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2003年05月31日(土) 双眸...意志の疎通

あれ?
いつもと違うんじゃない?
カラ−を変えたのかな...

昨日の日記を読んで,そう思ったみなさん.
いつも読んでくれてありがとう.

実は,映画「DRIVE ME CRAZY」のM監督が無言のまま,あることを仕掛けてきた.
いたずらのようなものだ.
なので,ぼくも無言のまま,そうきたのか...だったら!!
とお返しをしてみた.

M監督の日記を読みはじめたときに...
あれ?なんか,どこかでみたことあるなぁ.
この言い回し,この表現.
...やられた.
爆笑しながらそう思った.

詳しくは双方を読んでみるとわかるかもしれない.
わからなかったら,ごめんなさい.

ただひとついえることは,深夜か早朝に,いい歳したふたりの男がお互いの日記をみて
笑っていたのだ.声高らかにね.

でも,こういうことは面白い.
ある意味,意志の疎通がなされていたわけで,ひとつの遊びみたいなものだね.
愉快,愉快.

5月30日の日記をふたつとも読んでみてください.
PRODUCTION DIARY
http://www.enpitu.ne.jp/usr/7121/


彼の日記に書いてある鳩は実在するのだけれど,ぼくも遊びに行ったときに
みたことがある.
確かに,目が合ったような記憶が...
どちらだろう...つがいのどちらだろう?
ぼくと鳩の生命が共振した瞬間の相手は...

★ 双眸(そうぼう) 左右両方のひとみ.

追記...これを読んだM監督は両目でいいじゃんと今宵もひとり突っ込んでいることだろう.


2003年05月30日(金) 完璧...ヒ−ロ−のヒロより愛を込めて

朝,フレンチト−ストを作ろうとして,はちみつの大瓶をぶちまけながら
なぜだか知らんが妙に「頭イテ−っ」な状態だった.
まぁ理由はそれではないんだがねぇ.

なので,どうにかしてその状態から脱却しようといろいろ画策したんだけれど
また疲れて小1時間ほど仮眠する.

で,起きてからも結局変わらず,頭イテ−って感じだった1日.

昔のイ−グルスのアルバム「hell freezes over」聞いたらちょっと回復.


「DRIVE ME CRAZY」仮編集完成記念日記.

おめでとう,そしてご苦労様...M監督.
これからは削りの本編集で,上映に向かって完全版ができていくわけだね.
予告篇手伝うよ.
アフレコもよろしくです...モチベ−ションを戻さないといけないかもしれない.

★ 完璧(ぱ−ぺき) 完全無欠なパ−フェクトな完璧のこと.


2003年05月29日(木) 奕世...みていたもの

午後,時間をつくって再び河原へ行ってみた.
今日は河辺を中心に散策.

結構デカイ木が倒れていた.
きっといつかの台風とか,強風の日に倒れてしまったものだろう.
まだ,それなりに新しい倒木だ.

その倒木に近づいてみた.
デカイ木の根の部分なんて,滅多にお目にかかれないので,なんか感動.
まさに根刮ぎって感じですごい.

年輪から木の年齢とかをみることはあっても,根でそれを考えたことはなかったから
何年くらいそこにいたのかはわからない.
でも,すごい時間を感じさせる根だった.
そして,強さを感じずにはいられない...そんな根だった.

太いところは凛々しく,細いところは毛細血管の如く存在していた.

根は太陽を感じることはなかったはずだ.
でも,こうなった以上太陽を感じずにはいられない状態にある.
どんな気持ちなのだろう...
なんてこと思ったり.

今まで,この木は何をみて,何を思っていたのだろう.
同じ木だけれど,高くそびえ立っていた幹と枝と葉は...
根にも景色のことや枝に止まった鳥のことや,人間や街の変化を伝えていたのだろうか.
根のことをちょっと不憫に思ったのだけれど,きっとわかっていたのだろうと思いなおす.

上では太陽を浴び,下では水を吸い上げる.
こうやって,幾年もどんな天候にも負けずにバランスをとってきたのだから.
縁の下の力持ちに,御苦労さんといいたくなったね.

その木の横を通りすぎ,川の中を覗いたとき,亀がいたのにはびっくり.
亀も慌てて潜ってしまった.
同時に,カメラを落としそうになって焦る自分.

小笠原で出会った海亀のこと...ちょっと思いだした.

★ 奕世(えきせい) 世を重ねること.


2003年05月28日(水) 承襲...意志と願い

久々に晴れた.
なんか気持ちのいい日だったな.

ミネラルウォ−タ−を片手に,ベランダで一服.
アゲハチョウが舞っていたので,懐かしんでみてしまった.

なので,午前中に,ちょっとばかり散歩に出かけてみた.
誘われたような気がして,なんとなくね.

歩いてすぐの公園に行ってみたけれど,なんかいまいち.
車で河原の方へ移動して,散策してみる.

ん〜〜,いい気分だ.
陽射しが心地いい.
今日はちょっとのんびりモ−ドだね.

ベンチに座って一息.
横になり,空を見上げてみる.

アゲハがここでも舞っていた.
花もたくさんあるからな.
息を潜め,気配を消してみる.
アゲハがぼくのからだにとまってくれた.

なんだろう...何かを感じる.
何かを話しているような,何かを訴えているような...
アゲハの意志が伝わってくる感じだよ.
何かが共振していたのは事実だ.

生体リズムの共振のひとつなのだろうか...

何かを言い残して,飛んでいった...アゲハ.
ぼくに何を託して,そして自分で何を背負っていったのだろう.

なぜ...ひとつを選ぶと,ひとつを諦めなければならないのだろうか.
ふと,そんなことを考えた.
...アゲハのメッセ−ジ.

ぼくは受け継いだのだ.
アゲハの意志とか願いとか...そういうもの.

明日は夕方にでも行ってみようかな.
あいつは今ごろ,どこを舞っているのだろう...

★ 承襲(しょうしゅう) うけつぐこと.


2003年05月27日(火) 揺籃...目にみえるリズムとの共振

昨日は目にみえないリズムを考えてみた.
みえないものや置き忘れたものを具現化するのは難しい.
順を追ってやろうかと思い...
そこで今日は,まずは目にみえるリズムについて考えてみる.
日記じゃないな...これじゃ.

ぼくが研究というとおこがましいが,しているものに「1/fのゆらぎ」と
いうものがある.
(実際は思いついたらする程度だが...苦笑,映像に転化できたらと)
音楽をやっていた友人から聞いたことだ.

