WELLA
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2005年05月28日(土) 恒例の

学会。
久しぶりに知り合いに会ったりして楽しかった。新しく増えた知り合いもいて、休憩時間もあわただしく過ぎる。帰り道でたまたま恩師と2人になったのでお茶に誘っていただく。昔話とか同級生の近況や業界の最近の動向などを話して楽しかった。夜スポーツクラブ。いろんな人がいる。よく一緒になる老婦人がいて、いつもウォーキングとかばた足とかばかりしていると思っていたのだが、よく見たらオトナになってから習得した感じのバタフライで25m泳いでいた。すごい。


2005年05月21日(土) 美容院きまり

髪の分け目を変えたらちょうどそこが白髪の泉らしく、前回染めてから3ヶ月以上経って白髪がずいぶん目立つようになった。
駅からの通り道にある美容院に行く。先月もここに行って、口数少ない美容師さんが気に入ったので今回もここにする。美容師さんが1人で切り盛りしているので、座席も2つしかないし、シャンプーからセットまで一人に担当してもらえるのは、店員同士の変な掛け声もないし、気持ちが楽。ネオとの伸びてきたところだけを染めて、あとは毛先をそろえる程度にカットしてもらう。口下手なのか、はじめに簡単に打ち合わせをした後は一切無駄口をたたかない。お愛想も言わない。その代わり腕は確からしい。髪の色もうまい具合に染まってすっきりした。近所にいい店がみつかってよかったよかった。


2005年05月10日(火) 空気をよむ。

フランス語のクラス。GWの旅行について聞かれると思っていたので、昨日の夕方作文をする。A4半分にも満たないが2時間ぐらいかかる。たまたまメッセンジャーでフランス人の元同僚とつながって、ワケを話すと作文を添削してくれた。ずいぶん言い回しが違うものだと感心する。かなり自然な文章になったので、自信満々で持っていく。
今のクラスは中級ど真ん中のレベルなのだが、人気の高い先生でずっと長く続けている人が多い。ほとんどの人は当てられてその場でさらさらと答えられていてうらやましい。もっと上のクラスに行っても十分やっていけそうな人も多い。私のように用意して行ったものしか言えないのはちょっと情けないが、これからもきっちり書いていくつもり。これが実力だし、準備不足で場の雰囲気を壊したくない。
時差ぼけなのか夕方長い時間寝てしまい、夜は非常勤先Tの準備。昨年度と同じ授業をやっているが、順番を若干入れ替える必要が出てきたので、パズルのようにあっちいじりこっちいじりしている間にずいぶん構成が変わってしまった。講義ノートを淡々と読み上げたり、黙々と板書するだけなのはイヤなので手間がかかるが、これって結局自己満足なんだよな。クラスの雰囲気も大体わかったし、ネタ自体に大きな変化はないので、集中してやれば残りも回の資料作りも全部終わりそう。
合間にチャットのタイピングゲームで遊ぶ。数週間前に偶然このサイトを知って、たまに遊んでいる。希薄な人間関係が楽しい。どうも漏れ伺うところによると10歳から20代前半の人々が集っているらしい。小学生めちゃくちゃ早い。たまに年齢や住処を聞かれるがとても本当のことは言えないので、北陸在住の21歳♀(バイト)と名乗る。これも場の雰囲気を壊さないための気配りである。


