WELLA
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2002年06月04日(火) ごーるでんじゅびりー

朝、寝ぼけ眼でCNNをつけたら、どんどんぱちぱち花火の映像が映し出されていた。花火といっても煙の方が多いぐらいの大騒ぎで、なんだろうと思ったらエリザベス女王が直立不動で立っていて、ああ、在位50周年なんだと思う。
それにしても宮殿に画像を投影しちゃったり、群集の真っ只中にろくな防弾設備もせずにご夫妻が立っていたり、肝が据わっていることだと思う。フィリップさんも穏やかに横に立っている。この人は本当に英国紳士だなー、と思う。このご夫妻の息子たちに関するスキャンダルは常に入れ替わり立ち替わり絶えることがないというのに、この人は「女王の夫君」という立場をずっと貫いている。
この催しはGolden Jubilee Fireworksというらしい。そういえばロンドンの地下鉄にJubilee lineという線があったことを思い出す。何気なく乗っていたけど、はてJubileeとは…。と思って辞書を引いたらお祝いの年のことらしい。25周年がsilverで50周年がgolden。ふーん。そうか。


2002年06月03日(月) うきうき

先週一週間、急ぎだという仕事と来る日も来る日も格闘して、金曜日の夜あげて、土日充電して、で、今日。なんかすっかりやる気がうせて、いつもより30分遅く出社し、一応自分の中で定時にしている時間に早々と退社。通常8時間勤務のところ、本日は都合7時間30分勤務。普段は恒常的に週40時間以上たっぷり働いているからたまにはいいのだ。
さすがに夏至が近いだけあって外に出るとまだ明るい。このまま明るいうちにかえれますように、と願いながら地下鉄に乗って、自宅の最寄駅で地上にでると果たせるかな空がまだ明るい。急ぎ足で帰って19時には自宅につく。夫が帰ってくるまで1時間以上あるし、献立は決まってるし、材料も揃ってるし、土日家にこもっていたせいで、部屋のなかもまずまず片付いているし、余裕余裕。それにしてもたったこれだけのことでこうもうきうきできるものか。ざっと夕刊に目を通し、ソファに転がって本を読む。実用書。実用的。アドレナリン分泌し始めたところで、予定より30分遅く夫帰宅。手早く配膳をしてちゃっちゃと食事。食後に豆を挽いて、チョコレートとコーヒー。
こんなことにリフレッシュされて至極幸せになれるのは、普段の味気ない抑圧された生活あらばこそである。暗色の地に浮かび上がった白抜き文字のような夜。


2002年06月02日(日) タクシーを止める女

いえね、この前会社行く途中の話なんですけどね、隣を歩いていた若い女の人が、手をね、上げたんですよ。横断歩道で信号待ちしてるときでしたが。そういえば目の前を左折しようとしてるタクシーがいたもんで、ははーん、急いでてタクシー乗ることにしたんだな、って思ったわけ。交差点内っていうのは、タクシー停車しちゃいけないんでしょ?てことは止めてもいけないわけだよね。でもさ、これ乗せないと乗車拒否とかなんとかうるさいだろうし、それにしてもこのタクシードア開けないね、と思ってたらその女の人、いきなりドアに手を掛けて自分で開けたわけ。半分開いたとこで、助手席からするするっと運転手が出てきた。あれ?っと思ったら蝶ネクタイの制服。これ、〇Kタクシーだね、京都の。そういえば東京進出してたんだっけ。道理で自動で開かないわけだ。そうこうしてるうちにその女の人さっさと後部座席に乗り込んで自分でドアしめようとしちゃった。M〇さんてさ、あれ、礼儀正しくマニュアルどおりに全部やんなきゃいけないんでしょ?なのに女の人ずんずん乗り込んじゃってさ、ドアまで閉めようとするから、運転手さん右往左往。一応ドア閉める真似事はしたんだけどなんか中途半端で半ドアだったみたい。で、またドア閉めに戻って今度は助手席からじゃなくて運転席から乗り込もうとしたんだけど、車がびゅんびゅん抜かしていくからね、全然戻れないの。だってさ、左折レーンもなにも自分が左折しようとして前の車がつかえて止まった隙にのりこまれちゃったんだもんね、すごい交通量なわけよ。で、後続車もクラクション一つならさずにおとなしく待ってて、その間信号も変わっちゃってさ、結局乗り込んだはいいけど発進ならず。その女の人だって急いでるからこそタクシー捕まえたわけでしょ。ちゃんと直進してる車で、個人でも捕まえればよかったのに、自業自得とはいえ、さぞイライラしただろうねぇ。


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