ゆらぎ...

ゆらぎとは,ものの予測のできない空間的、時間的変化や動きというものらしい.
予測は、規則性があるからこそできる.
ということは,ゆらぎとは、ものの空間的や時間的変化の動きが部分的に不規則な
動きということになるね.

ゆらぎは世に存在するすべてのものにある.
例えば,風は突然吹いて,そして突然止まる.
波はセットの間隔というのもがあるけれど,それはその日の風向きやうねりの強弱や
方向によって異なってくる.
波待ちしているとよくわかる.
感覚的な変化の動きをつかむようなものだ.

だから風や波は不規則な動きの...いわばゆらぎの代表のひとつだね.
(1/fのゆらぎは,自然界に非常に普遍的にみられる現象らしい.)


あと面白いのが,1/fのゆらぎが生体のリズムと同じだということ.
眼球の動き方や脳波のα波の周波数のゆらぎもそうなのだ.

学者の説によると,生体のニューロン(神経細胞)は生体信号として電気パルス(電気信号)
を発射していて,ある細胞の発射間隔を調べたら,その間隔が1/fゆらぎを
していたそうな.
そのことから,生体のリズムは基本的には1/fゆらぎをしているといっても過言じゃない.

そして,1/fのゆらぎは生体に心地よさなど快適な感覚を与えてくれる.
人間を心地よくしてくれる刺激には,1/fゆらぎをしているものが多いのだ.
つまり...この1/fゆらぎは,快適性と癒しに関係があるということになる.

その典型的なものが音楽とか小川のせせらぎとか波の音とか.
音楽の特徴は音響振動数のゆらぎ方にあるけれど,ほとんどすべての音楽は振動数のゆらぎが
生体リズムのゆらぎと同じになるようにつくられている.
結構,確信犯なんだなと思ったり.
お気に入りのア−ティストや好きなジャンルの音楽を聴くと心地よくなるもんね.

せせらぎや波の音は,それこそ自然のリズムだから,
作り物じゃないリズムだということになる.

それとシンクロする生体リズム.
いいねぇ...あぁ〜〜,海に行きたい.

また,手づくりのものには自然に1/fゆらぎが入っている.
しかし,少しでも機械で削ったりして精密なものに加工してしまうと,
1/fゆらぎは失われてしまう.
だから,機械的に大量生産された製品,近代的なビルなどには
基本的に1/fゆらぎが存在しない.

高名な陶芸家がつくった国宝級の計算され尽くした茶碗と
子供が図工の時間に作った無造作な茶碗.
ちょっと例えがいまいちだが,癒されるのは後者じゃない?
欲しいのは前者だったり.

あと,普段生活するところとしては,自然の木肌や細かい凹凸を生かした日本の伝統的な
住宅は非常に理想的な1/fゆらぎを持っている.
実家の古い家が懐かしく思いだされる...

自然のリズムと生体のリズム.
赤ちゃんがゆりかごで眠るのには,こんな秘密があったのかもしれない.
波待ちしているときの揺れる感覚にも,こんな秘密があったのかもしれない.

抜け出せそうな予感が頭をよぎる.

★ 揺籃(ようらん) ゆりかご.
           物事の発達の初めの時代.


2003年05月26日(月) 表象...目にみえないリズムとの共振

ぼくはいつも2文字の漢字にこだわって書いている.
2文字から発想していって書いていくときもあるし,
内容から2文字を自分の脳から,そこにないときは辞書からみつける.

漢字.
きれいな文字も,怖い文字も,汚い文字も,煽情を駆り立てるような文字も
たくあんある.
文字は違っても,同じ意味合いのものも多く存在する.
簡単な文字で成り立つもの.
きっと一生かかってもお目にかからないような文字で成り立つもの.
様々だ.

漢字の起源って,甲骨文字らしい.(無知ですんません.)
亀の甲を焼いて,できたひび割れからなる支線が何かの形をつくる.
そのひびや支線,色調,質感,かたちの変化から何かの意味を読み取っていく
というもののようだ.

そう考えると,漢字というのは自然のリズムや恩恵から成り立ったものという
ことになるのではないか...なんて思ったり.

でも,そのひびの中には形とみなされないものも,たくさんあったわけで
そこには普段は,目に入らない,映らない様な形だって存在していたことと思う.

それを形にしたら,面白いかもしれない.
自然のリズムの中で考えたとしたら,それは人間が忘れてしまったものとか
見落としていたものだったりするのかもしれないのだから.

静かな日常の中に,偶然の必然がたくさん眠っている.
もし,それに偶然出会えたとしたなら,必然に置き換えてしまうくらいに
模索してみたら楽しいんじゃないかな.

文字と映像と目にみえないものたち.
人間が感知できる存在と人間が感知できない自然のリズム.

これらの共振が融合したときのことを想像したら,何かいいものが
できそうな気がしてきて楽しくなる.
でも,難しいね.でも,いい感じだ.

真の波乗り野郎たちは,海のリズムを感じ取りいい波をゲットする.
これを応用してみたら,何かできるのかもしれない.

★ 表象(ひょうしょう) 知覚に基づいて意識に現れる外的対象の像.


2003年05月25日(日) 抜出...スリップストリ−ム

どうもスランプなのか,五月病なのか.
いや,集中力が足らないだけかもしれない.
危機感が足らないのかもしれない.

すっごく集中したかと思えば,だらだら過ごしたり.
まっ,これもある意味バランスなのだけれど,自分ではいかんと思うから
バランスが崩れる.
悪循環なのか...
気楽にいけばいいのだろうか...(危機感!!だろ!!)

いや,大いに悩んで,悩みぬいて,がむしゃらにやって抜け出せばいいじゃん.
答えや結果はみつかるだろうから.
やろうとしていること,創ろうとしているものだってできるさ.
技術がないのもあったりして...(涙)...精進します.

きっと,今はスリップストリ−ムの中にいるだろう...と思うことにした.
その中であがくしかない.
その中で踏ん張るしかない.
じっと,我慢してできるかぎりのことを死に物狂いでやるしかない.
スリップストリ−ムの中なのだから,ある意味,楽だろ?自由だろ?
...と自分に問いかけてみる.

考えるんだよ,いつ出るか.
蓄えるんだよ,力を...そして更なる力を.
イメ−ジするんだよ,タイミングを.

それらがみえたとき,アクセルをオンにすれば自然と出られるのだから.
波乗りだって,リラックスして,肩の力抜いて,波と波長を合わせれば
いいライディングできるし.
そんな感じ.