2005年05月09日(月) サカナde学生さん

午前中非常勤L。直前になって設定の変更が専任教員から伝えられたり、受講態度に関して一人腹に据えかねる学生がいて一日中不愉快。後から読み返して立腹をリピートしても仕方がないので詳細には書かないが、その学生には毎回何かしら不快な思いをさせられている。今日はついに厳しい口調で注意してしまってそれもまた不愉快に輪をかけている。以後気をつけますと言っていたが、気をつけるんじゃなくて性根を入れ替えないとダメだと思うよ、君は。
それ以前にも伏線はあって、私が教室に入ろうとしたときに2つあるドアのうち1つに施錠されていた。もう片方のドアから入ると学生たちは平和に着席していて、誰一人として後から来るクラスメートの為にあけておこうとは思わなかったらしい。しかも私がもう片方のドアから入ってきたときに、後ろからついてきた学生の為にドアを開けておいたら、そのままドアを閉めずに着席しようとしていた。その学生にはドアを閉めるように言い、すでに着席していた学生にはドアは開けるようにいう。なんか小学校みたいだぞ。
最近はメールで簡単にコンタクトが取れるので、非常に気安くメールしてくる。それ自体が悪いことだとは思わないが、授業中にちゃんと聞いていれば理解できることを「念のために」質問してきたり、使い走りのような頼みごとをしてくる。私は授業で感想カードに、よいポイント、悪いポイント、その他を書いてもらっているが、今日は○○の理由で××はできませんと、きちんと断りを入れて授業中に了承を求めているのに、悪いポイントに「××ができなかった」と書いてあるのがあって力が抜ける。先日風邪で声が出なくなったときは、多くの学生が「声が出ないのにありがとうございます」とか「お大事に」と書いている中で、「先生の声が聞き取りにくかった」というのを悪いポイントとして書いてあって落涙した。こういう人の神経を逆撫でする無邪気さというのは、想像力の欠落が原因なのか、甘やかされて育ったせいなのか。
今日出来なかった××は次回やりますと言われたときに、「今回××ができなくて残念だった」と「次回の××が楽しみです」とでは、同じ事象について書いていても、与える印象が全然違う。神経を逆撫でする学生は、メールでも受講態度でも提出課題でも同じようなことを繰り返す。こういうちょっとしたところに、育ちのよさとか、可愛がられやすさとか、世渡りの下手さとかよく現れていて、世渡りが下手な学生さんはつくづく気の毒だと思う。自分が学生のときもきっと想像力が欠けていて直截すぎて、周囲に不快な思いをさせていたんだろうなぁ。若すぎてなんだかわからなかったことがリアルに感じてしまうこの頃である。


2005年05月08日(日) 無神経さと民度の低さ

JR西日本のWebページに尼崎の事故に関する問い合わせ等の電話番号が載っていて、電話番号の下に赤字で「※おかけ間違いのないようにお願いいたします。」と書いてあった。とたんに胸のあたりがぎゅっと苦しくなって、思わず受話器を取り上げてその番号に苦情の電話を入れてしまった。
誰が電話番号を間違えたくて間違えるものか。間違えるなと書いておけば間違えないのか。ならば事故を起こすなと言っておけば事故は起きなかったのか。一連の電話番号は被害にあった関係者が主に利用するものだろう。ただでさ動揺を抱えている人たちへ、電話番号を間違えるなとわざわざ但し書きをいれるなどどうかしている。こんな意味のない文言を、しかも血を連想させる色で表示させるとはなんという無神経なのか。
というような意味のことを伝えてくれ、と対応に出た電話オペレータに言った。オペレータは一番利用者に近いところにいるが、この人がJRを代表しているわけではないから、この人に怒っても仕方がない。ただこの怒りを伝えてくれるように依頼するのみである。しかし、こうして番号が書いてある以上、罵詈雑言をぶつける人々も多いだろうと想像する。矢面にさらされるオペレータや駅員が神経を病まないようにと願っているが、やはり矛先はこういう一番利用者に近い部署の人々に向くようである。
報道によると、ここ数日で駅員や乗務員に対する嫌がらせがエスカレートしているのだという。ホームに立っていて蹴られた、車掌室から引きずり出された、顔を殴られた、等々、いったいそんなことをして何になるのかという幼稚な嫌がらせが相次いでいるらしい。駅員や乗務員に嫌がらせをして安全な運行が実現するのか?心身ともに傷ついた人々が癒されるのか?真に求められているのは、被害者に対するきちんとした補償であり、企業の体質改善であり、二度とこのようなことを起こさない日々の安全運行ではないのか。フロントエンドにいる人々個人を攻撃しても何も報われないし改善しない。むしろ安全な運行が実現されるように、利用客の側も協力していく余地が大いにあるのではないか。
日中・韓の問題が浮上すると、きまって在日の人たち個人への嫌がらせが起きる。企業の不祥事が明るみになったり事件や事故が起きるとフロントエンドの構成員たちを攻撃する。バッシングの先頭に立つお前は何様かと言いたいようなマスコミの記者たちも。この国の民度の低さを感じてやりきれない気持ちになる。


