紳士・婦人両方向けに入っていたのだが、逆に紳士向けのかばん売り場の1コーナーに格下げされていた。婦人物はないのか聞いてみると、婦人物は撤退してしまったとのこと。夫はかなりヘビーに荷物をつめるので、今まで何回か買い換えているのだが、その買い物に付き合っているうちにいつの間にか私の分も買ってしまうということが何回かあったのに、残念ねぇ。
妻の好みで決めたり、妻が買い揃えることもあるんだし、やっぱり婦人物と紳士物は、無理してでも同じブランドのものをそろえておかないとねぇと思ったことであった。


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