若かりしころ!?
サ−キットでみたあの光景が蘇る.

完全に独り言になったな...すんません.

【slipstream】高速走行中の車やバイクの後にできる低圧の乱流.
       つまり空気抵抗が少ないところ.

★ 抜出(ばっしゅつ) ぬけ出でいること.


2003年05月24日(土) 遠珍...once in a blue moon

制作がなかなか進まない.
焦るなぁ...
とにかくがんばるしかない.
気合いを入れる.

一段落したら,気晴らしとパワ−をもらいに海に行きたいなぁ...
なんて思いながら,潮見表を眺めてみる.(または潮汐表ともいう.)

月齢も載っているので,今年はBlue Moonの月はないのだろうかと探してみた.
今年は残念ながらないみたい.
う〜〜ん,残念.

Blue Moon
ひと月に2度満月がるとき,その第2の満月のことをいうのだけれど.
知っている人も多いと思う.

once in a blue moonというと,「稀な,滅多にない」という意味になる.

そこで,そんな2文字の単語はないか...
ちょっと探してみた.

...ありましたよ,ありました.

きっと他にも,日本語のことだからあるだろうなとは思うけれどね.
(情報あったら一報ください.)

月にはどんな力があるのだろう.
言葉や迷信とか,たくさんあるし.
探して,研究してもっと知りたい.
サイトにもいろいろ書けるしなぁ.
日々是精進だな.

今日もぼくの左耳にはBlue Moon Stoneのピアスがぶらさがっている.

★ 遠珍(とおめずら) きわめて稀で珍しいこと.


2003年05月23日(金) 藻翰...片割れへ届け!!やさしい波と風

最近,日記の中に親友が登場している.
また,今日もひとり.
親友ばかりじゃんといわれそうだが,友達ではなくて親友なんである.

付き合いは短いのだけれど,親友な...そんなやつ.
でも,あまりにも似ているところがあるので,自分のキョウダイとか
片割れと思えてしまうくらいだ.
姿形ではなくて,精神的にとか,考え方とか...生き方とかね.
芯が同じとでもいえばいいのかな.

そいつがめでたいことに結婚するという.
いやぁ,めでたいめでたい.
心から祝ってやらねば!!
幸せになるといいなぁと,願わずにはいられない.
きっとそうなってくれるだろう.

ただ,おめでとうのいうのも味気ない.
メ−ルも味気ない.
だから心を込めて手紙を書こうと思う.
自分のキョウダイ,自分の片割れへの手紙.
いいかもしれない.

キ−ボ−ドばかり打っているから,漢字が書けないだろうなぁと思うけれども
奮闘してみよう.

物質的な贈り物は別として,このぼくにしかできない贈り物.
手紙はそのひと本人にしか書けない唯一の印のようなものだからね.
(そんなことないじゃんと突っ込まれる前に...そうなんだといっておく.)

今から何を書こうか...思いを巡らす.


この日記でも何か書いておこうかな.

ハワイ大学に短期留学していた親友がいる.
先日,会っていたやつ.

そこで閃いた.(強引だね...)


古代ハワイでは,万物には神々が宿るとされている.
その中に海と風の神「カナロア」がいる.
ぼくの一番好きな古代ハワイの神だ.
波乗りにいくときは,よく祈りながら出かけるんだよね.
いい波が,いい風があるようにと...

でも,今日はいつもと違った意味で願いをいおう.

幸せになるように
やさしくきれいな波を
そして...
やさしく頬をなでる風を届けてやってくれと.

ぼくの片割れへと...

★ 藻翰(そうかん) 美しい文の手紙.


2003年05月22日(木) 醇雅...ウルトラの星?巨人の星?

どうも最近,昼と夜が逆転している.
体内時計まで狂ってしまったようだ.
いかん...
無理にでも時間的感覚を戻さなければ.

そんな中...
さて眠るかと,朝の空気を吸いに外にでたときのこと.
月がきれいに昇っていた.
朔望は下弦.
明け方の月か...
まだ,東の空から顔を出さない太陽の光がこれ以上はないという加減で
月を照射している.
月は下弦なので,左半分が東よりにある.
いいねぇ,なんて思いつつしばらく眺めていたのだけれど.

そのとき!!
月のすぐ近くに光る物体がぁ.
なんだ? UFO?? 錯覚???
いや,錯覚なんてことはない.
確かに光ったものが存在したのだ.

はっ,とした.
もしかしたら,あれが幻月なのかもしれない.(5月13日日記参考)
きれいで,凛として,至純な...みたこともないような光.

正確には何だかわからない.
だけれど,ぼくの眼には映った.
写真にも映像にも残せなかったのは残念だな.

明日の明け方の同じ時間に待ちかまえていても,きっとみることはできないだろう.
一期一会だね.

★ 醇雅(じゅんが) 純粋で上品なこと.


2003年05月21日(水) 煽情...共振する魂と魂

とあるきっかけで...
昨夜は,気分がすっきりしていて,やけに頭が醒めていた.
眠るのも惜しんで,いろいろ考えてみた.
編集をやりかけの映像もあるし,書いている途中の脚本もあるのに.
いかんと思いつつも...(苦笑)

気がつくと鳥達が鳴いている時間.
囀りを聞きながらベッドに潜り込んだ.

考えたこと...

自分は人の心を動かすのもが書けるだろうか,撮れるだろうか...と.
そんなの最初からできる技ではないだろうし,経験値が必要だろう.
好きなものつくって,つくって...がむしゃらにやってみないと先がみえて
こないのではないだろうか.
不安になるが,当たり前のことであり,わかりきっていること.
でも,いつか,いつの日にか,そういうの書き上げると,撮るんだと自分で
自分に約束してみる.

...と,しかもここに書いてしまった.
公表してしまった.
やるしかない.
追い込まれないとやらない性格だからな.

Go for it !! だね.
この精神は波乗りと同じだな.

うねりを...波をみつけたらパドリング.
必死にこいでこいでこぎまくる.
波と一体になる.
波のパワ−...海からの贈り物に尊敬の念を捧げる.
波との一体感,そしてドロップする感覚.
波に逆らわずリズムとバランスをとる...そんな信頼にも似たものがあったり...
共振する海とぼくの...

もしかしたら,うねりが遥か彼方からやってきたのかもしれない.

★ 煽情(せんじょう) 情欲をそそりおこさせること.


2003年05月20日(火) 争友...雷は何を告げたのか

最近,立て続けにふたりの悪友と会った.
どちらもかなりながい付き合いになる.
ながいぞ...
よく考えるとすごいことだなぁ...と思ったりしたので
今日はそれについて書いてみる.

