追憶 - 2000年12月30日(土) 怖いほど静かな夜に あたしは目覚め 窓を開ける 冷たい風が目の中を突き抜けて あの日と同じにおい いつかあった場所を思い出す 夢はいつも黒 朝の明るさが 刺激になりすぎて いつもストイックにさせる あたしには光が強すぎます 暗闇を待つとき 思い出すのは あなたと歩いた 深夜の歩道 今も変わらないその道を もう見ることもない 見上げた空は星も見えず あたしはすぐに 眠りにつく 瞼をおろしたほうが明るいのは 昨日の光の所為 いつかあった記憶を取り戻す 闇はいつも青 液体のような 肉体にあこがれて 自分も青になりたかった 今からあたしは水になります 暗闇を待つとき 思い出すのは あなたと歩いた 深夜の歩道 今そこに降り積もる雪は ただの記憶の欠片 闇を待つとき 思い出すのは あなたと歩いた 深夜の歩道 今も変わらないその道を もう見ることもない ...
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