2005年05月07日(土) 「いかがなものか」たぁ、いかがなものか。

近頃耳に障る言葉として「いかがなものか」がある。
私は授業のあと学生さんからのコメントカードを集めていて、それにもこちらの不手際や失態に対して「○○するのはいかがなものか」とか「○○はいかがなものかと思う」とか書いてくる。こちらは学生に対して「いかがなものか」とは言わない。「いかがなものか」とは言わずに何がいけなくてどうすればいいのかという具体例を提示したり、改善する方向へ導いたりする。
「いかがなものか」というのはつまり、「あんたのそれ、気に入らない」というのを大上段に構えていっているに過ぎなくて、最近掲示板などでよく目にする「イクナイ!」というのと意味するところはなんら変わらない。
#そういえばそれによく似た言葉の「好きくない」というのは私が思春期の頃によく使われていたが、こちらは死語の世界に行ってしまった。
具体的な苦言を呈するわけでもなく、改善案を提示するわけでもなく、そしてしゃれでもなく、ただ気に入らないものにただ無責任に「いかがなものか」などと言う。それで意見しているつもりになっているのか、何も考えていないのか、こういう風潮はいかがなものか。



2005年05月06日(金) ランナーズハイ

世間様はまだGW中なので、電車もすいている。GWの狭間はすべて授業が入っているとは何ごとか(月曜日は民意で休講にしたけど)。金曜日は非常勤先を掛け持ちで、お昼をはさんで東西に移動する(正しくは西行って東に戻って来ると見せかけてまた西に行ってまた東へ帰ってくるというΣ型移動)するので、結構疲れるなーと思いつつハイになる。学生さんも遊び疲れているだろうと思って、1・2限は半分ビデオを見せたりしてリラックスムードで進めたのだが、午後の非常勤先では、こちらも半分ビデオにしようかと思っては用意していったものの、気分よくしゃべっていたら全然時間が足りなくなる。ビデオを見るどころか予定の半分も終わらなかった。去年も同じ授業を持っていて基本的には同じスケジュールでやっているが、この間資料に手を入れたときに量を減らしたはずなのに。はて去年は一体何を話していたのか。というわけで今週分は大幅に来週への積み残しとなる。感想を読むと実例の紹介がたくさんあってわかりやすかったという意見が多く、彼らにとっては適切な濃度だったらしい。実例ってあの余談?ふむー、学生には好評なんだから、こちらは準備が1回分浮いて喜ぶべき?


2005年05月05日(木) GWきっちり使いましたともさ。

ヘルシンキからコペンハーゲン経由で朝9時半過ぎの飛行機で成田着。
到着したときは、ターミナルまでバスに乗るという日本語のアナウンスがあったが、通路を歩いているうちにいつの間にか入国審査のところに来た。世間様はGW中で帰国ラッシュはもう少し先らしい。29日に出発したときの混雑とは大違い。しかも朝の便なのでがらがら。荷物も比較的早く出てきたし、税関もほとんど素通りで飛行機を降りて30分後には京成線特急に乗っていた。昔は入国するまで1時間はかかっていたような気がするのに比べると隔世の感がある。一体何に時間がとられていたんだろう。帰国用入国カードの回収?税関でのお酒やタバコの本数申告?
帰宅まで3時間ほどかかったが、電車でぐっすり眠ったので意外と短く感じた。よろよろと家に帰ってとりあえず母に電話。母はでかける前の日にも「今生の別れになるかもしれないから」と電話してきたので、帰宅した旨を電話すると大変喜んでいた。喜ぶあまりに一方的に話し続けるので「うん、うん」と返事をしていたが、まったくこちらがしゃべる隙間なし。そのうちに満足げに電話が切れた。はー。

いったん昼寝して夕方無理やり起きてご飯食べたり、ボーっとテレビを見たり。JR西日本の今回の事故に関連した不祥事が槍玉に上がっている。ボーリング大会の中止を上司に向かって進言できなかった(=出る杭は打たれる)とか、30名分のキャンセルが難しいと思っていた(=事なかれ主義)とか、事故車両に乗り合わせながら救援よりも自分たちの勤怠管理を優先した(=判断力麻痺)とか、嘘に嘘を重ねた口裏あわせ(=わが身可愛さ)とか、JR西日本の美しくないヒエラルキーでの風通しの悪さが伝わってくるようだ。社員たちは懲罰をちらつかれされながら、がちがちに管理されていたといわれている。彼らの意識は常識から離れたところで、くるくると空回りしてたのだろう。取り返しはつくのか。

さーて明日は朝から1日仕事だー。


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