そいつらに何でも言える分,何でも言ってくる.
こちらが容赦もしなければ,もちろん容赦もされない.

でも,いい関係だよ.
例えば,ぼくの過ちについてひょうひょうと言ってくれるのである.
ありがたき言葉.
苦笑いしかできないときもあるのだが,相手も当然,逆のときは然りである.

そのふたりは,お互いを知らない.
悪友をAとBとすると,Aとぼくは悪友,Bとぼくは悪友.
しかし,AとBは面識すらない.

いつかふたりを会わせてみようか...
なんてことをしてみると,面白いかもしれない.


最近,付き合いのある友人もこれからながい付き合いになりそうだ.
いいねぇ...悪友が増えるのは好ましいことだ.


そういえば...6月1日にVJをやることになった.
ぼくがやっていいのかな...と思いつつ,楽しみでもあるな.
うわぁ,素材制作やらないといけない.
素材の何かテ−マでも決めよう.
そのイベント名は,「風雅」.
それにちなんだものの閃きを待つとするか.

話が変わるけれど...
今日はいいことがあったので,気分がいい.
眠るのが惜しいくらいだ.
映像のこと(企画)考えたり,編集したり,小説を読んだり...
静かな夜の時間を好きなことをして楽しむとしよう.

夕刻の雷のように,閃きが光ることを期待しつつ...

★ 争友(そうゆう) 忠告してくれる友.


2003年05月19日(月) 有情...確かなもの

自分の部屋ではできないことがあったので,友人宅へでかけた.
映像作品をビデオテ−プにコピること.
再生はできるのだが,録画がなぜか...できない...
自分の作品(...と称するのはなんかなぁって感じだが.)に出演してくれた人や協力してくれた人にあげるためだ.

4月はDRIVE ME CRAZYの撮影のため忘れていた...まずいっすねぇ.

先日,そのうちのひとりに御無沙汰していますと電話したら...
なんと!!ちょっと怒られたので,慌てた次第.
早くテ−プをもって会いに行かなくてはならない.

その友人宅には猫が沢山いる.
飼い猫,野良猫...生粋の野良猫とは違うかな.
うまくいえないけれど,ハ−フな野良猫といったらいいのだろうか.

基本的に家の中に入れない.
が,餌や毛布など,そして小屋まで庭に建ててあるのだから脱帽する.
友人同様,お母さん達も放っておけない性分なのだろう.
(実はお母さんが主宰なのだが...)
それ以上に,猫が好きなのだろうね.
人柄がいい感じに顏に,表情にでている人たちだ.

その中でもぼくが仲良しなのが,「カフ」という老猫.
カフェオレのようなきれいな色合いのめずらしい毛並み.

そして,今まで寄ってもこない,近づくと逃げてしまっていた「ライダ−」という猫が
ぼくが触ろうとしても逃げない...
!?...どうしたんだと思ったが,やはり逃げない.
頭を,あごをなでさせてくれた.

覚えてくれたのだろうか.
先日,彼が入院していたときに病院でお見舞いしたからだろうか.
とにも,かくにもうれしかったな.

そんな時間の中で,玄関に咲いていた薔薇.
今まで知らなかった種類の薔薇.
きれいな色で,薔薇とは思えない優しい雰囲気を醸し出していた.
とても甘い香りで思わず,花に鼻を近づけ薫りを楽しむ...

余談だけれど,ふと...気づいたこと.
花というのは同じ種でも,薫りが違うということ.
甘い薫りが近所のそれとは違っていたのには,驚いたっす.

そんな2シ−ンが,今日はあった.

ちなみに「ライダ−」は,ぼくが名付け親である.

★ 有情(ゆうじょう) 心のあること,情のあること.


2003年05月18日(日) 跣行...静かな日常

今日は実家に顔を出した.
用事があっていったのではなく,空気が吸いたかったから.
緑に囲まれたところなので,いい空気なのだ.
単に田舎なんだけれどね.

肺の奥までおもいっきり吸い込んでは吐き,吸い込んでは吐く.
体の奥から洗われるような気分になる.

木々が出した酸素をぼくがもらう.
ぼくが出した二酸化炭素を木々がもらう.
需要供給の成立.
お互いの存在に感謝する.
自然への畏敬の念をもちつつ...

天気がすごくよかったら芝生の上で寝転がり,裸足で歩きたい気分だった.
緑も,もっともっと鮮やかにぼくを迎えてくれたのに...と
ちょっとだけ残念に思った.

煙草もいい空気の中で吸うと,うまく感じる.
これは海でもやめられない理由のひとつ.
健康なのか,不健康なのかわからなくなるけれどね.
悲しいことにこれは公害なのかな...微妙な...

紫煙が消えたあとに,クロアゲハが舞ってきた.
今日はちょっと寒いだろうに...
でも,元気に舞い上がっていった.

夕食を御馳走になり足早に!?帰宅する.
静かな日常のワンシ−ンでした.

★ 跣行(せんこう) はだしで行くこと.


2003年05月17日(土) 恩波...スタイル,そしてリズム

今日...いや,もう昨日か.
映画「DRIVE ME CRAZY」の打ち上げだった.
飲会,飲会!!

戦友と会うような感じだったな.
いい感じだ.

もっと,DMCのみんなと色々話しをしたかったけれど病み上がりのせいか
いまいち元気でず.
まっ,どちらかというと,あまり喋るほうではないから同じか...

なので,一次会で早々に引き上げた.
朝まで遊びたい気もしたが,仕方ない.


それで今日は,悪友と会う.
何年ぶりだろうか...久しぶり.

二日連続で渋谷か.
あの街はなんか疲れる,人が多すぎる.
もっと静かな街がいいな...なんて思ったり.

静かなところのカフェとか,海の見えるカフェとか.
そんなのがいい.
会うやつは藤沢なので,湘南に行こうと思っていたのだが
渋谷で,というリクエストがきたので,諦める.
ついでに,波乗りをしようと思ったり.

その場合はこんなパタ−ンだ.

朝一で波乗り.
ほぼ,日の出とともに海へ.
うねりはどうだろう?
天気図でうねりの位置,方向など確認しとかないとね.
潮回りは大潮.
自然のリズム,海のリズム.
時間を逆算して,潮の動くいいときに入れば,海からの恩恵をいただけるだろう.
(洗礼を受ける場合もある...波に巻かれたりね.)
あがって一服したら,カフェで暇つぶし.(消閑だね...5月14日参考)
約束の時間に会いに行く.
...って感じ.

