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2002年10月28日(月) 日々雑感:深秋


靴底がコンクリートとぶつかる音が通りに響く。その音は透き通っている。


"No Title_021028"






2002年10月27日(日) 日々雑感:サイトリニューアル


冷えるようになってきた。

多数の犠牲に毒づきながら、夕刻に外に出ると、肺の奥のほうに冷たさを感じる。ものの感じ方も、季節とともに変化していることに気づいた今日の午後、ごくわずかではあるが、サイトの装いを変えようと試みる。

髪を切った後、市ヶ谷のコーヒーショップへ。喫煙席を避け、ノートPCを開く。CSSを組むが、Topがどうにも定まらない。諦めて、店を出ると既にあたりは暗くなっている。枯葉が同一の方向へ流されていく。


"Toward North-West"






2002年10月20日(日) 日々雑感:ネットワーク技術と金融取引


暫くぶりの日記となる。

九月の半ばほどから、猛烈に忙しかった。個人事件として比較的大規模なプロジェクトに関わることになり、事務所外での仕事が増えたのに加えて、事務所内でも〆切が厳しい案件が多数あったためだ。個人事件として受けたプロジェクトは、ITと金融の両領域に関わる重要案件である。

思えば、金融取引とIT技術やネットワーク技術の領域にまたがる仕事に携わるというのは、現在の事務所に入った当初からの夢でもあった。事務所内でも専門として登録している。事務所の仕事としては、過去にいくつかの案件に関わっていたが、IT関連よりもレギュレーション関連のアドヴァイスという色彩が強かった。

この分野には弁護士としてできることが山ほどある。事務所案件により得た経験と知識を活かしながら、今回のような技術的にも法律的にもリーディング・ケースになりうる案件に携われることは、僥倖であったと思う。未知の分野であり、先例はない。手探りで進まねばならないが、やりがいは大きい。

留学を控えた忙しい時期にあたってしまったが、それでも留学前にこのような案件に携わることができるというのは、逆にいえばこの上ない絶妙のタイミングだといえる。

さて、本日は、それとは別に、ネットワーク関連の原稿書きに追われている。いずれ、6名の弁護士の共著本として出版される予定。

下の写真は、したがって、8月の想い出といったところ。



"a holiday@Idee_0208"






2002年10月03日(木) 日々雑感:神楽坂Brussels


昨晩、外国人弁護士の同僚2名と同期の友人とでベルギービールを飲みに行った。島田雅彦が缶詰になっているときに抜け出して通うという噂のある、神楽坂の新潮社の横にあるBrusselsという名のbarだ。

見たこともない銘柄のビールがメニューに並んでいる。より正確には、見たこともない銘柄しか置いてない。AsahiやYebisuどころか、その他の国のビールは置いていない。一言で言えば、toughだ。こんなbarがあるのは東京だけかもしれない、との話をする。

- 最近はIrishの本格的なbarに行ったし(おそらく四谷のMorrigan'sだろうと思われる)、このbarもその国の雰囲気をそのまま持ってる。こんな都市は東京だけだ。

話題はいくらでもあるが、なぜかPresident Bushの話になる。特に話を振ったわけではない。むしろ、持論があるからその話題は避けていたのだが。すると、彼は意外にもBush反対派だという。80%のアメリカ人が支持しているのだから、Minorityなのだけど、彼の政策は世界に対する脅威になりうるという考えを持っているようだ。毎週土曜日に、妻と二時間ディスカッションをするという彼の話を聞いて、我が意を得たりという気分になる。

勿論、その話題はすぐに別の話題に取って代わられる。jerryと表現していた泡の旨いベルギービールに酩酊し、ふと気が付くと既に1:30をまわっていた。次は、神楽坂の雰囲気のあるsake-barを案内すると約束して、店を出る。

翌日、二日酔いの頭を抱えながら事務所のPCを立ち上げると、もう一人のforeign attorneyからこんなURLが送られてきた。

http://www.bushorchimp.com/

なんとも絶妙だ。







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