| 詩寄。『カンガイ』...lassie |
困惑 - 2001年03月26日(月)
あなたが存在し始めた日に
私は大人しく
記憶の残骸を
丁寧に
それは丁寧に
整理していました
どうすればいいのか分からなかったから
...
沈静 - 2001年03月25日(日)
目に見えないものがあるでしょう
何故それが分からないのでしょう
季節が変わると言うことは
それに伴って体も変化して
何かに影響しているのです
だから違うと言い続けたでしょう
聞こえないなんて嘘だけでしょう
音は温度に声は風に変わり
この世に虚無も虚偽もなく
醜悪な正しさだけを残して
この愛を終わらせてしまってもいいですか
...
色彩 - 2001年03月07日(水)
除雪機の音に
目を覚ますと
灯りがひとつ
寝顔を照らす
幼い頃に見た
幻想に気づき
ありはしない
色彩を与えた
オレンジの雪
コバルトの壁
コーラルの窓
ネイビーの空
くり返される
除雪機の音が
昔とは違った
幻想を運んで
...
就寝 - 2001年03月03日(土)
キミの寝顔を3秒間見たら
眠ることにするよ
キミの寝息が聞こえたら
どこでもドアで
そこに行くから
絶対にね
...
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