しかし,病み上がり故,体力は大丈夫だろうか.
それなら,海を見て過ごして消閑だな.
昼寝タイム.
波のリズムを楽しみ,波の音を楽しむ.
しかし,低気圧があったな...波はあっても天気は悪しかな.

最近,湘南に引っ越した知人に連絡してみるのもいいかもしれない.

...と想像が膨らむ.

おっ!!なんか閃いたぞ.
メモしとかないと.

★ 恩波(おんぱ) めぐみを蒙ること.


2003年05月16日(金) 追悔...相対するものたち

真夜中...雨はまだ降っている.
水たまりに映る光.
街灯だろうか.
やけに,きれいに目に入ってきた.

昼間に寝ていたせいで,夜に寝つけない.
体調がよくなってきたのに,眠れないのは辛いな.

闇と光.
相対するものたち.

この組み合わせは好きだ.

闇の中の川.
街灯の光が川の水面でざわざわと光っている.
こんなシ−ンもよく目にするね.

川の流れに月の光が反射しているというか,映っているときもある.
これも好きなシ−ンだ.

沼や池にも月が浮かんでいる.
なぜに,そんなにきれいなのか...
聞いてみたい...誰に...?

そんなことを考えていたら...
ある日の出来事を思いだした.

日本の無人島で...

闇の中...人工的な光源なんてない.
あるのは懐中電気だけ.
スイッチを切る.
漆黒の闇に迎えられる.
聞こえるのは波の音だけ.
いや,獣の声も,イルカの声も.
砂浜にブランケットにくるまって寝転がる.
目に入るのは満天の星空.
星の数がやけに多いし,光度もすごい.
まさにきらきら星.

流れ星もすごい...数えきれないほど.
あんな星空はこういうところでしか,みることができない.

星に願いを...

そして,月も皓々としていた.

あの時,想っていたことはなんだろう...


バリ島で...

宿泊していたコテ−ジ式のホテル.
オフシ−ズンなのか,貸しきり状態.
夜中にプ−ルサイドで一息.

話しかけてきた従業員に頼んでみた.
「ここの明かりを全部消せる?」
「なぜ?」
「星を見たいんだよ.真っ暗になればきれいにみえるでしょ?」
「OK!!」
彼は白い歯を自慢気に見せつけ,明かりを消しにいった.

ビンゴ!!

いいねぇ,煌々とした星.

少しだけ彼と話をして,あとはひとりにしてもらった.
月も皓々と,そして凛としていた.

あの時,考えていたことはなんだろう...

深夜,ベランダでふと思いだしたこと.
街も明かりを消して眠りにはいっている.

眠気が少しだけ...押し寄せる.
よし,よし.
眠ろう...

★ 追悔(ついかい) くやむこと.


2003年05月15日(木) 胆力...退けば老いる,臆せば死ぬ

体調が悪いと,気力まで落ちる.
食欲もなく,体力まで落ちるとなおさらだ.
こんなときは何をやってもいい結果が出ない.
更に落ち込む...
マイナスへとまっしぐら.
いかん...と焦っても,更に深みにはまったりして.

でも...

食欲もでてきて,回復の兆し.
いい感じ.

なぜだろう...からだに力を感じる.
なぜだろう...眼に力が戻ってきた.

体調の悪いのなんて吹き飛ばそう.
とにかく,諦めずにやるしかない.
退いたら老いてしまうし,臆したら死んだも同然だ.

諦めないこと,それが打開する鍵になるから.


さて...明日はDMCの打ち上げ.
久しぶりに共演者とスタッフ勢揃い.
楽しみだ.

★ 胆力(たんりょく) ものに恐れず臆しない気力.


2003年05月14日(水) 消閑...閃きに期待して

ずっと寝てもいられない性質なので,本を読んだり,
サイトの更新したり,映像編集したり...一日を過ごす.

ほんとうにやるべきこともあるのになぁ...と思いつつ.

体調のせいか,天気のせいか,今日はいまいちの気分だ.
この辺をコントロ−ルしないといけない.

こんなときもあるのだと,自分に言い聞かせる.

なんかくらい日記だな...

最近,本を読みあさっている感がある.
電車の中では,どうも何かやっていないと落ち着かない.
寝ようにも眠れないのだ.

電車の中で熟睡しているひとをよく見かけるけれど,いいなぁ...
なんて思う.
疑問もある...なんで眠れるの?って.

随筆,小説,論文...
ジャンルはあまり問わない.
読みたいものを読む.
これに限る.

いい小説や論文に出会えるといい気分になるね.
同じ考えだったり,新しい発見だったりと.

退屈な時間に何をしたらいいのか...
無意味に過ごすのも時にはいいだろうけれど,いつもでは心もとない.
そう考えると,何か閃きそうだな.

体調も回復気味.
今宵は雨の音でも聞きながら,自分の閃きに期待して考えよう.


★ 消閑(しょうかん) ひまをつぶすこと.


2003年05月13日(火) 幻月...夢でもいいから

体調悪く,友人と知人に会うのをキャンセル.
悪いことしたな...って気分.

面白い話,良き話,仕事のこと.
沢山新しいことが待っていたのになぁ.
延期ということで了解してもらった.

健康管理が最近ヤバイなぁ.
気をつけねば!!

月のことを横になりながら調べていたら,日記の題になっているものを発見.
知らなかった...
みたこともない...

誰かみたことありますか?


幻でもいいから.
夢でもいいから.
みたい!!
逢いたい!!

体力もたず...眠るとするか.

★ 幻月(げんげつ) 月の両側に現れる光輝の強い点.
           空中の氷晶による光の屈折でおこる暈の一種.


2003年05月12日(月) 滄溟...深く,優しく,厳しく.

サイトのギャラリ-に,久しぶりに写真をアップした.
単に更新していなかった,ともいうが...

今回は海の写真がメイン.
お時間のある方は是非!!
DRIVE ME CRAZYの写真も少々...

さて...

海はいい.
ぼぉ〜〜っとできるし.
波乗りもできるし.
気分は爽快になるし.
心は癒されるし.

でも,時には牙をむく.
穏やかな海は,やさしくて,老若男女を楽しませて,和ませてくれる.
荒れた海は,命をも奪い,災害をもたらしたりもする.

大自然の脅威というやつだ.

海と関わって感じたこと...それは...

人間は,自然に受け入れてもらっていると勘違いしているけれども,
自然は...大自然は決して人間をいつも受け入れてはいない,という事実.

注意しないと,とんでもないことになる.
人間は勘違いしているところが多々あるからね.
開発による環境破壊,ゴミ問題...いろいろありすぎる.
相手を傷つけすぎている気さえ,ぼくはする.

自然はやさしい時もあるけれど,そうじゃないときもある.
自然のせいにしないように,これからの季節,気をつけましょう.


母なる海...
母親のように優しく,厳しいのだから.

母の日は,みんなで食事をしただけ.
今年は何もあげなかったな...

★ 滄溟(そうめい) あおあおとした海.


2003年05月11日(日) 想蘊...点と線の行方

お試し期間が終了した.
なので,当日にアップできず...悔しいぃ...

さて,本篇.

今日は久しぶりにスク−ルに顏をだした.
Webのデザイン構築の講演を聴きに行ったのだけれど,なかなかよかったな.
映像制作にも役に立つと思ったから.

そしたら...そのとおり,ビンゴだったよ.

archetecture...建築,構成,設計って意味かな.

これについて,デザインと関係を持たせ,人の心理や行動を点から線にして
結んでいくにはどうしたらいいのか...
そして表現するには...
って内容.
映像作品を創るのにも一役かってくれる.

以前から,少しずつ勉強していたので,最初の頃より理解できて,
制作に応用もできそうだ.

これを研究...大袈裟だな...勉強して自分なりにいえることは
映像もデザインも二通りの種類があるということ.

自己満足のもの.(あてつけ,よくいえば...自己表現!?)
人の心理,心情を動かすもの.(戦略的)
...一番いいのは,両立できたら最高だけれどね...

やりがちなのが前者の方だね.

しかし,ぼく的にはどっちがいいとか悪いとか,いえないと思う.
やりたい!,表現したい!ってときもあるし...
観てほしい!,笑わせたい!,泣かせたい!ってときもあるし...

唐突だけれど,恋愛も似ている構造だと思う.
今まで点だった男女が,線になってつながる.
その構成部分を戦略的にやれば成功間違いなしってとこか.

いやいや,そんな単純じゃないよね.
駆け引きあり,心の変化あり...
切なさあり,傷みあり...

思ったようにいくときもあれば,そうでないときもある.
複雑だからね...


帰りに,友人の個展によってきた.(5月8日参考)
イ・ヤ・サ・レ・タ
ほんとに...癒された.

今までは猫,海やイルカをモチ−フにしていたけれど,今回はそれに
花も加わり,カラ−もいろいろ使い,いろんな技法を使っていて良かったな.
いろんな人にも見てほしいから,許可をとってサイトのギャラリ-に載せようか...

★ 想蘊(そううん) 感受したものを表象する


2003年05月10日(土) 玄武...明日に向かって撃て!

フライング...(M監督語録)

月が紅い.
紅い上弦.
神秘的...(深夜02時ベランダから)

***********************************

日記本篇.

なんか妙なタイトルになってしまった.

ぼくは今まで,邦画というものをあまり観ない人だった.
が,ある映画をきっかけに観るようになった.
最近もいろいろ観たが,邦画...いい映画あるね.
いろいろ研究しようっと.

さて,その映画とは...「ガメラ」.
昔のではなくて,平成版「ガメラ」.(パ−ト1〜3あり)
特に「ガメラ3」.

数年前に,このK監督のお父さんと仕事を一緒にしたことがあった.
いつも息子はあ−だ,こ−だというので観ることにした.

怪獣映画か...ウルトラマンの方がいいなぁ,などと思いながら観たん
だけれど...すごい!!すごいのである.

なにがすごいか...リアル.
CG合成とかそういうものではなくて,物語の背景と展開がリアル.

あれだけの巨体が動き回るのだから,必然的に一般市民は踏みつぶされ,
瓦礫の下敷きになり,彼が火を噴けば,それに巻き込まれてしまう.
敵を倒すためなら一般市民は関係なしって感じ.
それをここぞっていうときに,うまく描いている.

リアルだ.

人間が夏の夜の蚊を殺すごとく,ガメラは人間をそんな現実に巻き込んでいく.
もちろん,彼は地球を人間を守ろうとするのだけれどね.

彼の心と人間の心の表現もいい感じ.

アクション,心...そこまでのディテ−ルを描いた怪獣ものは観たことが
なかったので,感動したな.

そんなパ−ト3のラストシ−ン.

名画「明日に向かって撃て!」のラストシ−ンを重ねてしまう,ぼく.
カッコイイのである.

興味のある方は,2本まとめて是非観てください.
損はしないと思うよ.
先に「明日に向かって撃て!」を観ることが条件.

なんか日記じゃないみたい.
いつもとはカラ−が変わりました...すみません.

さてさて,自分の作品の脚本でも書くか.

★ 玄武(げんぶ) 青竜,白虎,朱雀と共に四神のひとつ.
          北方に配し,水の神で,亀に蛇の巻きついた姿.


2003年05月09日(金) 救治...上弦の月

今宵は,なにげに月がきれいにみえる.
朔望(さくぼう)は上弦.(または半月ともいう.)

波乗りにでかけるとき,いつも夜空をみああげるクセがあるんだよね.

なぜか...
朔望から潮の満ち引きを判断するため.

●新月    大潮 干満の差が大きな時期
       中潮 干満の差が中程度の時期
 上弦    小潮 干満の差がが小さな時期
       長潮 干満の間隔が長く、変化が緩やかな時期
       若潮 干満の差が大きくなり始める時期
       中潮 干満の差が中程度の時期
○満月    大潮 干満の差が大きな時期
       中潮 干満の差が中程度の時期
 下弦    小潮 干満の差がが小さな時期
       長潮 干満の間隔が長く、変化が緩やかな時期
       若潮 干満の差が大きくなり始める時期
       中潮 干満の差が中程度の時期
新月へと...

こんなサイクルになる.(ゴチャゴチャしてごめんなさい.)

つまり,何が言いたいかというと!!
うねりがしっかりと届いているときはいいけれど,あまりそうでないときに
この潮の動く時期を考えて海に入るのだ.
そして,更に満潮干潮の時間も関係してくるというわけ.
(うねりが届いているときは,それはそれでいいのだけれどね.)
潮が動く...それが小さいうねりにのると波がワンサイズ大きくなる.
自然の流れを読んで,その恩恵を頂く感じ.

新月,満月は潮が大きく動くサイン.
上弦下弦は潮があまり動かなくなるサイン.

だから,今宵は海も静かになろとしている...
(低気圧や台風が来ていたら話は別ですよ.)

で,更に何が言いたいのかというと...
ぼくは上弦の方が好きだということ.(なんて遠回りなんだ.)
下弦は新月になろうと月が消えていく通過点.
上弦は満月になろうと真ん丸になっていく通過点.

だから上弦は...

まるで,自分の片割れを探しているように...
まるで,失ったものを取り戻すように...
何となく満たされる気分になるから.

ぼくのサイトも「Blue Moon Rise」...と月が関係している.
気が向いたら,遊びに来てください..

http://www.bluemoon-rise.com

★ 救治(きゅうじ) 救って以前の状態に引き戻すこと


2003年05月08日(木) 係恋...不安を乗り越えろ!!

コピ−シリ−ズ再び.

電車の壁に貼ってある広告から.
(ある私鉄です...)

「片想いは不安
 両想いも不安」

どっちなんだと思わず突っ込みたくなるが,いいコピ−だと思う.
これをはじめてみたときは,なんか胸がキュンとした記憶がある.

1文字ずつ違うだけのすごさだね.
「片」と「両」.
「は」と「も」.
対をなしていて,最後に「も」で見るひとの共感を呼び込む.

1文字にすごい戦略を感じてしまうのは,ぼくだけだろうか.

coolなコピ−もかっこよくていいけれど,こんな風に心に響いたり
キュンとなってしまうものは,すごく好きだな.

一昨日書いた,「絶望を飲み込む愛」にちょっと似ている気がする.
絶望や不安を乗り越えてこそ,きっと幸せになれるのだろう.
または,ふたりで乗り越えて解決してこそ...ねっ.


唐突ですが...
友人が個展をやっています.
懐かしいような,心洗われるような...画と文が醸し出す癒し系かな.
東京近郊の方,興味のある方は是非!!

川上典子 木版画展
5月8日〜14日
池袋東武百貨店 本館6F1番地 美術画廊小サロン

★ 係恋(けいれん) 心にかけて想い慕う


2003年05月07日(水) 海恕...楽園へとつづく道

ぼくのお気に入りのsurf pointに,こんなところがある.

林の中にある獣道みたいな道を5分くらい歩く.
これが海に続く道!?という不安に襲われるくらいの道.
そこを抜けると日差しが容赦なく照らしてくる.
今までの木陰が嘘のように...
そして,ちょっとした砂丘のようなところを駆け上がると
砂浜と海が予想以上の広さで現れる.
地球って丸いんだなぁと認識させられる微妙に湾曲した水平線.
蒼い海.

あれ?これどっかでみたことあるぞ!!

「Endless Summer」というsurf movieのワンシ−ンだ.
ロケ−ションも壮大さも映画の中のポイントにはかなわないけれど.
でも,似ている.
いいところ.
いいじゃん,自分の中のワンシ−ンなのだから.

雰囲気.
林を抜けてから現れる海.
きれいなんだよぉ,じ−ま−で.

このポイントに行くと映画の中にいる感覚になって,テンションもあがる.
アドレナリンの分泌.

楽園へとつづく道.
嫌なことも辛いことも,全てを癒してくれる不思議な小道.

いやぁ...今日は暑かったね.
でも,今は夜風が心地いい.

こんなサ−フポイントを集めたサ−フロ−ドム−ビ−を撮りたいねぇ.
サ−フロ−ドム−ビ−.
DMC撮影中に,ひょんな話からでたこと.

きっかけは,どこかにあるよね...必ず.

★ 海恕(かいじょ) 海のような広い心で許してくれること.


2003年05月06日(火) 驍毅...絶望を飲み込む愛

人を愛することは
つまり
絶望さえも
愛することなのだ

新聞を読んでいたら,ある本のコピ−が目に入った.
(知っている人もいるね,きっと.)
おおぉぉ!!なんかすげぇ...ってなことで,愛について語るかな.
と,思ったけれど,静かな日常がジャンルだから軽くね.

このコピ−,奥が深いと感じた.
「好きだよ」や「愛してるよ」に付随するのが「絶望」だからね.

「好き」なら軽い感じで別に絶望とは関係ないのかな...

「愛する」だと絶望も一緒にということになる.

確かに,「好き」とは言えても,「愛してる」とは中々言えない.
...気がする.
心底惚れていないと,薄っぺらな言葉になる感じがするな.

ぼくは簡単にこの言葉は言えない.

他の人はどうなんだろうか?

...と書いてはみたけれど,どうってことない内容になってしまった.
なので,絶望についてもひとこと.

絶望...重いなって感じだけれど...
ぼくが思うに,絶望は終わりじゃないということ.
そこで諦めてしまうことこそが,ほんとうに可能性すらなくしてしまうこと.
そう思う.

世界情勢やSARSや野球の結果や経済なんか,吹っ飛んだコピ−.
いいね,これ.

たまに,コピ−シリ−ズをやろう.
明日もやりそうな気配...

ところで,この日記の最初からでてきているDMCというもの.
『DRIVE ME CRAZY』という映画なのだが,8月1日に公開が決まった.
劇場 テアトル池袋 13:00〜
お近くの人は是非観に行ってください.

オフィシャルサイト
BANANA
http://www003.upp.so-net.ne.jp/banana/index.htm

ぼくのサイトのリンクからもいけます.

★ 驍毅(ぎょうき) 強くしっかりしていること


2003年05月05日(月) 静寂...無駄の中の意味

今日は何をしていたのだろう.
静かな日常...
この日記のジャンルのような.

静かすぎる日常の方が的確かもしれない.
無気力なのかも.

海をぼぉ〜〜っと眺めるような,そんな1日だった.

昨日に引き続き蝶が舞っていた.
夕方は蝶には風が強すぎたな,きっと.

蝶って,山では生態系の善し悪しを示唆する存在らしい.
蝶のいる山はいい山.
蝶のいる山は生きている山.
山師の方がそういっていた.

食物連鎖の形態がいいのだろう.
花があり
蝶がいて
それを食べる昆虫または動物がいて
更にその動物を食べる動物がいて...という感じ.

いつもだけれど,今日はいつもよりまとまらない.

穏やかであり,無気力な1日.
たまにはいいなぁ...なんて思いながらも,イカンイカンと思う自分.

脚本でも書くか.
編集でもするか.
素材でもつくるか.

慌てずいこう...でも,確実に着実にいこう.
無駄に過ごした時間の中にも意味はあるよ.


2003年05月04日(日) 邂逅...共有した刹那

人の混雑を避けて,自宅で過ごすGW.
というより,予定は何もいれなかった.(苦笑)
何となく人もまばらな街並.
いいねぇ,こういうの.

どこに行っても混んでいるし,おまけに高いし...
いいことないよ.
まぁ,楽しいのは楽しいんだろうけれどね.

ぼくはそいうの苦手.
人のいないところで,ゆっくりとのんびりと過ごす.
最高の贅沢だと思うから.
思いのほか時間を無駄に過ごす感じだろうか.
そういうのがいいんだよな.
お金じゃ買えない時間と空間.
そんな軸があるからかな.
(そういうCMあったね!!)

そんなGW...
今日は親に頼まれた名刺をつくったり,昼寝したり,一服したり.
そう...
その煙草を吸うときに,いいことがあったんだ.
4回も.
ベランダに吸いにでるたびに,蝶が飛んでいた.
アゲハチョウ,クロアゲハチョウ,モンチロチョウ
そして...アオスジアゲハチョウ...
一匹ずつ,ぼくの前に現れる蝶.

蝶はいいことを知らせる神の使いと,M監督がいっていたな.
DMCの撮影中もアゲハが飛んできたっけな.

何かいいことがある知らせだと信じる.
何かわくわくするね〜〜.

偶然なのか...必然なのか...
タイミングよく飛んできた蝶たち.

少しでも暖かく
少しでも陽光に
少しでもいい風に
恵まれて生きて,飛んでいてほしい.
短い命なのだから...

心からそう願う.
また,逢えるといいなぁ...あの蝶たちに.

ちょっと長くなるけれど...知人が作った蝶の詩をどうぞ.



ひらひらと舞う薄桃色の花びらの中
凍える冬を越え
さなぎの中から黄色の羽根

生まれたばかりの小さな蝶
自分の名も知らず
自分の命も知らず
自分の背にある羽根のため
花びらとともに 風に舞う

必ず地面に舞い落ちて
死すべき時がやってくることを
その時まで知らずに舞い続ける

決して会うことのない子孫のために
繰り返される時の流れを舞い続ける

いいでしょ,これ.
ぼくのお気に入りです.
これをいつか映像化しないとな...約束したから.


2003年05月03日(土) 水大...上善は水の如し

以前,仕事の中で編集後記なるものを書いている時期があった.
もう数年前のこと.
その時に,波待ちをして海に浮かんでいるsurferは羊水のなかにいる
ような感じだ...と書いたことがあった.

先日,surfingの雑誌を読んでいたら,同じことを書いているライタ−
がいた.
世の中には同じこと考える人,同じ感性の人がいるんだな.
そんな風に感じた.

何か懐かしい感じなんだよな,あの感覚は.
遠い記憶の中にある,無意識の意識の中に残された感覚.

無意識の意識...潜在意識とでもいうのかな...!?

水というのは人間に安心感を与えてくれるのだろうか.
まぁ...時には,牙をむいたりするけれどね.
大自然はすごいからさ.

以下は引用だけれど,書いとくね.

上善は水の如し(老子の故事名言)

最も理想的な生き方は,水のように柔軟に生きることである.
ただ,柔らかいだけではない.
時には氷の如く硬くもなれる,そんな融通の良さが肝心である.

なるほど.
いいね,こういう感覚.

自然に,こんな風に生きたいね.


2003年05月02日(金) 選択...上を目指す

最近,悩んでいたこと.
ふたつにひとつというと大袈裟かもしれない.
でも,進む方向を選ばなければならなかった.

今回,制作(出演だけれど)に参加したDMC.
きっかけにもなり,迷いを振り払ってくれたようだ.

もしかしたら,決めていたのかもしれないが,何か不透明なものが
ぼくを邪魔していた.
なんだろう...
やりたかったこと?
ほんとうにやりたいこと?
いろいろ勉強していくうちに,更に迷ってきていた.

クランクアップをして,全ての元となる方へとぼくは進むことを決意した.

基本ができていなければ,すぐに崩れてしまう.
きっと,もたないだろうし,追い越されてしまう.
後は応用だよ.

不思議な安堵感がからだを流れた.
でも,やっていけるのか...不安もよぎる.

がむしゃらにやっていこう.
そうしなければいけないだろう.

昨年,知り合った某有名そば屋のA氏.
彼もそんなことをいっていたな.
同じような生き方をしている...そんなこともいっていたな.
若いころの自分のようだとも.

ぼくは,ひとつを選択した.
先へ...上へ...行こう.
そんなことをゆっくり考える一日だった.


2003年05月01日(木) 進運...明日に向かって

映画「Drive Me Crazy」のfinal cut.
香盤とは予定が変わって,ぼくの役「ヒロ」のカットがラスト.
監督のOKの掛け声で撮影が終わった.
クランクアップ.

充実感と程よい疲労感.
そして,安堵感.
演じきった...成し遂げた...そんな風に思った.

最初は不安の中でもがいていた.
自分を捨てきれないで,演技ができないでいた.
素でいいよと最初のころは監督が言っていたけれど,それとは裏腹に
いろんな注文!?がやってきた.
話が違うぞぉ〜〜!!と思いながら,役になり切ろうとするぼく.

現実と映画と小説と...
全てのシ−ンがクロスする.(4月23日参考)

あるシ−ンを撮ってから,切り替えのようなことができるようになった.
なんでだろう...でも,なぜかできるようになった.
集中する.
思考回路が切り替わる.
実際,客観的にみたらどうなっているのかわからない.
でも,自分の中ではやっていたつもり.

アクシデント.
降板したいと思った.
和を乱すぼくのエゴ.

自信をなくし,孤立していた.
Yに励まされての復活.

あとは,ひたすら走った.
そして,幕を閉じた...DMC撮影.

いい勉強になった.
演じる側の気持ちも考えもわかったし,演出制作側の気持ちも考えも
わかった.
今後に活かさないといけないな.
そういえば,以前からYにいわれていたことを思い出す.
演じる側のことがわかれば,いい映画を創れるって.
それが現実となり,こんな機会に恵まれたことに感謝する.

昨日は監督宅に泊まり,朝までプレビュ−をみたり,話したり...
何かふたりともまだ余韻に浸っているような,そうでないような感じ.
編集の完成が待ち遠しくなるな.
自分がでているのを観るのは,何か気が引けるが...作品として観たい.
楽しみだ.

ひとつが終わり,また明日からひとつが始まる.
さてさて,先へ進もう.



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